ヤマハ インプレス ドライブスター ユーティリティ(2024)の試打計測を行ったのでレビューしていきます。
計測にはトラックマン4を使用(今まではGCクアッド使っていましたが、アプリなどソフトウェアの使いやすさから変更しました)
【結論】絶大な捕まりの良さと高弾道!優しくスライスを抑えたいならおすすめ
捕まりの良さがまずは際立っていました。このあたりはさすがインプレス ドライブスターといった所ですが歴代モデルの中でも一際バックスピンが入ってくれるのでグリーンを狙っていくショットにも安心感があるのが良かったです。
バックスピン量が多いことから浮力もしっかりと付くので200ヤード付近のショットでスピン不足を感じている人にも扱いやすいでしょう。
優しく捕まるので初速はとてもよく出てくれるのでスピンを稼ぎつつも飛距離を出していけるのが強みとなるユーティリティです。
スライスを抑えて飛距離を出したい方。それでいてバックスピンもちゃんと入ってグリーンで止められるユーティリティを求めている方にピッタリです。
とても扱いやすいクラブなので初心者から上級者まで幅広くおすすめできます。
トラックマンによる試打計測データ
2024年よりユーティリティでの計測ヘッドスピードは約40m/s前後での計測に統一しています(1m/sぐらいは前後するのはご了承ください)。
項目 | トラックマン平均値 |
---|---|
H/S (m/s) | 40.2 |
B/S (m/s) | 58.4 |
打ち出し角(度) | 15.7 |
打ち出し方向(度) | -1.5 |
バックスピン | 5422 |
スピン軸 | -6.1(左) |
最高到達点 | 35.2 |
降下角度(度) | 48.1 |
曲がり幅(yd) | -11(左) |
左右ブレ(yd) | -16(左) |
キャリー(yd) | 189.4 |
総距離(yd) | 197.7 |
スマッシュファクター | 1.45 |
6番ユーティリティは23°です。キャリーは190ヤード飛距離は申し分ありません。スペックを考慮すると飛びについてはまずまずといったところです。
とはいえ最強の飛距離だ!とは言えません、もっと飛ぶユーティリティだとあと平均で5ヤードぐらい出ているイメージです。
初速はトップクラスの数値が出ているものの、今作はバックスピン量が5400回転を平均で出ています。飛ぶユーティリティと比較するとスピン量が1000回転近くも増えているのが激飛びとまではいかない要因ですね。
ヤマハ インプレス ドライブスター ユーティリティ(2024)の弾道
捕まりも良くてバックスピン量もかなり多いです。高スピンハイドローが打てるユーティリティとして見れば素晴らしく打ちやすいです。
スピン量が多いので降下角度は平均で47°とかなり急角度となっています。
一方で捕まりすぎることもありました。
これは筆者自信がドローボールを持ち球にしている事も関係していますが、これが出てしまうのが怖い点です。
全体の傾向を見ても左に集中しています。右へ行く打球は今回は全く出ませんでした。
スライスだったり右へ行く傾向が強い人には扱いやすいタイプです。
ヤマハ インプレス ドライブスター ユーティリティ(2024)のフィーリング
2024年モデルのドライブスターは共通して打感が気持ちいいです。
カーボンコンポジットヘッドとは思えないほど音が良くて「弾いてる」のが爽快!フェース下目に当たっても弾きが鈍くなることもないし打球も上がってくれます。
トップ気味に当たりやすい人にも扱いやすいと思います。
ヘッド形状やテクノロジー
X37というドライブスターのウッドラインナップではお馴染みとなった高強度素材が使われています。
そしてクラウンには軽量のカーボンクラウンを組み合わせることで大きく低重心化をしています。
横から見るとこういった形状です。フェース下を薄肉化しているらしくトップ気味でも反発します。
これは実際に打ってみても確かにそれを感じられたので打点が上下にブレやすい人にも優しく感じれるはず。
形状はオーソドックスで癖がありません。
フェースアングルはフックです。ここで好き嫌いは別れるかもしれませんが捕まりはめちゃくちゃ良いので右に行く気が全くしません。
ネックは接着タイプです。
良かった点と微妙な点
良かったところ
- 捕まりが良くて初速もよく出る
- 高スピン弾道が打ちやすいのでグリーンで止めやすい
- 右へのミスは大幅に軽減できる
微妙なところ
- 捕まりすぎる傾向はあるのでドローヒッターには扱いにくいかも
データチャート
捕まりの良さは突き抜けています。またスピン性能とミスへの耐性も非常に高く、アマチュア目線で見ると非常に優しく打てるクラブに仕上がっていました。
初速性能は高いので満点を付けてあげたかったのですが、スピン性能が高いことが影響してのこの飛距離の評価となりました。決して飛ばないわけではないです。
まとめ
スライスによる方向性の悪さや飛距離ロス、そしてラウンドでの右へのミスがスコアに影響を与えている方には是非とも試してもらいたいです。
スピンが適度に入ってくれるのでロングゲームでもグリーンをキャッチしやすいのも強みでしょう。
今作はアマチュアゴルファーの多くが抱える悩みを解消してくれるユーティリティとなっていました。非常に打ちやすくて良いモデル。
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