今回はゼクシオシリーズで初めて調角機能(カチャカチャ)が搭載された事でも話題となったゼクシオエックス(2022)ドライバーの試打計測を行いました
まあいつものゼクシオにカチャカチャ付けただけでしょ?と思っていました。そう、実際に打つまでは
実はこの記事を執筆している段階ですでに注文をしています(笑)2021年のナンバーワンドライバーはこれで決まりではないかと思っています
今作のゼクシオの最大の特徴はゼクシオ12と同様で、上記写真にあるクラウンの出っ張り!
飛びの翼というキャッチコピーで宣伝されているものです。このアクティブクラウンという出っ張りを搭載したことでクラブ軌道などが安定するらしいです
テーラーメイドのSIMのやつを上側に付けたようなイメージかなと勝手に思っています
カチャカチャもついて自由度が増したのは嬉しいですね。スリクソンZX5で使っていたスリーブも使うことができました
ということで今回は純正シャフトでの試打に加え、カスタムシャフトを装着した場合の試打データも計測してみました
ヘッド単体(スリーブ抜き)の重量は194.1gです
今作は飛距離も出ますがゼクシオらしい簡単さが魅力。カスタムすれば全てのゴルファーがゼクシオエックスの飛距離性能と安定性の恩恵を受けることができる!そう感じるほど高評価でした
それでは詳しいデータを見ながらゼクシオエックス(2022)ドライバーについてレビューしていきます
- ヘッド:ゼクシオエックス
- ロフト角:9.5°
- シャフト:Miyazaki AX-2(純正シャフト)
- フレックス:S
- ボール:タイトリスト プロV1x
- 弾道計測器:GCQuad
ゼクシオエックス(2022)ドライバー試打計測データ
▼平均のデータが下記
ヘッドスピード(m/s) | 48.0 |
ボールスピード(m/s) | 68.5 |
打ち出し角度(°) | 17.2 |
打ち出し方向(°) | 1.0(右) |
バックスピン(rpm) | 2284 |
サイドスピン(rpm) | -283(左) |
ピーク時の高さ(yd) | 45.2 |
降下角度(°) | 45.8 |
センターからのブレ(yd) | -12(左) |
キャリー(yd) | 269.0 |
総距離(yd) | 282.6 |
以上が純正シャフト装着時の計測データになります。初速・キャリーと文句なしの好結果です。シンプルに飛びます。ゼクシオ12も同じように高初速でしたが似たような結果でした
打ち出し角は高めです。今回は9.5°を打っていますが純正シャフト装着時は上がり過ぎなぐらいですね
バックスピン量は少なめで2200回転がボリュームゾーンです。なにもいじっていない状態でこれ。打球の質も強くて素晴らしいです
ヘッド単体でのポテンシャルは最高
ほぼ完璧に近い感触でしたが、デメリットを言うなら上がりすぎて降下角度(45.8°)がつきすぎているということでしょう。ランを出すためにももう少し抑えていきたいところですね
▼弾道イメージを見てみるとこんな具合
ゼクシオシリーズらしく簡単に捕まってくれます。ストレートからフックになるのが基本的な弾道です
左へ絶対に行かせたくないなら嫌がる人もいるかもしれないとは思います
バラつきが出ていますが右方向へのミスはでませんでした。高さはまあまあ揃っています
ミスヒット時の飛距離ロスが小さく、縦距離のバラつきは小さく安定性はさすがといったところ
ゼクシオエックス(2022)ドライバーは打感が気持ちいい
ゼクシオサウンドと呼ばれる爽快な打球音ですが、ゼクシオ12よりは控えめな打音に感じました
これは普通に気持ちいい打感です。ZX5も持っていて使ったりもしますけど、それよりも打感は全然良いですね
音はでますがカーンという音ではないのが好印象
ゼクシオエックス(2022)ドライバーにカスタムシャフトを装着
カチャカチャができる初のゼクシオなのでシャフトを入れ替えてのテストも行ってみました。結果からいうとめちゃくちゃ面白いです。これでゼクシオを使う人がさらに増えることは間違いないでしょう。これは売れる
装着したのはツアーAD TP 6S、長さは45.0インチです。先端剛性の高めのシャフトで試して見ます
▼計測データは下記
▼平均のデータが下記
純正 | ツアーAD TP | |
ヘッドスピード(m/s) | 48.0 | 47.0 |
ボールスピード(m/s) | 68.5 | 67.4 |
打ち出し角度(°) | 17.2 | 16.5 |
打ち出し方向(°) | 1.0(右) | -0.2(左) |
バックスピン(rpm) | 2284 | 1962 |
サイドスピン(rpm) | -283(左) | -148(左) |
ピーク時の高さ(yd) | 45.2 | 39.7 |
降下角度(°) | 45.8 | 41.8 |
センターからのブレ(yd) | -12(左) | -10(左) |
キャリー(yd) | 269.0 | 269.8 |
総距離(yd) | 282.6 | 285.2 |
比較したデータがこちら。ぼくにとっては純正よりさらに良いデータとなりました
総重量が増したことでヘッドスピードやボールスピードは低下しています。まあこれはしょうがない。それよりも期待どおり打ち出し角が抑えられ低スピン化もしたのが良かったです。ゼクシオのイメージを覆す圧倒的な好データ
結果、ツアーAD PT装着時の方がキャリーも伸びてランも出る弾道となりました。ただでさえポテンシャルの高いドライバーヘッドなのに加え、こういったカスタマイズができるようになったのはデカイです
▼弾道イメージが下記
純正シャフトよりも弾道も落ち着きました。バックスピン量に加えてサイドスピンも減っています
懸念点だった降下角度も41°ぐらいまで抑えることができました。ランにも期待できます
左右のバラツキも最小限に留めることができました。高さは純正シャフト装着の時と同様で安定しています
純正だろうがカスタムシャフトだろうがオフセンターへの強さは同一。とにかく優しいというのは変わらずです
ゼクシオエックス(2022)ドライバーのヘッドについて
ブラックベースにグリーンの差し色というデザイン。ソールの見た目はまあまあかっこいい方なんじゃないでしょうか
フェースアングルはゼクシオ12と比べるとだいぶストレート気味。ややフックフェースではありますが、カチャカチャで調整できるので大きな問題でもないです
ヘッドサイズはゼクシオなんでデカイです。ぼくとしてはこの大きさは安心感があって良いと感じているところ
気になるのはクラウンのデザインです。出っ張りはアドレスすると意外と気になりませんけど、模様は過剰に入りすぎ
出っ張りがあるからここが目立ちすぎないように模様をたくさん入れているのかなーと深読みしてしまいますね(笑)
ゼクシオエックス(2022)ドライバーの総合評価
最高です。ボールスピードの速さとそれを安定させるオフセンターの強さも抜群です。2021年でナンバーワンと言える評価の高い1本となりました
純正シャフトであれば軽量なのでヘッドスピード40m/s前後から使えます。さらにカスタムすれば50m/s以上でも当然いけます。カチャカチャがいらないしって方はゼクシオ12も最高だったのでそちらがおすすめ
安定してドライバーを遠くに飛ばしたいならゼクシオというブランドイメージを持たずにすべてのゴルファーが試すべきです
おすすめ度:
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