今回はゼクシオ12アイアンの試打計測を行いました
ゼクシオももう12代目ということで既に飽きてきているのが正直な気持ちですが、ゼクシオ12ドライバーも想像よりも高性能だったのでまだまだ期待できるシリーズということを再認識させられました。ゼクシオエックスドライバー&アイアンも良かったですし最近のダンロップのクラブは当たりが多いです
ゼクシオ12アイアンはシリーズ最高の初速性能とたわみを大きくアピールしているのが特徴。特にフェース下部での反発力を向上させているそうです。まあいつものゼクシオといえばそう
ゼクシオシリーズのアイアンもどんどんロフトが立ってきていて、12のかなりのストロングロフト化が施されています(7番で28°)
ただ驚きなぐらいに低重心化がされていてめちゃくちゃボールが上がりました。むしろ上がりすぎなぐらいで飛距離はそれなりという結果だったんですが、降下角度が凄まじくて50°です。もうどんなグリーンでも止められてしまいます。ゼクシオ強い！
L字グリーヴという構造を採用したことでフェースのかなり下側までたわむのも影響しているのかもしれません。ココ最近では最も高弾道なアイアンといえます
真上からグリーンを狙っていける上がりやすいアイアンで、ボールが上がりづらくて悩んでいるならかなりおすすめです
それでは詳しいデータを見ながらゼクシオ12アイアンについてレビューしていきます
- ヘッド：ゼクシオ12
- 番手：7番
- ロフト角：28°
- シャフト：NS PRO 850 DST
- フレックス：S
- ボール：タイトリスト プロV1x
- 弾道計測器：GCQuad
ゼクシオ12アイアン試打計測データ
▼平均のデータが下記
| ヘッドスピード(m/s) | 38.5 |
| ボールスピード(m/s) | 53.8 |
| 打ち出し角度(°) | 20.7 |
| 打ち出し方向(°) | 0.2(右) |
| バックスピン(rpm) | 6028 |
| サイドスピン(rpm) | -109(左) |
| ピーク時の高さ(yd) | 38.1 |
| 降下角度(°) | 50.3 |
| センターからのブレ(yd) | -1(左) |
| キャリー(yd) | 168.3 |
| 総距離(yd) | 180.6 |
以上が計測データです。初速はゼクシオエックスアイアン(2022)よりも1m/sほど速いという結果となりました
ただ、ロフトの割には飛距離が出なかったなという印象があります。高弾道すぎると言えるほど高さが出てしまっているが要因です
打ち出し角が20°を超えでバックスピン量も6000回転を超えています。降下角度も50°という驚異的な数値でほぼどんなグリーンでも止められてしまうデータです
ゼクシオ12アイアンは見た目よりもスピンが入ってくれて止められるというタイプ。高さが出づらい方やグリーンで止まらないと悩んでいる人には最適です
逆に言えばこれだけ高さを出せてキャリー170ヤード近くを出せているから凄いところではあります
低中弾道でキャリー不足を感じているなら高さは簡単に出せるのでおすすめ
▼弾道イメージを見てみるとこんな具合
球筋はストレートです。特別捕まるという印象もありません。まあいつものゼクシオらしいといえばらしい
安定性は極めて高くオートマアイアンです。その代わり操作性は皆無
高さはそれなりに揃います。ゼクシオエックスのほうが上下の打点ブレに強い印象がありますが、左右ブレは極小です
さすがの安定感です。オフセンターヒット時のヘッドのブレもかなり抑えられていますね
ゼクシオ12アイアンは超高弾道
兎にも角にも上がるアイアンです。打ち出しからいきなりドーンといく感じです。低重心化がこれでもかと言うほどされているのでしょう
おまけにスピンもある程度確保されていてストロングロフトながら高さ不足になることはないです
これだけ簡単に上がってくれるとボールを上げたくなる動きも抑えられるのでスイングにも好影響が出そうです
ゼクシオ12アイアンのヘッドについて
ゼクシオ12アイアンはとてもボテッとしたヘッドデザインです
ポケットキャビティ部分はこんな感じ。かなり大きなポケットで深低重心を徹底的に施しているのがわかります
ヘッド形状はいつものゼクシオって具合です。グースが強めに入っています
トップブレードもしっかりと厚さがあります
ソールがめちゃくちゃ広いです
横から見るとさらにソールの広さがわかります。凄まじいソール幅
データを見ても高弾道でしたが、これを見ればそりゃ上がるよなと納得せざるおえません
フェースを正面からみるといつものゼクシオ。打感は弾き感強め。ここもいつもどおりで特筆するものはないです
ゼクシオ12アイアンの総合評価
オフセンターヒット時の安定感と高弾道が本当に簡単に打てるのが強みのアイアンです。歴代ゼクシオの中でも特に上がりやすいです
今はゼクシオエックスアイアン(2022)があるのでこれぐらい極端に性能を振り切っているのは良いと思います
高さに悩んでいる方であればキャリーアップが見込めるのでとてもおすすめです。あとグリーンで止まりにくいと感じている方にも最適。高さとスピンでしっかりと止めることができるはず
おすすめ度：
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