どうもまさです
本間ゴルフから発売されるツアーワールドシリーズの新製品アイアン「TW747Pアイアン」を試打しました
試打の際に弾道計測器を使用し、実際の飛距離性能やスピン量なども測りました
そこで当記事では、TW747Pを試打して良かった点と、ココはちょっと気になるという点を含めて正直にレビューしていきます
どうぞクラブ選びの参考にしてください
本間ゴルフTW747Pの概要
本間ゴルフのツアーワールドシリーズの中ではポケットキャビティのアイアンであるPシリーズが実は一番人気。そのPシリーズの最新モデルが「TW747P」
今作はロフトを従来のPシリーズよりロフトを立てたストロングロフト設計になっており、シャープでコンパクトな形状ながら大きな飛距離性能が魅力のアイアンです
そしてソールには高比重のタングステンウェイトを装着していることで低重心化し、ストロングロフトながらボールの上がりやすさについても進化しています
本間ゴルフのアイアンはメッキ処理がしっかりしているので長く愛用できるのも大きな特徴です
- 前作TW737Pよりも飛距離性能が向上
- ソールにタングステンを内蔵し低重心化
- シャープな形状のポケットキャビティアイアン
スペックについて
TW747PにVIZARD for TW747のRが装着されている場合のスペックです
装着シャフト:VIZARD for TW747 R | |||||
番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ | バランス | 総重量 |
4 | 19.0 | 60.0 | 38.75 | D0 | 364g |
5 | 21.5 | 60.5 | 38.25 | D0 | 370g |
6 | 25.0 | 61.0 | 37.75 | D0 | 376g |
7 | 28.5 | 61.5 | 37.25 | D0 | 383g |
8 | 33.0 | 62.0 | 36.75 | D0 | 390g |
9 | 38.0 | 62.5 | 36.25 | D0 | 397g |
10 | 43.5 | 63.0 | 35.75 | D0 | 403g |
11 | 48.0 | 63.0 | 35.0 | D0 | 413g |
SW | 56.0 | 63.5 | 35.0 | D0 | 415g |
TW747Pの特徴
TW747Pの特徴に関しては以前記事にしている
本間ゴルフの新作アイアン「TW747Vx」「TW747P」特徴まとめという記事でも紹介しています
ヘッドの特徴に関して興味がある方はどうぞ合わせてご覧ください
本間ゴルフTW747P試打レビュー
バックフェースのカーボン調の3Dエンブレムがかっこいい、ポケットキャビティ系のアイアンながら見た目がすっきりしていて構えやすい形状が本間ゴルフならでは
試打クラブスペック
今回試打したのはTW747Pに専用設計されている重量系カーボンシャフト「VIZARD IB-WF」です
シャフト | VIZARD IB-WF 85 |
フレックス | S |
番手 | 7番 |
ロフト | 28.5° |
長さ | 37.125 |
バランス | D-1 |
総重量 | 410g |
試打計測データ
本間ゴルフTW747Pを実際に試打しての感想と評価
飛距離性能
前作にあたるTW737Pよりもロフトが1.5°立っている事からもわかる通り、わずかながらですが確実に飛距離アップが可能です
普段ぼくが使用しているアイアンのロフトが7番で32°、総距離160ヤード。そのアイアンよりも15ヤードほど飛んでいます
さらに付け加えると、同時発売の兄弟分にあたるアイアン「TW747Vx」も試打していますが、飛距離的には平均で3ヤードほど飛距離が出ています(747Vxのロフトは7番で30°)
ポケットキャビティ構造とはいえ、ツアー系のアイアンでこれ程の飛距離性能のモデルは希少ですね
球筋
球筋に関してはドロー、フェードというよりはまっすぐな弾道で非常に直進性に溢れています
データから見てもわかるように、サイドスピンが少なくてボールが捻れないのが印象的でした
ボールを曲げて攻めていくというよりは、真っ直ぐ直線的にターゲットを狙っていくという感じ
加えて、弾道の高さはロフトが28.5°と立っていますが、ソールのタングステンの効果もあって比較的ボールは上がりやすいので心配無用でした
バックスピンはストロングロフトながら十分かかっているのでグリーンにキャリーした際にもしっかり止まってくれそうです
ミスヒットに対する寛容性
ミスヒットへの寛容性はハーフキャビティ系のアイアンよりは強い感じですが、ゼクシオやインプレス等の大型キャビティアイアンと比較するとそれほど優しいというわけではありませんでした
ただ、兄弟モデルのTW747Vxと比べると格段に優しくなっています。特に薄いあたりでも初速が落ちにくいのでショートするミスは減らせる印象です
打感
打感に関しては特筆柔らかいということもなく手応えのある感覚。このあたりは軟鉄鍛造アイアンにはおよびませんが、ポケキャビ系のアイアンの中では打球音が抑えめです
軟鉄鍛造のアイアンを使っていた方がポケキャビに移行するには違和感が少なくちょうどいい打球音と打感だといえます
まとめ
総合評価:
- ポケキャビ系でのシャープな見た目を求める方
- やや払い打ち気味でアイアンのあたりが薄い方
- ハーフキャビティからポケキャビに移行したい方
シャープな見た目ながらストロングロフトで飛距離アップが可能なポケットキャビティアイアン。ハーフキャビティなどのアイアンを使用していた中級者以上のゴルファーは飛距離のアドバンテージを活かすことが可能なモデルという評価でした。
ただし、優しく打てるとメーカーは謳っていますが、あくまでもツアー系モデルのアイアンの中ではという印象。大型のキャビティアイアンに慣れている方が移行するには少し難しく感じるかなというのが正直なところです
現在ハーフキャビティのアイアンを使用していて、飛距離アップやミスヒットに強いアイアンへ移行したいと考えている方に最もおすすめできます
見た目もシャープで違和感も少なく、控えめの打球音なのでスムーズに変更していけるのではないかと思います
以上、本間ゴルフTW747Pアイアン試打評価。飛距離性能が格段にアップしたポケキャビアイアンの実力はいかに。という話題でした