本記事では、本間ゴルフ TW-S・TW-Xボール(2019)の試打評価を行っています
どうもまさです
以前に「コスパ抜群のスピン系ツアーボール「本間ゴルフ TW-X」試打評価。安いのに性能はピカイチ!」という記事でもレビューしているボールの後継機種にあたるモデル
発売は2019年11月なのですが、早速試打できる機会を得たので試してみました
高価格帯のツアー系ボールに匹敵する性能で人気を博した前作からどのように進化したのか非常に楽しみにしていたので結果が気になるところ。それでは早速本題に入っていきましょう
2種類展開でイエローカラーも追加
前作の初代TW-Xではホワイト一色のカラー展開でしたが、今回からは2色展開(ホワイト・イエロー)になったのがもっと分かりやすい変更点
また今回は「TW-S」と「TW-X」という2種類を同時発売するのですが、Sがソフトな打感とスピン性能を重視し、Xは大きな飛距離と直進性に加えてソリッドな打感のモデルとなっています
内容としては3ピース構造のウレタンカバーボールで、現在ツアー系ボールの主流となっているところはしっかりと抑えています
価格は1スリーブ(3球)あたり950円+税ということなので、一般的なツアー系ボールは1500円前後が多いので、そう考えれば比較的手を出しやすい価格設定ですね
本間ゴルフ「TW-S・TW-Xボール2019」ドライバー試打データ
TW-X | TW-S | (旧)TW-X | |
ヘッドスピード | 44.4 | 45.1 | 45.4 |
ボールスピード | 64.4 | 65.3 | 65.9 |
打ち出し角 | 15.1 | 14.6 | 10.3 |
最高到達点 | 35 | 35 | 24 |
サイドスピン | 143R | 238R | 30L |
バックスピン | 2309 | 2456 | 2460 |
キャリー | 248 | 249 | 241 |
総距離 | 271 | 271 | 269 |
飛距離性能的にはどちらも遜色ない結果ですが、前作のTW-Xよりも飛ぶようになっています
ボールスピード自体はほぼ同じような数値でしたが、打ち出し角とバックスピン量が最適化されたことで飛距離が伸びています
TW-Xの方がバックスピン量が抑えられた強弾道で、TW-Sは気持ちスピン量が増加していますが、打ち出し角が低くなりよりラインを出していきやすいタイプであったのが印象的です
ただ、他社と比較すると若干飛距離性能的にはやや物足りないという印象を受けます
この記事を執筆する段階で試打用のボールとして使用している「SRIXZON Z-STAR XV」では250ヤードを基準値にしているので、特段飛ぶボールではないなというのが正直なところ
とはいえ価格を考えれば十分満足できる性能でしょう
弾道イメージ
中々強弾道なのですが、サイドスピンも少なめで直進性が高く曲がりを気にせず叩いていけるといった感じで、方向性の良さと打球の強さはトップクラスだと考えて良さそう
TW-Xと比較するとややサイドスピンも多い傾向にありますが、それほど気になるほどではなくてほぼストレートに近い球筋であることはわかってもらえるかなと思います
本間ゴルフ「TW-S・TW-X」アイアン試打データ
TW-X | TW-S | (旧)TW-X | |
ヘッドスピード | 36.4 | 36.1 | 33.1 |
ボールスピード | 49.6 | 49.1 | 48.0 |
打ち出し角 | 18.9 | 19.3 | 14.4 |
最高到達点 | 29 | 28 | 20 |
サイドスピン | 79L | 10R | 415R |
バックスピン | 6245 | 5461 | 6236 |
キャリー | 153 | 154 | 144 |
総距離 | 164 | 166 | 158 |
ドライバーに対してアイアンでは打ちたいと思っている距離がしっかりと出ている印象で、飛ばないという事は全くありませんでした
なぜかスピン性能の高いとされているTW-Sのほうがバックスピン量が少ないのが気になるところですが、平均値はクリアしているので問題なしでしょう
両者ともサイドスピンは少なめで安定性が素晴らしいのがデータで、弾道の高さの揃い方もめちゃくちゃ良い!
アイアンショットでは飛びすぎても飛ばなさすぎても困るので、距離感を合わせやすいのは重要な要素
弾道イメージ
弾道イメージをご覧いただくと、曲がりの少なさと落下地点の揃いかたがお分かりいただけると思います
アプローチでのスピン性能
ツアータイプのスピン系ボールとしては若干打ち出しが高くでるのですが、問題ありません
スピン量も十分で、止めたい時に止めれるスピン量は確保されています
本間ゴルフ TW-S・TW-Xの打感
2種類のボールではっきりと打感が変わるところが印象的でした
TW-Sは現在発売されているウレタンカバーのボールの中でも上位にくるほどのソフトなフィーリング、ドライバーからパターまでフェースにボールが食いつく感覚があってこだわり派でも満足できる仕上がりです
対してTW-Xに関してはウレタンカバーのボールとしてソリッドな打感となっています
パターでは特に顕著ですが、全体を通して打球音が大きめでやや硬いなという印象は否めません
パッケージも新デザイン
パッケージも新しくなっていて、メタリック調のデザインとなっています
それよりも気になるのはイエローボールの色が微妙に感じます。低価格帯のカラーボールのような発色で気になるところ
本間ゴルフ TW-S・TW-Xの試打評価のまとめ
TW-S | TW-X | |
飛距離 | ||
方向性 | ||
打感 | ||
コスパ |
1スリーブで950円という価格を抜きにしても高性能なボールでした
ただもう少し飛距離性能があれば良かったところ。飛びに関しては普通という評価ですが、方向性とアイアンの距離感の合わせやすさは最高レベルでした
ツアー系のスピンボールを使いたいけど値段がネックになっている方にとってはかなり満足できるボールになっているので、コスパ的にはやはり最高です
イエローは色が微妙なのであまりおすすめはできないかなー(笑)
以上、コスパ最高「本間ゴルフTW-S・TW-X」ボール試打評価|好評だった前作にラインナップを追加して進化。という話題でした