本間ゴルフの2020年モデルアイアン「TR20V」を試打してみました
TR20Vに興味があるけど「実際どんな感じのアイアンかわからない」、「どんな球筋が打てるんだろう?」と気になっている方もいらっしゃると思います
そこでこの記事では、本間ゴルフTR20Vアイアンのデータ計測を行った感想と使用感を正直にレビューしていきます
ぜひクラブ選びの参考にしてください
ゴルフ雑記帳のYoutubeチャンネルでも試打動画をアップしていますので、打音や弾道の参考にしてみてください
本間ゴルフ TR20Vアイアンの概要
一見するとヤマハのインプレスVみたいなロゴ(笑)が印象的な本間のTR20Vアイアン
S20Cという軟鉄素材の中でも柔らかい素材を採用することで柔らかな打感を実現しているモデルです
ちなみに前作にあたるTW747シリーズアイアンのVとVxの中間に位置するモデルとしてメーカー側は打ち出しています
形状だけみるとイマイチわかりにくいですが、8番まではTW747Vと同じロフト角で9番は40°、10番は44°とショートアイアンのロフトが立ててきているということもあって、ロフト設定的にも中間に位置していますね
またVxとPにしか番手がなかった11番がラインナップに用意されているのも特徴
基本的な素材面や構造に関しては大きな変更点はありませんが、重心距離が0.2mm長くなり、重心位置も1.1mm低くなっているのが打球にどう影響するのか興味深いところです
スペック
▼MODUS3 FOR T//WORLD装着時のスペック
番手 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
ロフト角(°) | 22 | 25 | 28 | 32 | 36 | 40 | 44 | 49 |
ライ角(°) | 61.0 | 61.5 | 62.0 | 62.5 | 63.0 | 63.5 | 64.0 | 64.0 |
オフセット(mm) | 3.5 | 3.2 | 2.9 | 2.6 | 2.3 | 2.0 | 1.9 | 1.9 |
長さ(インチ) | 38.5 | 38.0 | 37.5 | 37.0 | 36.5 | 36.0 | 35.5 | 35.5 |
R(g/バランス) | 400/D2 | 406/D2 | 413/D2 | 420/D2 | 427/D2 | 434/D3 | 444/D3 | 444/D3 |
S(g/バランス) | 403/D2 | 409/D2 | 416/D2 | 423/D2 | 430/D2 | 437/D2 | 447/D3 | 447/D3 |
▼N.S.PRO 950GH neo装着時のスペック
番手 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
ロフト角(°) | 22 | 25 | 28 | 32 | 36 | 40 | 44 | 49 |
ライ角(°) | 61.0 | 61.5 | 62.0 | 62.5 | 63.0 | 63.5 | 64.0 | 64.0 |
オフセット(mm) | 3.5 | 3.2 | 2.9 | 2.6 | 2.3 | 2.0 | 1.9 | 1.9 |
長さ(mm) | 38.5 | 38.0 | 37.5 | 37.0 | 36.5 | 36.0 | 35.5 | 35.5 |
R(g/バランス) | 398/D2 | 404/D2 | 411/D2 | 418/D2 | 425/D2 | 432/D2 | 442/D3 | 442/D3 |
S(g/バランス) | 401/D2 | 407/D2 | 414/D2 | 421/D2 | 428/D2 | 435/D2 | 445/D3 | 445/D3 |
本間ゴルフTR20Vアイアン試打評価レビュー
試打クラブスペック
ヘッド | TR20V |
ロフト角 | 32°(7番アイアン) |
ライ角 | 62.5°(7番アイアン) |
シャフト | MODUS3 FOR T//WORLD |
フレックス | S |
総重量 | 423g |
バランス | D-2 |
振動数 | 338cpm |
装着シャフトはツアーワールドのブランドロゴが入ったMODUSの専用設計シャフトです
試打計測データ
ヘッドスピード | 40.4m/s |
ボールスピード | 51.8m/s |
打ち出し角 | 20.3° |
打ち出し方向 | 0.2°左 |
サイドスピン | 389左rpm |
バックスピン | 6613rpm |
センターからのブレ | 3ヤード左 |
キャリー | 156.6ヤード |
総距離 | 167.1ヤード |
ヘッド形状
ややグースネック気味に見えるのが印象的
ソール幅もハーフキャビティとしては平均的な感じです
ヘッド形状に関しては最近の本間のツアーワールドブランドと比べても特別な変化は感じられません
相変わらず仕上げの綺麗さは感じますし、全体的に非常に上手くまとまっているヘッド
飛距離性能
平均初速 | 51.8m/s |
平均バックスピン | 6613.6rpm |
平均キャリー | 156.6ヤード |
平均総距離 | 167.1ヤード |
初速が出ていることでロフトの割りに飛距離性能も高いなと感じます
それでいてバックスピン量もロフトなりに入っているのでそういった部分では申し分なしでしょう
そんな中、最大のキャリーが159.4ヤードで最低が155.3ヤードと5ヤード以内の誤差と優秀
またバックスピン量のブレ幅も500rpm内に収まっているので、アイアンというクラブにとって重要な縦の距離のバラつきが少ない点も嬉しいポイントです
弾道&方向性
平均打ち出し方向 | 0.2°左 |
平均センターからのブレ | 3ヤード左 |
平均サイドスピン | 389左rpm |
球筋的には全体的にフック傾向で、捕まりの良いヘッドです
重心距離を0.2mm長くしているとのことではありますが、軽いグースネック気味なのも影響してか捕まる系だなと感じました
ですがサイドスピン量は最大で600rpm台とそこまで極端なフックが出ているわけではありません
そして肝心の方向性ですが、センターからのブレは平均値では左に3ヤード
全ての打球で真ん中よりも左側に打球が集まっています
最もセンターからズレた打球では左方向へ9.2ヤードと10ヤード以内に収まっているので、方向性的にも非常に優れているなと感じられます
ただフェードや高低の打ち分けも可能な操作性も兼備しているので、アスリートアイアンらしさもあるモデルだといえます
わずかに低重心化しているみたいですが、高さ的には普通かなという印象
打感&フィーリング
打感は非常にソフトで、フェースへのコンタクト時間を長く感じるような感触です
S20Cという素材自体の柔らかさもあり、打感に関しては個人的に最高だと思います
本間ゴルフ TR20Vアイアンの試打動画
ゴルフ雑記帳のYoutubeチャンネルでも試打動画をアップしていますので、打音や弾道の参考にしてみてください
本間ゴルフ TR20Vアイアンの試打評価まとめ:総合評価
- コントロールの利くドローで攻めたい方
- スピン・方向性を重視する方
- ソフトなフィーリングを求める方
捕まりが良くなっていながら、コントール性能やスピン性能も申し分なし
捕まりが良いことから初速も出てくれるので飛距離もまずまず出てくれます
打感などのフィーリングなども優秀で、全体的に高いレベル上手くまとめられたアイアンです
最近のハーフキャビティ系のアイアンの中でもトップクラスに良いアイアン!という事でバックフェースのモグラはいらないですけど高評価です(笑)
以上、本間ゴルフ『TR20V』アイアン試打評価レビュー|全てが高次元でまとまった軟鉄ハーフキャビティ。という話題でした
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