今回はブリヂストン2022年モデルのツアー系ボール「ツアーB XとXS」の試打計測を行いました
ツアーBボールはタイガーウッズやデシャンボーなど、世界的なプレーヤーも使用する事でも知られる日本が誇る最高のツアー系ボール。前作の2020年ボールも評価が高かったですし、個人的にも気に入って使っていたボールでございます。まあ良いよね、もはやハズレない定番みたいなところがあって安心感もあります
ツアーBの買い出し pic.twitter.com/xL2hSGbPUQ
— まさ@ゴルフブログ&YouTube (@masa_golf05) February 11, 2022
ちなみに今回はコーポレートカラー版を購入しました
今作はタイガーが求めた「ディープ感」を追求したり、デシャンボーが重視する飛距離性能など、全てのショットにおいて高いクオリティが求められていることは周知の事実。前作の時点でも最高だったので期待は大です
なお、今回もいつものようにツアープロも使用する弾道計測器「GC Quad」を使って計測を行いました
それではショットデータを見ながら、ツアーB X、そしてXs2022年モデルについてレビューしていきます
- ヘッド:テーラーメイド SIM
- ロフト角:9.0°
- シャフト:USTマミヤ アッタスダース
- フレックス:S
- ボール:ツアーB X&Xs 2022(比較対象:タイトリスト プロV1x)
- 弾道計測器:GCQuad
ツアーB X&Xs2022ボール試打計測データ(ドライバー)
ツアーB X | ツアーB Xs | プロV1x | |
ヘッドスピード(m/s) | 45.4 | 45.8 | 46.5 |
ボールスピード(m/s) | 65.7 | 65.5 | 67.2 |
打ち出し角(°) | 15.5 | 15.7 | 15 |
打ち出し方向(°) | -2.5(左) | -0.8(左) | -0.9(左) |
バックスピン(rpm) | 1829 | 2300 | 2319 |
サイドスピン(rpm) | 23(右) | 115(右) | -99(左) |
ピーク時の高さ(yd) | 34.4 | 38.4 | 38.2 |
降下角度(°) | 38.7 | 42.9 | 42.8 |
センターからのブレ(yd) | -10(左) | 2(右) | -9(左) |
キャリー(yd) | 261.6 | 253.6 | 260.0 |
総距離(yd) | 278.4 | 267.8 | 273.6 |
以上が計測データになりますが、どちらもプロV1xよりもボールスピードは出なかったものの、ツアーB XはプロV1xと比較しても低スピンで、キャリー、総距離共に上回っています
それに比べ、ツアーB Xsはキャリーが253.6ヤードにとどまり、もう一つ伸びなかったという結果。スピン量やピーク時の高さ、降下角度などはプロV1xとほぼ同じではあるものの、ボールスピードはあまり出なかったことが要因です
高さを比較したものが上記画像です。緑がツアーB Xsで、赤がツアーB Xです
打ち出し角の数値は大差ないのですが、バックスピン量の影響で最高到達点はツアーB Xの方が4ヤード高くなっています
ツアーB Xの方が高弾道化しそうな気もしますが、スピン量がここまで違えばピークの高さに影響することは必然。バックスピン量を減らせるツアーB Xは最高到達点は割と低めでした。とはいえ特別低い弾道ということはなく、中弾道で風にも強い打球です
ツアーB X&Xs2022ボールのスピン性能を検証
ツアーB X、Xsを実際にラウンドに持ち出してGC Quadでスピン性能も確認しました
7番アイアンでのショットのデータです(使用クラブはRADSPEED 7番)
アイアンは両者ともに抜群の性能です。結果は下記
- ツアーB X:6399rpm
- ツアーB Xs:6585rpm
- プロV1x:5374rpm
プロV1xと比べても1000回転ほど多いバックスピン量でした。RADSPEEDアイアンはストロングロフトなので、プロV1xが少ないわけではありません。それ以上にツアーBの両者はスピンがかかります。つまりアイアンでのスピン性能は最高
20ヤード前後でもバックスピン量は4000回転を超えてきます。XでもXsでも大差なく、相変わらずどちらもしっかりとスピンが入ってくれます
ショートアプローチでのスピンも申し分なしで隙がありません
ツアーB X2022ボールは柔らかいのに飛ぶ。万能なツアー系
個人的に特に気に入ったのはツアーB Xです。飛距離性能も申し分ありませんし、アプローチやパターなどのショートゲーム時のフィーリングもさらに良くなっています
ドライバーショットでのボールスピードは期待していたほど出なかったとはいえ、バックスピン量があきらかに低減されたことで飛距離が伸びています。そして空力性能、ここも凄いです
個人的に最高の空力性能を誇っているのはプロV1シリーズで、さすがにそこまでのレベルには到達していないかな、とは思うものの素晴らしい出来です
低スピン系ボールで不安に感じるのは、強いフォローになると叩き落とされてキャリーをロスしてしまうという点です。そのあたりの風への耐性もなかなかのものです。低スピンの弾道でもドロップすることが少なく、キャリーロスをそれほど感じませんでした
そしてスピン性能。ここは最高です。グリーン周りでも言うことなし
問題は打感です。ぼくとしては柔らかくなった打感は使いこむことで慣れてきて、今ではかなり気に入っていますが、前作までの打感をとても気に入っていた場合は「柔らかすぎる」と感じるかもしれません
プロモーションで「乗り感」というキーワードが使われていたりするのですが、柔らかいのでそういった感覚も確かに感じます。ちなみに今回試打で使っているSIMドライバーは打感が硬めなのですが、そういったクラブでも柔らかく感じられるようになるのはメリットです
ツアーB Xs2022ボールは飛距離はやや物足りないけど、食いつき方が段ちがい
ドライバーでの飛距離性能は物足りないです。というのもツアーB Xのほうが明らかに飛ぶから、というのが理由になります
Xでも十分柔らかくなっているし、スピン性能も変わらないです。今作はXを選ぶ人が増えるのではないかと思っています
では、Xsを選ぶべきなのはどういった人かというと「とにかく柔らかい打感が良い」という人でしょう。Xsは柔らかすぎるぐらい柔らかいです
実際、ここ最近打った中で「最も柔らかい」と感じていて、ここまで柔らかくする必要ある?というほどでした。これがタイガーのいうディープ感なのか・・・
ショートアプローチなどのヘッドスピードが遅くなるショットでも、フェースへの食いつき方がすごくて接触時間もほんの少しですが長く感じます。自在にショットを操るプロレベルならコントロールに影響してくると思います
ドライバーからパターまでめちゃくちゃ柔らかい打感が好きならXsは気にいるでしょう。フェースにくっ付く感じはXよりもさらに上。繰り返しになりますが、打感硬めのドライバーなどでも柔らかなフィーリングになる点はメリット
ツアーB X&Xs2022ボールを切断してみた
ボールをカットしてみたところ、ツアーB Xsは2層目の厚みも右側と左側では結構な違いが出ている個体がありました。当然全てのボールがこうだったというわけではありません
100%優良なボールが入っているわけではないことは承知の上ですが、今回購入したボールの中にはこういったモノもあったということです
こちらはツアーB Xです。手持ちのボールすべてをカットしましたが、1枚目の写真ほどではなくて問題はないレベルだと思います
ツアーB X&Xs2022ボールの総合評価
バランスがいいと感じたのはツアーB Xです。飛距離が出るうえにしっかりと止まってくれるという最も重要な要素を満たしています
そして打感が柔らかくなったことで、前作のXsに飛距離をプラスしたようなボールへと進化した点も評価アップポイントです。もうちょっとしっかり目のフィーリングが好みの方だとソフトすぎるかもしれないので、そこが好みの分かれそうなところではありますが、ぼくとしてはプラス要素としています
対するXsは飛びが今ひとつだったので、やや評価をさげてしまいましたが、スピン性能とフィーリングは素晴らしボールです。特に柔らかさを求める方にとっては完璧な仕上がりといえるかと思います
耐久性はどちらも優れています。価格は高いけれど、それなりに長持ちするのでコスパは普通としておきましょう
問題は品質管理の面です。なかには歪なものもあったのが事実。とはいってもブリヂストンは他メーカーよりも高精度だとは言われているので気にしすぎない方が良いのかもしれません
結論、どちらもスピン性能は段違いですし間違いない選択肢です。特にツアーB Xは飛距離とスピンの両立ができていますから、素晴らしいボールです
ツアーb Xのおすすめ度:
ツアーB Xsのおすすめ度:
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