毎年この時期になるとシャフトメーカーから最新のシャフトがツアーに投入され、プロが使用し始めます
各メディアでも既に取り上げられていますがこの記事では、クラフトマン・一ゴルファーとして2019年モデルのカスタムシャフト「グラファイトデザイン ツアーAD XC」についての特徴や素材使いと、どういったスイングタイプと相性が良さそうかを考えていきます
グラファイトデザイン ツアーAD XCの特徴
グラファイトデザインの新作『ツアーAD XC』、どんな特徴なのか? #golf #ゴルフ #ALBA https://t.co/6XBxmerbAY
— ゴルフ情報ALBA.Net (@ALBA_golfnews) 2019年5月30日
- バックスピンを軽減
- 手元側にしなりを感じる粘り系シャフト
- 名器BBの進化系
前作に当たる「ツアーAD VR」は先端が気持ちよく走るタイプのモデルで捕まりが良く、飛距離性能も抜群で個人的にも非常に評価の高いカスタムシャフトでした
対して2019年モデルである「ツアーAD XC」は手元側にしなりを感じる手元調子とのこと
最近のシャフトメーカーはカタログ表記は中調子と記載することが多いので、もしかしたら中調子となるかもしれません。とはいえメーカーが手元調子として発信しているので、手元調子と考えていきます
手元調子系のモデルに先端素材を融合
ツアーADシリーズの手元調子系といえば、DIとBBが代表的なモデル。どちらも長く愛用するプロが多いことでも知られる名器シャフトです
この代表的な2機種に近いタイプで、大きな違いはシャフトの先端に「東レのT1100G」と「M40X」をという素材を中間部から先端に積層している点です
T1100Gとは
T1100Gとは⇒カーボン繊維の製造大手メーカーである東レ社が2014年に発表した「高強度・高弾性炭素繊維」で、ロケットや航空機などでも採用されている最高強度の炭素繊維です。コスト的にも通常のカーボン繊維の5倍はかかるとされています
T1100Gは画期的なカーボン素材として、あらゆる分野で活用され注目されている素材
ゴルフ用のシャフトで使われているのは今回が初めてではなく、有名どころでいえば「プロジェクトX ハザーダスT1100G」「本間ゴルフヴィザード」「ダイヤモンドSpeeder」など最近では割と多くのモデルで使われはじめています
M40Xとは
さらに今回は「M40X」という東レの新たな炭素繊維に注目したいところです
M40Xとは⇒従来の炭素繊維と同程度の弾性率を維持したままに強度を30%もアップすることに成功した炭素繊維
まとめ:こんな人に合いそう(予想)
- トップからのタメがほどけやすい方
- ボールが上がり過ぎて飛距離ロスしている方
- 左へのミスを軽減したい方
まだ試打をしていない段階なのですが、手元調子でDIやBBに近いテイストと考えると、どちらかとハードヒットするタイプよりはボディターンを活かしたスインガータイプが相性が良さそうです
TC1100GやM40Xを採用したことで先端剛性は高めで、インパクトロフトもつきにくいこと考えられるので低スピン弾道がオートマチックに打てそうであることと、シャフト先端の動きを抑えるような素材使いなどを考えると左へのミスも出にくそうです
ということでツアーAD XCの紹介でした。個人的にも手元調子系のシャフトは好みなので、今回のツアーADは非常に楽しみです
今後試打シャフトを入手次第、試打を行います。その際は改めて試打レビュー記事をアップしたいと思います
以上、2019年注目のカスタムシャフト『ツアーAD XC』の情報まとめ。どんなタイプのゴルファーにマッチするのか考察。という話題でした
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