最近はコブラのKING LTD BLACKがお気に入りということもあってラウンドで使用する頻度が高いドライバーです
低スピンになりやすいうえに、安定度も高くてとても優秀なヘッドではあるのだけど、いかんせんヘッドが重たくて振りにくさを感じていたのが正直なところ
そこで、どうにかこの重ヘッドを生かせる方法はないものかと思って考えた結果、カウンターバランスにすることで振りにづらさを解消してみようと思いました
それを可能にするパーツとしてツアーロックゴルフの「ツアーロックプロ スイング」というウェイトキットを選択
このアイテム自体は以前からあったものだけど、この機会に試してみようと思って購入してみました
実際に使用してみての結論としては、総重量は重くなったのに本当に振りやすくなってトータル飛距離が10ヤード弱も伸びました。衝撃的です
かかった費用は専用グリップとウェイトを合わせて4,400円でした
今使っているドライバーに振りにくさを感じているのであれば、是非とも試してもらいたいおすすめカスタマイズです
ツアーロックプロ スイングとは
クラブ内に特殊なウェイトをいれることで弾道を変えられるというアイテム。カウンターウェイト部門ではプロツアー使用率1位となっています
公式ページによると片山晋呉、成田美寿々、亀代順哉らが使っているとのこと
ヘッドが軽く感じられて振りやすさがアップ。ミート率やスイングスピードに影響を与えると言われていて、高重量ヘッドや高慣性モーメントヘッドの弱点でもある「振りにくさ」を解消することもできます
ツアーロックプロのウェイトで代表的なカスタマイズ方法は、専用工具でグリップエンドに穴をあけ、そこにウェイトを装着します
▼電動ドリル取り付ける専用のアタッチメントも販売されています
豊富な調整方法が用意されているから、実際のところどういったカスタムを施せばいいのかわからないよ。という場合がありますけれど問題はありません
ツアーロックゴルフの取扱い店にいる認定フィッターからフィッティングを受けることができます。本来はフィッティングを受けて調整するのが理想的かなと思います
専用グリップ「TLPゴルフグリップ」を購入して8gのウェイトを装着
今使っているグリップに穴をあけてウェイトを装着する方法も考えたけど、面倒なので専用グリップ「TLPゴルフグリップ」を購入しました
大手のグリップメーカーと協力して開発したという、エラストマー素材のグリップです。ここで言う大手メーカーとはイオ◯ックではないかと思う
これは最初からエンドに穴が空いています。グリップを交換してウェイトを入れるだけなのでとても簡単にツアーロックプロを導入することができます
グリップが48gで、ウェイトが8gのものを装着しているので全部で56gになりました。グリップ自体にも重量公差があるので、取扱い店だとグリップの重さも選択できるはずです
明らかな振りやすくなって飛距離もアップした
総重量が重くなったのだけれど、計測結果に差が出まくってめちゃくちゃ驚きました
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ツアーロックプロ装着前と後のショットデータを比較
ウェイトを装着前と装着後のそれぞれの平均値が下記
ツアーロックプロなし | ツアーロックプロ装着時 | |
ヘッドスピード(m/s) | 46.27 | 47.6 |
ボールスピード(m/s) | 67.9 | 69.7 |
打ち出し角(°) | 15.7 | 16.1 |
打ち出し方向(°) | -0.1 | -0.5 |
バックスピン量(rpm) | 2396 | 2353.1 |
サイドスピン量(rpm) | -94.8 | 64.0 |
センターからのブレ(yd) | -4.5 | 0.1 |
キャリー(yd) | 253.8 | 261.6 |
総距離(yd) | 270.4 | 280.6 |
ご覧のとおり初速も上がって飛距離が伸びました。最高すぎる
そこで注目なのがボールスピード
めちゃくちゃ初速が出るようになって、平均で8ヤード弱キャリーが伸びました。トータルでは10ヤード。ここまで結果に差が出るとは思っていなかったから驚愕です
単純にスピードアップしていているというのもあるんだろうけれど、同時にミート率も上がっているんじゃないかなと思っています。でないとここまで顕著にボールスピードが上がることも考えにくい
ツアーロックプロのメリット
いつでも好きなウェイトに交換できる
エンドに付けているウェイトは取り外しが簡単にできるのでいつでも他の重さに交換できます
今回ぼくが使ったツアーロックプロ スイングは8g〜30gあって調整幅もとても大きいです。好きな時にいつでも交換できるのは単純にメリットでしょう
好きなグリップに装着可能
自分の好みのグリップがあると思いますが、基本的にはどのグリップでも穴を開けることができれば装着可能です
工房で作業を行わない場合は、専用工具のアタッチメントが販売されているので用意しましょう
数千円でできる手軽さ
ウェイトも専用グリップも数千円で用意できるから、導入費用もそこまでかかりません。工房でやれば工賃も必要にはなると思いますけど、それはしょうがない
ダメだったらすぐに戻せる。リスクはほぼ無し
基本的にはウェイトを取り除けば元に戻ります。カスタムのリスクがほぼ無いと考えています
さらにウェイトいらないとなった場合でもエンドの穴を塞ぐキャップも用意されているから、グリップに穴をあける心配もそこまでないから安心です
穴が空いているのがどうしても嫌ならまたグリップを交換して戻せばいいだけ
ツアーロックプロのデメリット
グリップエンドに穴を開けるには専用工具を揃える必要があって手間
好みのグリップに穴を開けるには専用の工具が売られているので、それを購入したりと用意するものがあります
デメリットというほどでもないですけど、強いてあげればという感じですね
専用グリップはエラストマー製しかまだ無い
専用グリップが用意されているのはありがたいけど、イオ◯ックみたいなエラストマー製のグリップしかありません
これも致命的なデメリットでもないですけどね
総評:数千円で飛距離アップできる可能性がある
明らかに振りやすさがアップしたし、ボールスピードがアップしたことで飛距離がめちゃくちゃ伸びました
ダメでもすぐにもとに戻せるし、数千円単位の出費だからほぼリスクがありません。グリップを交換するぐらいの感覚で試せるので、はっきり言ってめちゃくちゃおすすめです
今使っているドライバーが振りにくかったり、重たいなーと思っているならぜひとも試してもらいたいですね
個人的にはまだウェイトの重量をあげても良いかもしれないと思っているから試してみたいです。勿論、やりすぎると逆効果だとは思うけれど、どこまで重くしていいのかも気になっているから、その時はまた記事にしたいと思います
おすすめ度:
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