タイトリストのAPシリーズは無くなり完全に新作のアイアンとして、Tシリーズが新たに登場しました
飛距離性能が素晴らしいTSシリーズのドライバー同様に、アイアンのラインナップもガラッとモデルチェンジしたことで非常に注目度が高く、PGAのトッププロたちも早くもNewTシリーズへとチェンジしています
個人的にはT200がそそられるモデル。優しさを重視しながらもコンパクトな形状が凄く良さそう
ちなみに日本国内モデルとしては2019年8月30日に発売予定となっていますが、中には誰よりも早く新製品をゲットしたいという方もいらっしゃると思います
そこでこのページでは、タイトリスト『T100,T200,T300アイアン』の特徴をクラフトマンの私がわかりやすく解説します。また、安く購入可能なおすすめの取扱いショップも併せてご紹介していきますので、どうぞアイアン選びの参考にしてみてください
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タイトリスト Tシリーズ(T100・T200・T300)アイアンの特徴とラインナップ
- MAXインパクトテクノロジー
- 3つのアプローチ(3D Fitting Process)からならディスタンスコントロール性能
- 安定して同じ距離が打てる再現性の高さ
以上の3点が特に注目するべきチェックポイントなりますが、どれも専門用語ばかりでイマイチわかりにくいのが正直なところ
シンプルにどういったアイアンなのかというと
- 飛びにもこだわった飛距離性能の高さ
- ミスヒットに対する優しさ
- グリーン上でしっかり止められる高さ
飛んで曲がらず止められるという、まあアイアンでいうところの理想形ですが、まさにこれを追求し実現したアイアンとなっています
ただ言葉で言うのは簡単ですし、実際の所どこのメーカーもここを目指して作っているのだけれど、タイトリストはこれをどうやって製品に落とし込んでいったのかというのが気になる部分だと思います
それでは新たに搭載されているテクノロジーや特徴を一つずつ解説していきます
3D Fitting Processとはなんぞや
マックスインパクトテクノロジーが気になる方も多いことでしょうが、まずはクラブ開発の理念的な部分について紹介します
タイトリストのエンジニアはアイアンの各クラブが明確な目的を果たすためには3つの次元での判断が必要と考えました。そのネーミングが「3D Fitting Process」というもの
3D Fitting Processとは
- Distance:飛距離
- Dispersion:分散(縦・横のブレ)
- Descent:降下角度
この3つの頭文字からとったもので、縦・横・高さの3次元的弾道の理解がなければ、最適なアイアンは作れないといった理屈です
ようするに、NewTシリーズのアイアンはただ単に飛んだり打感が良いというだけではなく『繰り返し同じ距離を打てる再現性の高い縦の距離感』、『ミスヒット時でも横幅のブレを最小限に抑える優しさ』、さらに『グリーン上にしっかりとボールを止めるために必要な角度を出すための打球の高さ』といった部分が最適化され、よりターゲットに対してアグレッシブに攻めることができるアイアンに仕上がっているということです
各番手ごとに最適な弾道でコースを攻略するというのが狙いで、そしてそれを実現するために、Tシリーズには3種類のヘッドラインナップが用意されています
3種類はT100・T200・T300と数字が大きくなるほどボール初速が上がり、打ち出し角度も高くなります
マックスインパクトテクノロジーとは
NewT200・T300のアイアンにはこれまでのタイトリストが作ってきた中でも最も薄いフェースが採用されています。厚さでいうとわずか0.1mmの違いなのだけれども、ことクラブ開発においては大きな変化なのであります
薄いフェースは当然反発力も向上するのですが、これに加えてフェースの内側にはポリマーコアが内蔵されています
Got a sneak peak of the new @titleist T100, T200, T300, and 620MB’s! T200 & T300 feature the new Max Impact Technology!#golf #teamtitleist #titleist #MaxImpact pic.twitter.com/0hdfDcvc0h
— Cherokee Valley (@Cherokee_Valley) July 17, 2019
赤いボールのようなモノがポリマーコアで、ここにはタイトリストの強みがしっかりと生かされているところ(青い部分はタングステンウェイト)
タイトリストのボールがツアーで優位な立場にいるのにはいくつかの理由があるのですが(ボール開発の特許など)その中でもポリマーの開発力は郡を抜いています
このポリマーコアの開発には、ボール開発のR&Dチームの助けを借りているとのことで、さらに密度・リバウンド特性・音響において最適なものを選び出すために様々なバリエーションを試したようです
そしてこのポリマーコアを使用したマックスインパクトの効果とは
トランポリンで例えると、トランポリンの中心部が通常だと最も大きな跳ね返りがありますが、外周部では跳ね返りは小さくなります
ところがトランポリンの真ん中の下にボールを置くと、真ん中以外でも跳ね返りが増し、反発力が上がります。これがマックスインパクトの理屈です
これをゴルフクラブで単純に考えると、芯を外して打った際でも初速が落ちず安定した飛距離を確保できるというもの
ドライバーで例えるなら、重心位置よりも上の部分(有効打点エリア)でヒットした場合はギア効果によってバックスピン量が減るため、飛距離アップに繋がるとされています。なのでドライバーの開発においてこの有効打点エリアを広くとることが重要とも言われています
ところがタイトリストはことアイアンに関しては、このエリアを縮小できればボールスピードの変化も少なく、さらにスピン量が減ったり増えたりせずに、一貫して安定した弾道が得られると考え、作り出されたのがマックスインパクトテクノロジーというわけです
降下角度
これに関してはいたってシンプル
いかに飛距離を出しても十分な降下角度がなければグリーン上でボールを止めることが難しくなります。Tシリーズの3種類のヘッドはそれぞれ、高い飛距離性能に加えてターゲットに対してボールを止めるための高さのバランスが優れているとのこと
タイトリストTシリーズアイアンのラインナップと特徴
タイトリスト T100 アイアン
ツアープレーヤーが実際に最も使用するであろうモデルがT100
軟鉄鍛造のモデルで、前作718 AP2と比較してもオフセット(グースの度合い)が少なくなっており、トップブレードも細くなっています。どちらかというと718CBに近い見た目です
見た目にはわかりませんが、ミドルアイアンからショートアイアンまでのトウ側(先側)とヒール側(かかと側)に高密度のタングステンウェイトを内蔵し、最適な重心設計がなされています
ジョーダンスピースなどが使用しているのがこのアイアン
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タイトリスト T200 アイアン
ご紹介したマックスインパクトテクノロジーの効果で、ミスヒットした時でもボールスピードが落ちにくく、距離感の合わせやすいアイアン
また薄くて反発力のあるL字の鍛造フェースによって初速が向上しているので飛距離性能も優秀なモデル。軽量化されたボディの効果で、多くのタングステンをヘッド外周部に配置することで、許容性と安定性も高いアイアンとなっています
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タイトリスト T300 アイアン
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タイトリストTシリーズ『T100・T200・T300アイアン』を安く購入できる取扱店の情報
国内モデルは8月30日に発売されますが、USモデルなら一足早く、しかも安く手に入れることが可能
そこで今回取扱いがあり、おすすめのショップなのがUSモデル専門の老舗、フェアウェイゴルフさん(2019年8月8日から発送開始しています)
ぼくが普段USモデルを購入する際に利用しているショップで、メーカーから直接仕入れを行っている正規ライセンス品取扱店なので安心感が違います
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まとめ
タイトリストの新作アイアンT100・T200・T300アイアンの紹介でした
見た目のかっこよさもよく、ギア好きにはかなりそそられるアイアン。各クラブの試打レビュー記事も作成中なので、随時記事をアップしていきます
以上、タイトリスト『T100,T200,T300アイアン』の特徴をわかりやすく解説!さらにどこよりも早く、最安で購入可能なおすすめのショップを紹介。という話題でした