今回はテーラーメイド ステルス2プラスドライバーの試打評価です。
第二世代のカーボンウッドとして注目される今作ですが、ステルス2プラスはスライドウェイトによる調整機能を搭載したモデル。3モデル展開されている同シリーズの中でもプロ使用率が最も高いです。
実際に打ってみた結論を言っておくと、相変わらずの低スピン弾道で、はっきり言って現段階で最高の飛距離を誇るドライバーでございます。あと、前作より基本的な捕まりが良くなっていました。前作もめちゃくちゃ飛ぶので、持ち玉によって初代か2を選択すれば良いかなと思います。
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それでは詳しいデータを見ながら、テーラーメイド ステルス2プラスドライバーについてレビューしていきます
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- ヘッド:テーラーメイド ステルス2プラス
- ロフト角:9.0°
- シャフト:テーラーメイド純正 Diamana 50
- フレックス:S
- ボール:タイトリスト プロV1x
- 弾道計測器:GCQuad
テーラーメイド ステルス2プラスドライバーの試打計測データとレビュー
ヘッドスピード(m/s) | 46.7 |
ボールスピード(m/s) | 67.2 |
打ち出し角度(°) | 18.6 |
打ち出し方向(°) | 1(右) |
バックスピン(rpm) | 1731 |
サイドスピン(rpm) | -369(左) |
ピーク時の高さ(yd) | 43.3 |
降下角度(°) | 43.9 |
センターからのブレ(yd) | -18(左) |
キャリー(yd) | 273.1 |
総距離(yd) | 286.9 |
スマッシュファクター | 1.44 |
以上が計測データです。現在は下記が当サイトでの評価基準となります。ご了承ください。
- キャリー250ヤード以下:微妙
- キャリー250ヤード以上:飛ぶ
- キャリー260ヤード以上:かなり飛ぶ
テーラーメイド ステルス2プラスドライバーの平均キャリーは273.1ヤード、ランを含めた総距離が286.9ヤード。(総距離はフェアウェイ上に落ちた場合の想定値です。)
初速、打ち出しの高さ、低スピンとどれをとっても飛ばせる要素が満載なデータです。中でも特徴が出ているのはバックスピン量の少なさ。
このスピン量は正直少なすぎます。ドロップして反対にキャリーをロスするリスクもあるほどなので、お察しの通り決して万人向けではありません。
スピンが多すぎて飛ばない、スピンを減らせれば飛ぶんだけどなー。という明確な理由があるならめちゃくちゃおすすめ。そうでないなら当然おすすめはしない。
ちなみに記事執筆時点で、ステルス2プラスよりも飛んでいるのは、初代ステルスプラスドライバー(274.7ヤード)のみです。
飛距離性能は前作とほぼ互角。飛びだけで言えば積極的に買い替えを検討する必要はない。ということなんですが、球筋がけっこう変わったのでちょっと待ってほしい。
最高到達点の平均値は43.3ヤード。これは全体の平均よりも高いぐらいです。前作よりも高打ち出し化したことが要因。
要するに、よりわかりやすい高弾道低スピンになったということです。ただし、スピン量が前後しやすいので高さにバラつきも出ています。
次は弾道についてです。
捕まりがだいぶ良くなりました。前作ステルスプラスではストレート〜フェードというような弾道が出ていましたが、ステルス2プラスでは比較的ドローが打ちやすいです。
ステルス2プラスはウェイトによる弾道調整もできるので、ベースはこれぐらい捕まってくれるほうが嬉しいですね。
それぞれの打球を重ねて見たのがこちら。
捕まりも以前よりは良くなり、球筋にも一貫性はあるので扱いやすさは増したと思います。ただ、バックスピン量が減りすぎるぐらいなので、めちゃくちゃ優しいドライバーという感じはありません。
少し優しく使いたいならロフトは10.5°を選ぶのいいでしょう。
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テーラーメイド ステルス2プラスドライバーの外観やデザインについて
前作のステルスプラスと比べると、SIM2に近いデザインになりました。
新しいカーボンソール、そして赤い部分のカーボンコンポジットリングを採用するなどして、カーボンの比率がさらに増したとのこと。余剰重量が生まれたことで設計自由はさらに高まっています。
余剰重量が以前よりも多く生まれたことからか、フロントウェイトが5g重くなりました。弾道調整の効果も高まっています。
ヘッド形状がこちら。
クラウンが艶消しから艶ありになったことで高級感は増しています。あと、艶があるほうがヘッドサイズもやや大きく見える印象があって、構えたときにはこちらのほうが安心感があります。
アドレス時の見え方がこちら。
特別フックフェースになったというわけではなさそうですが、前よりも捕まりそうな雰囲気がありました。実際捕まりは良くなっていたし、構えた時の印象と球筋がリンクしていました。
打音にはさらに調整を施したそうです。が、正直前作との違いははっきりとはわかりません。
まあ別に悪くはないし、カーボンフェースとは思えないほど良く出来ていると思います。
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テーラーメイド ステルス2プラスドライバーはこんな人におすすめ
テーラーメイド ステルス2プラスがおすすめな方は以下
- とにかく飛ぶドライバーがほしい方。(ヘッドスピードが平均以上)
- バックスピンを減らしたい方。
- 前作ステルスプラスが気に入っているけど、もう少し捕まってくれる方が良い方。
まず飛距離性能は現段階において最強です。とにかく飛ばしたいんだ!というなら絶対にチェックしておいてほしいです。
ただし、バックスピン量が極めて少ないタイプなので、ヘッドスピードは平均以上あるのが望ましいです。44m/s以上がコンスタントに出るのが目安。
という訳ですので、バックスピン量が多くて吹き上がる、スピンさえ減らせたらもっと飛ばせる。そう思っている方にもおすすめです。これで吹き上がることはまずないだろうと思える性能なので満足できる確率は高いでしょう。
そして、前作ステルスプラスの飛距離性能には満足しているけど、捕まりがもうちょっと欲しいという方にも最適。飛びはそのままに扱いやすさは増しているのでチェックしておくのがおすすめです。
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テーラーメイド ステルス2プラスドライバーの総合評価
前モデルでも高い評価を得ていましたが、ちょっとした調整とは思えないほど性能がアップし、驚くほどの弾道が打てるドライバーでした。
飛距離も満点を超え、捕まりも格段に良くなりました。多くのゴルファーに扱いやすくなったと思うので、そこの調整も良かったかなと思います。
打感は期待していたほど変わっていなかったですが、元々悪くはないしむしろ良いほうです。
あと、打ち出しは前作よりも高くなっていますが、バックスピンが極端に少ないので、上がりやすさはこのような評価としています。
さらいに良い結果を得るためには、ロフトは普段よりも多めのスペックを選択することをおすすめします。
おすすめ度:
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テーラーメイド ステルス2プラスドライバーを安く買うならUSモデルもおすすめ
ステルス2プラスは一部のセレクトフィットストア限定。そのため、日本モデルよりUSモデルの方が低価格です。
特に、円高になるとコスト格差が大きくなるので、価格を比較することが大切です。
そこでおすすめしたいショップが、USモデルのゴルフクラブを専門に扱い、信頼と実績のある販売店であるフェアウェイゴルフ。
もちろんぼくも愛用しているショップで、コブラLTDxやテーラーメイドステルスなど、USモデル購入する際には必ず利用しています。
メーカーから直接仕入れる正規ライセンス販売店なので、なんと言っても安心感が段違いです。
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