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【試打評価】スリクソン Z-STAR♦(ダイヤモンド) 2021|スピン重視のゴルファーに最適【口コミ・評判】

プロや上級者をはじめ、日本国内では特に高い支持率を誇るスリクソンZ-STARシリーズのボール。今回とりあげるのが、シリーズに追加ラインナップされたZ-STAR♦(ダイヤモンド)です。

アイアンでのスピン性能をさらに向上させたというツアー系スピンボール。既存のZ-STARシリーズと比較して、どれほど違いがあるのか気になったので、実際に購入し、弾道計測器GCクアッドでデータ計測を行ってみました。

それでは早速、詳しいデータを見ながら、スリクソン Z-STAR♦(ダイヤモンド)2022についてレビューしていきます。比較対象にZ-STAR、Z-STAR XVを用意しました。

ダンロップ スリクソン Z-STAR ◆ ダイヤモンド ゴルフボール

計測に使用したドライバースペック

  • ヘッド:テーラーメイド SIM
  • ロフト角:9.0°
  • シャフト:アッタスダース
  • フレックス:S
  • ボール:スリクソン Z-STAR♦(ダイヤモンド)
  • 弾道計測器:GCQuad

まさ
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スリクソン Z-STAR♦(ダイヤモンド) 試打計測データ(ドライバー)

平均データ

  Z-STAR ♦ Z-STAR XV Z-STAR
ヘッドスピード(m/s) 46.3 46.3 45.9
ボールスピード(m/s) 66.6 66.5 66.4
打ち出し角度(°) 16.5 15.3 15.6
打ち出し方向(°) 1.2 0.4 0.1
バックスピン(rpm) 2488 2545 2199
サイドスピン(rpm) -311(左) -354(左) -346(左)
ピーク時の高さ(yd) 42 39.1 37.6
降下角度(°) 44.6 43.6 41.9
センターからのブレ(yd) -10(左) -15(左) -18
キャリー(yd) 256.3 254.1 259.6
総距離(yd) 272.6 270.2 276.5

以上が計測データです

Z-STAR♦(ダイヤモンド)の平均キャリーは256.3ヤード、トータル272.6ヤード

まず、ドライバーショットの飛距離について言っておくと、特別飛ぶボールだとは感じませんでした。

記事執筆時点で、GCクアッドのデータ計測を行ったボールの平均キャリーが259.1ヤード。数値上は平均以下という結果。ラウンドでも使用しましたが、まあ普通だなという感じでした。

とはいえ、ボールスピードは平均値を上回っており、ポテンシャルはあります。思いのほか飛ばなかったのはバックスピン量の多さが要因です

バックスピン量の全体平均値が2200回転前後となっているのですが、Z-STAR♦(ダイヤモンド)は2500回転ほどという結果でした。ちょっと多めです。

兄弟モデルのZ-STARもかなり近いデータで、ボールスピードはまずまずですが、スピンが多いなーと感じるところがあります。

そんな中、Z-STAR XVはバックスピン量が少なめです。飛びについては全体平均を上回る飛距離が出ています。やはりドライバーでの飛距離はZ-STAR XVが最も優秀ですね。

ボールスピードに大きな差はなかったものの、3モデルで全くバックスピン量が異なります。Z-STAR XVは最もスピン量が少ないこともあり、弾道はやや低めとなっています。

ダンロップ スリクソン Z-STAR ◆ ダイヤモンド ゴルフボール

 

Z-STAR♦(ダイヤモンド)はアイアンでのスピン性能をアップさせたボールだそうですが、実際に7番アイアンで計測を行ったところ、シリーズ中で最もバックスピン量が多いという結果でした。

次点でZ-STARとなっており、比較すると200回転ほどダイヤモンドと差がありました。

Z-STAR XVとの差は歴然で、600回転ほどの差がでました。

ただし、ミドルアイアン以上ではXVの方が打ち出し角度が高いです。最高到達点はXVが高いので、アイアンショットでの高さを重視するならXVが良さそうだなと思っています。

さて、Z-STAR♦(ダイヤモンド)はめくれるアイアンショットを打てるという触れ込みでしたが、まさにそのとおりです。

ドライバーでは意外にも高打ち出しだったのに対し、アイアンでは低めに出てホップするような弾道が出ます。いわゆるめくれるボールというやつですが、まさにそれが打ちやすくて、めちゃくちゃカッコいい弾道になります

ちなみにZ-STARは中間の弾道でした。

Z-STAR♦(ダイヤモンド)は、ミドルアイアン以上のスピン性能が非常に優秀です。

ダンロップ スリクソン Z-STAR ◆ ダイヤモンド ゴルフボール

 

100ヤード以内ではZ-STARの方がスピンがかかる

Z-STAR♦(ダイヤモンド)ミドルアイアン以上でのスピンは素晴らしかったですが、100ヤード以内ではZ-STARが最もスピン量が多いです。

とはいえ、3モデルともスピン系ボールとしては文句なしの性能だったので、アイアン同様に弾道イメージで選ぶ感じで問題ありません。

そんな中、Z-STAR♦(ダイヤモンド)が最も低打ち出しでした。低めに出してラインが出しやすいと感じました。

Z-STAR XVが高めで、Z-STARが中間。

 

20ヤード前後になるとほとんど差がありません。どれもスピン系ボールとしてはトップクラスのスピン性能です。

ダンロップ スリクソン Z-STAR ◆ ダイヤモンド ゴルフボール

 

スリクソン Z-STAR♦(ダイヤモンド) の構造とデザイン

ロゴは従来のスリクソンボールと同じです。

 

ナンバー部分がゴールドになっていてお洒落。けっこうかっこいいです。

 

♦マークがさりげなく入っています。

 

切断してみてもわかりますが、内部構造はZ-STARに非常に近い3ピース構造です。

ベースはZ-STARであり、XVは4ピースなので全く異なる構造でした。

カットしてみてもコアの歪みだったりは気にならず、カバーも極薄で製品精度も非常に高いです。

ダンロップ スリクソン Z-STAR ◆ ダイヤモンド ゴルフボール

 

スリクソン Z-STAR♦(ダイヤモンド) の総合評価

  • ドライバーの初速
    遅い
     
     
     
     
     
    速い
  • ドライバーのスピン量
    少ない
     
     
     
     
     
    多い
  • アイアンのスピン量
    少ない
     
     
     
     
     
    多い
  • 100ヤード以内のスピン量
    少ない
     
     
     
     
     
    多い
  • 打感
    ソフト
     
     
     
     
     
    しっかり
  • コスパ
    悪い
     
     
     
     
     
    良い

ドライバーショット時のボールスピードは優秀ですが、いかんせんスピン量が多めだったので飛距離ロスがでました。まあ普通かな、といったところです。

ドライバーのスピンが不足している場合はけっこう良いかもしれません

そして、メーカーが謳っているアイアンでのスピン性能ですが、ミドルアイアン以上でのスピン性能は本当に最高です。素晴らしい性能を実感できました。

低く打ち出しホップする、いわゆるめくれるボールが実際に打てました。宣伝文句どおりかつ、素晴らしい弾道を描いてくれたため、スピン性能は満点。

打感や耐久性能、空力に関しては従来のZ-STAR同様でどれも高水準です。

やはり長めの番手のアイアンでの性能が秀逸ですので、バックティからラウンドする機会の多い競技ゴルファーの方にとっては非常に強力な武器になると思います。

飛距離はZ-STAR XVの方が出ますが、アイアンのスピンを重視するならおすすめです。

打感はZ-STAR寄りでソフトなフィーリングでした。

おすすめ度:

ダンロップ スリクソン Z-STAR ◆ ダイヤモンド ゴルフボール

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
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