ショットナビから2022年8月3日に発売された世界最小・最軽量のハンディ型GPSゴルフナビ「ShotNavi Granz(グランツ)」を購入。
時計型ゴルフナビ以外では久々に面白そうなハンディ型ゴルフナビが出てきたので期待していました。
結論からいうと、正直このサイズ感なら時計型ゴルフナビでいいやろ!と思っていますが、時計をしながらゴルフをするのが無理だと考えている方にとってはこのコンパクトさでも機能性は十分だったのでおすすめできます。
それでは、ショットナビ Granzを実際にラウンドで使用した感想をもとに、良かった点とイマイチだった点を正直にレビューしていきます。購入の参考にしてもらえれば幸いです。
ショットナビ Granz(グランツ)の概要とスペック
ショットナビ Granzは超小型のハンディ型ゴルフナビで、2022年8月3日時点では最小かつ最軽量なGPSゴルフナビとなります。
ご覧のように超絶小さいというのが最大のウリです。このコンパクトさは手のひらサイズどころではありません。
さらにこのサイズ感でもフルカラー液晶でコースレイアウト対応やタッチ操作に対応している点など、こだわりを持って作られています。
本体スペックは下記
寸法 | 67.5 x 43.8 x 14mm |
重量 | 54g |
ディスプレイ | MIPカラー反射型液晶 |
高低差表示 | 対応 |
バッテリー | リチウムポリマーバッテリー |
防水 | IPX7 / 3ATM(生活防水程度) |
フル充電時間 | 4時間(PC経由時) |
使用時間 | GPS 使用時 最大約 20時間 ※3 |
データ更新方法 | PC : USB ストレージモードによるデータ更新 |
付属品 | 充電器 / 通信用USBケーブル、クイックスタートガイド兼保証書 |
※1:当社調べ(2,000ヤード以上のコースを有するゴルフ場を対象)
国内・海外共にコース数は9ホール(OUT/INなど)を1コースと表示しています。
※2:海外のゴルフ場のデータは別途個別にダウンロードすることでご利用いただけます。
※3:使い方により連続使用時間が異なります。なお、連続使用時間は充放電の回数や経年劣化により減少します。
ソース:https://shotnavi.jp/snp/granz/
ボールと並べてみるとこのような感じです。
高精度でハンディ型ゴルフナビでは特に信頼しているユピテルYGN7000ですが、それと比べるとまるで大人と子供みたいな違いがあります。
ユピテルYGN7000はそこそこ大きい機種にはなるものの、それでもこのサイズ感はヤバいです。
厚みに薄いです。
ショットナビからは時計型ナビでも最小サイズのショットナビ airというモデルが発売されています。
さすがに時計型よりは大きいですね。
重量は実測で53g。マジで軽いです。
従来のハンディGPSゴルフナビと比べると半分以下の重さ。
USB-Cでの充電に対応しています。バッテリーは20時間もつらしい。
ラウンド時の表示はこちら。
バックエッジ、センター、フロントまでの距離に加えてハザードまでの距離もうまくまとめて表示してくれています。
画面を下にスライドするとハザードビューに切り替わります。
ハザードまでの距離をメインに表示してくれる画面で、拡大をすることが可能となっています。
画面を横に向けるとデカ文字表示に自動で切り替わります。小さい文字が見づらい方にもありがたい機能ですね。
ショットナビ Granzの良かったところ
ここからは実際にラウンドで使ったみて、ショットナビ Granzのここが良かったという点を紹介していきます。
小さいけれど3点間距離表示に対応
コンパクトサイズでも3点間距離表示にしっかりと対応しています。
これがあるとレイアップ時にもとても役立ちます。
ちなみに時計型のショットナビ airではタッチパネル操作に対応したのに、3点間距離表示に非対応だったのが残念ポイントでしたが、Granzはしっかり使えてよかったです。
タッチ感度もまずまずなので、操作性に不満は特にありません。
小さくても情報量は十分。ハザード形状も確認しやすい
ユピテルYGN7000みたいな大きい画面の方がさすがに見やすいけれど、大きさを考えれば情報量としても十分満足できるレベルだと感じました。
また、小さいのでハザード表示が凄く雑になることを懸念していましたけれど、意外にしっかりと池やバンカーの形状も把握可能です。
ラウンド途中でのバッテリー切れの心配は皆無
1日18ホールで使ってみたのですけどバッテリー表示はほぼ満タン状態から減っていません。
27ホールなんかでも問題なく使えるだろうと思います。小さいけど結構パワフルです。
ポケットに入れてもかさばらない
ハンディ型は基本ポケットに入れて使うことが多いと思います。
その際、ポケットが大きく膨らんだりかさばってしまうことがデメリットとなりますが、ショットナビGranzであればそれが全く気になりません。
これは女性の方にも結構嬉しいポイントかもしれません。
ShotNavi airよりもスコア入力がしやすい
時計型ゴルフナビ ショットナビairのスコア入力が使いにくすぎたので、今作も正直言って期待していませんでした。
ところが画面はこちらの方が大きいからか、スコア入力はわりとスムーズに行えて使いやすかったです。
入力できる項目はスコアとパット数だけとシンプルですが必要十分でしょう。
ショットナビ Granzの精度検証
信頼をおいているユピテルYGN7000と精度比較をしました。
現在2ラウンドで比較テストを行いましたが、バックエッジとフロントエッジでは最大5ヤードほどズレがでます。
GPSナビだとこれぐらいの誤差は出てしまうので許容範囲だと考えています。
こちはゴルフ場のカートに搭載されているナビとの比較です。
カートナビいわくピンまで287ヤードの地点、フロントエッジから24ヤード入ったポイントです。
ショットナビGranzのフロントエッジが264ヤードですので、264+24=289ヤード。まあまあ良いですね。
他機種と比べるとエッジは3ヤード〜5ヤードのズレが発生する場合がありますが十分実戦で使える精度だと思います。
ショットナビ Granzの気になったところ
ラウンドテストを行い気になったポイントについても書いておきます。
ショットナビ全般に言えるけど解像度が低すぎる
コースレイアウトの解像度が低すぎてザラザラです。
これはショットナビのレイアウト表示できる機種で共通しているのですが、ちょっと荒すぎるなーと思います。
スマホで使えるGPSナビアプリの方が見やすかったりするので、3万円以上する価格ならもうちょっと頑張ってもらいたい。
次モデルからの改善に期待します。
小さすぎて失くしてしまいそう(笑)
小さくなったことは最高なのですが、小さすぎて紛失リスクが高まったように思います(笑)
これは実際に使ってみるとわかりますが、ポケットに入っている感覚があまりにもないのです。
なので「あれ?ナビ入ってるよね(汗)」というように一瞬不安になってしまいます。時計と違ってずっとその場にはいてくれる保証がないのは注意したいところです。
ストラップを付けることができるので何かしら対策をしておくのが良いと思います。
ピンポジ設定が操作しづらい
タッチ操作が可能となったのでピンポジション設定も楽になった、と思いきやここの操作性は正直よくないです。
思った場所にピンポイントで設定できないのは不満点としてあげておきます。
表示の仕方もイマイチよくわからないし使い勝手がよくないです。
ショットナビ Granzの総合評価
精度も問題なく使えますし、タッチ操作の3点間距離表示に対応していることなど操作性も水準以上のレベルです。
この小ささでバッテリーはゴルフナビとしては最高クラスな点もとても評価できるポイントですね。
ただ、冒頭でも個人的にはこのサイズ感なら時計型ゴルフナビでいいやろ!と思っていたりもします。
とはいえやはりサイズ感は圧倒的すぎるので、時計をしながらゴルフする事への抵抗がある方にはおすすめできます。
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