ローズプロトアイアンに興味があるけど「実際どんな感じのアイアンかわからない」、「自分に打てるのだろうか?」と気になっている方もいらっしゃると思います
そこでこの記事では、本間ゴルフTW-MB ローズプロトアイアンを実際に購入した私が、データ計測を行った感想と使用感を正直にレビューしていきます
ぜひクラブ選びの参考にしてください
本間ゴルフ TW-MB ローズプロトアイアンの概要
本間ゴルフが2019年1月1日から契約した、アメリカPGAツアーを主戦場に戦うジャスティン・ローズのために製作したプロトタイプアイアンです
当初は市販化する予定はなかったそうですが、驚きなことにジャスティン・ローズがクラブをチェンジした直後に優勝するという快挙を成し遂げました
その後、反響の大きさから、急遽販売が決定したという敬意があります
クラブへの強いこだわりを持つローズの意見が反映され、0.5mm単位での調整を行ったモデルであり、非常にスマートでクールな外観をしていることでも話題となっています
関連ジャスティン・ローズのマッスルバックアイアン「TW-MBローズプロト」発売決定!【本間ゴルフTW747】
スペック
ヘッド素材/製法 | 軟鉄(S20C)/一体鍛造 |
ヘッド仕上げ | 2層メッキ+サテン仕上げ |
7番アイアンのロフト角 | 34° |
7番アイアンのライ角 | 62.5° |
フェースプログレッション | 4.8mm |
本間ゴルフ TW-MB ローズプロトアイアン試打評価レビュー
試打クラブスペック(実際に購入したもの)
ヘッド | TW-MB ローズプロト |
ロフト角 | 34°(7番アイアン) |
ライ角 | 62.5°(7番アイアン) |
シャフト | ダイナミックゴールドAMT WHITE |
フレックス | S200 |
総重量 | 436g |
バランス | D-2 |
シャフトはダイナミックゴールドAMT WHITEをチョイス。ダイナミックゴールドAMTをエースとして使用していたので違和感なく変更できると考えてこのシャフトにしました
関連ダイナミックゴールドAMTを実際に使用してみての感想と評価【試打】
試打計測データ
ヘッドスピード | 35.4m/s |
ボールスピード | 48.1m/s |
打ち出し角 | 19.9° |
サイドスピン | 121左rpm |
バックスピン | 5557rpm |
キャリー | 149ヤード |
総距離 | 161ヤード |
ヘッド形状
ヘッド形状:
切れ味の鋭さが伝わってくるクールな外観で、見た目は文句なしの満点です
トップブレードがストレートでターゲットに対してアライメントが取りやすく、とにかく構えやすいのが好印象。トウ側が立っているのとライ角がアップライトでいかにも捕まりやすそうな雰囲気があります
気になるのは、ネックが長めでソールも薄いことで重心位置がかなり高くなるように設定されています。 ここが打ち手を選ぶ部分になってきそうです
ただし、人によってはヘッドが小さすぎて威圧感を感じるかなと思います
飛距離性能
キャリー | 149ヤード |
総距離 | 161ヤード |
飛距離性能:
飛距離性能についてはノーマルロフトのマッスルバックということで期待はできません
平均値は上記のとおりですが、芯で捉えた時とミスヒットではキャリーで9ヤードの差がでました。ミスヒットには決してやさしくなく、しっかりスイートスポットでボールを捉える能力が求められ、ソールが薄く重心位置が高いのでスイングタイプとしてはダウンブローにヘッドを入れていける方に向いていますね
ただ、ソールは狭いなりにバンス角が2°ほどアップするように設計してあり、刺さりすぎないので意外にもダフリには寛容なタイプのマッスルバックアイアンといえます
※大ダフリはさすがに無理
弾道&方向性
サイドスピン | 121左rpm |
弾道&方向性:
コンパクトなヘッドでライ角もアップライトなので捕まりはすこぶる良い感じです
とはいえサイドスピンの量もそれほど多くなく、基本的にはストレート系の弾道でターゲットを狙っていく感じで打っていけそうです
3球目はかなりドローを強めに打っていくイメージで打ってみたところ、しっかりコントロールできたドローを打つことができました
操作性も非常に高いアイアンで、捕まえたい時にはちゃんと捕まり、逃したい時にはフェードが打てる、といった具合に状況に応じて弾道を打ち分けていくことが可能です
打感&フィーリング
打感&フィーリング:
打感についてはもう最高の一言で、これ以上なにを求めるのかというレベルです
素材は軟鉄のなかでも柔らかいとされるS20Cを採用していることと、鍛造マッスルバックが相まってフィーリングがめちゃくちゃ良いです
本間ゴルフ TW-MB ローズプロトアイアンの試打評価まとめ:総合評価
- 軟鉄鍛造のソフトなフィーリングを求める方
- ダウンブローにヘッドを入れていける方
- 操作性を重視し、状況に応じて球筋を打ち分けたい方
総合評価:
見た目や打感は言うことなしで最高にクールでカッコいいアイアンです
ただし、ソールの薄さやネックが長いことで重心位置が高め。ヘッドをダウンブローに入れていける方でないと芯よりも下でボールをヒットすることになり、薄い当たりとなってしまいます
ヘッドやネック軸周りの慣性モーメントが小さく操作性が非常高いので高低左右打ち分けたい方には最高でしょう
所有欲も非常に満たしてくれるカッコよさがあり、個人的にも買ってみてとても満足しています
カッコいいクラブでゴルフを楽しみたいという方は是非チャレンジしてみてほしいアイアンです
以上、本間ゴルフ『TW-MB ローズプロト』アイアン試打評価レビュー|PGAツアー仕様のマッスルバックアイアン。という話題でした
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