試打&評価

【試打評価】RAUNE(ラウネ)ハイブリッド|振りやすさと高弾道が魅力のUT用シャフト【口コミ・評判】

評価:

今回はグラファイトデザインのユーティリティ用シャフト「RAUNEハイブリッド」の試打計測を行いました。今回も自腹で購入しております。

グラファイトデザインの新ブランドとして登場したもので、アイアン用、ユーティリティ用、ウェッジ用と豊富なラインナップがありますが、今回はユーティリティ用です。

すでにプロ選手の間でも使用者が増えている注目シャフト。

結構やさしく打てると評判みたいなのですが、実際打ってみても確かに納得できる部分もたくさんありました。

それでは詳しいデータを見ながら、RAUNE ハイブリッドについてレビューしていきます

計測に使用したクラブのスペック

  • ヘッド:PING G410ハイブリッド #2
  • ロフト角:17°
  • シャフト:RAUNE ハイブリッド 75
  • フレックス:R
  • ボール:タイトリスト プロV1x
  • 弾道計測器:GCQuad
弾道計測器はPGAツアープロも多数使用する「GCQuad」です
まさ
まさ
まさです。ツイッターYoutubeインスタグラムもやってます。フォローよろしくお願いします

RAUNE(ラウネ)ハイブリッドの試打計測データとレビュー

▼平均のデータが下記

ヘッドスピード(m/s) 43.8
ボールスピード(m/s) 60.8
打ち出し角度(°) 14.4
打ち出し方向(°) 2.1(右)
バックスピン(rpm) 3514
サイドスピン(rpm) -45(左)
ピーク時の高さ(yd) 33.2
降下角度(°) 42.6
センターからのブレ(yd) 6(右)
キャリー(yd) 214.8
総距離(yd) 232

以上が計測データになります。

17°のユーティリティでキャリー214.8ヤード、トータル232ヤード

なかなかいい数値です。

特に打ち出し角がつきやすくて高弾道化しやすいので、しっかりキャリーを稼げるといった印象があります。

ボールはかなり拾いやすいシャフトだなと感じました。

 

平均打ち出し角は14.4°。最高到達点が33.2ヤードでしたが、中弾道系と呼ばれるTourAD HYよりも上がります。

バックスピン量が3500回転ぐらいなので十分と言えます。

ただ、アッタスMB HYのほうがさらに上がってスピンも入るので、TourAD HYとアッタスMB HYの中間ぐらいのイメージです。

まあ優しく上げてくれるほうなので、ユーティリティで高さ不足に悩んでいるならおすすめできます。

 

球筋は基本ストレートです。

左下のみ強めに捕まった打球ですが、その他は右に打ち出してそのままストレートで飛んでいった感じです。サイドスピンは少なくて、かっるーいフェードが出るイメージ。

全体として特別捕まりが強い印象はなくて、上がってくれるけど引っかける感じもしない丁度いいバランスが好印象です。

打ち出し方向は右2°ぐらいで安定していますね。

 

重ねたものがこちら。1球だけ逆球が出ていますが、基本はやや右サイドに集まる印象です。

 

1球を除けばほぼ同じ位置に落下しているのがわかります。

 

RAUNE(ラウネ)ハイブリッドの振動数と中間剛性、フィーリング

まず手元剛性を振動数計で計測してみたところ、75Rで振動数が257cpm

Rとはいえ260cpmを下回っていて手元側の剛性は低めです。

切り返しでもしなりを顕著に感じ取ることができるのでハードな印象は全くありません。

 

次に中間部の剛性を計測するためセンターフレックスで計測。

CF値は4.09kgです。

TourAD HY 75RのCF値が4.65kgでしたので明らかに剛性が低めに設定されています。

実際に振ってみると、手元から全体的にしなりを感じやすいです。

この中間部の動きが打ち出しの確保と、スピンがしっかりと入る要因だろうと考えます。

さらに、全体が滑らかに動くようになっているからか、先端が急激に動く感じはありません。捕まりすぎないのはそのためかと思います。

まあ、今回想定していたよりも柔らかかったので、これなら85Sぐらいでも良かったかなと思っているところです。

必要以上にスペックを落とす必要はありません。

ユーティリティはある程度重さを出したいクラブですが、シャフト重量を上げたいけど、硬くはしたくないと考えている方には最適なユーティリティシャフトですね。

 

RAUNE(ラウネ)ハイブリッドのデザインについて

真っ黒な軸にグラファイトデザインのロゴが入ります。

 

控えめにRAUNEの文字。

 

全体が黒でデザインは地味です。

 

反対側には手元のところにロゴが入っています。

まあ地味ですね。見た目でカッコいいなと思うことは特にないです。

 

RAUNE(ラウネ)ハイブリッドの総合評価

柔らかめなユーティリティシャフトですが、どこかが急激に動くわけでもなく、全体が滑らかにしなってくれるため癖があまりないという印象で扱いやすいです。

しなりを感じやすいのでタイミングも取りやすいですし、操作性もなかなか良いです。

ハードなタイプが多いユーティリティ用のカスタムシャフトですが、重量を上げつつもしなりが出て、なおかつボールを上げてくれるモノを探している方におすすめです。

スペック選びもシビアではないので、素直に重さで選んでもらっていいと思います。

評価:

合わせて読みたい

関連飛ぶカスタムシャフトおすすめ人気ランキング【ドライバー・フェアウェイウッド用】

関連ユーティリティおすすめ人気ランキング|ウッド型UT・アイアン型UTをモデル別に厳選紹介

関連ユーティリティ用カスタムカーボンシャフトおすすめ人気ランキング

関連【試打評価】アッタスMB-HYハイブリッドシャフト|適度な走り感と高い安定性【口コミ】

関連【UT用】ベンタス ハイブリッド ブルー試打評価レビュー|安定感を求めるハードヒッターにおすすめ

関連【試打評価】ツアーAD UB|安定感抜群の低スピンフェードシャフト

関連【試打評価】ツアーAD HY ユーティリティ用シャフト|しなやかで上がりやすい【口コミ・評判】

関連ツアーAD PT試打評価レビュー|一生使える低スピンシャフト

関連【試打評価】デラマックス03UT|高さは出しやすいけど左に行きづらいユーティリティ専用シャフト【口コミ・評判】

ABOUT ME
まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
一緒に読まれている記事