試打&評価

プロジェクトXシャフト試打評価レビュー|飛距離のバラツキが少なく、安定感アップ

プロジェクトX試打評価レビュー

プロジェクトXシャフトの試打評価を行っている記事です

まさ
まさ
どうもまさです

スチールシャフトといえば、トゥルーテンパー社の『ダイナミックゴールド』と、日本シャフトから発売されている『NS PRO 950』が有名

コントロール性能に優れることから、今でもスチールシャフトはプロの使用率も高いことで知られています

スチールシャフトにも様々なモデルがありますが、そんなスチールシャフトの中から、アメリカPGAツアーでの使用率も高く、パワーヒッターに人気の、トゥルーテンパー社『プロジェクトX』の試打を行いました

そこでこの記事では

  • プロジェクトXシャフトはどういったシャフトか
  • プロジェクトXシャフトを試打してみてのレビュー
  • こんな方におすすめ
  • 最安値でシャフト単品を購入できるおすすめのショップ

以上の3点をメインに、データ計測をもとにした解説を交えながら、わかりやすくレビューしていきますので、是非シャフト選びの参考にしてみてください

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プロジェクトXシャフトの概要

プロジェクトX概要
  • 入射角が緩やかになる
  • エネルギー効率が高い弾き系シャフト
  • 重ためでハッドヒッター向け

プロジェクトXはPGAツアーなど欧米の選手に非常に人気のあるモデルで、基本的にはハードヒッター向けのシャフトという位置づけです

特に最近のスチールシャフトの中では珍しいステップレスとなっているのも特徴のひとつ(シャフトに節がないもの)

現在はカタログ上で元調子という表記になっていますが、以前の販売元であったプレシジョン社時にはカタログに中調子という表記になっていました

これは計測上の関係もありますが、トゥルーテンパー社が計測した場合であるということで、実際にはプレシジョン社から発売されていた物と製品自体は全く同じです

2006年にトゥルーテンパー社がロイヤルプレシジョン社を買収し、関連商品はトゥルーテンパーの製品となりました

プロジェクトXはダイナミックゴールドやNS PROのようにシャフトにステップが無いのが特徴で、番手ごとに最適なしなりとなるように、手元側から先端側にかけての太さを変えています

高重量のスチールシャフトなのだけれども、カーボンシャフトのような加速感を味わうことができ、エネルギー効率が非常に高いモデルとなっています

またシャフトの中心部の剛性が高めに設定されている特性上、入射角が緩やかになるという効果も期待できるので、ヘッドが鋭角に入り過ぎる方にはもってこいのシャフトです

スペック&振動数

スマホからの閲覧の方は、表を横にスクロールしてご覧頂けます
フレックス   3 4 5 6 7 8 9 PW
7.0(X+) 重量 119g
振動数 337 341 346 352 360 370 375 380
バランス D2 D3
6.5(X) 重量 115g
振動数 330 335 340 346 353 360 366 372
バランス D2 D3
6.0(S+) 重量 112g
振動数 325 331 338 342 347 355 362 368
バランス D2 D3
5.5(S) 重量 107g
振動数 320 325 333 338 344 350 357 362
バランス D2 D3
5.0(R+) 重量 105g
振動数 316 320 325 330 335 341 348 356
バランス D2 D3

※振動数とバランスは参考値ですので、組み合わせるヘッドやグリップ、長さによって変化します。あくまでも目安としてお考えください

プロジェクトXシャフトの試打評価レビュー

プロジェクトX試打クラブ2

試打クラブのスペック

ヘッド 本間ゴルフ TW747V
番手 7番
シャフト プロジェクトX
フレックス 6.0(S+)
総重量 446.5g
バランス バランスD3.4

 

プロジェクトXの試打計測データ

プロジェクトX試打計測データ_Fotor
ヘッドスピード 35.5m/s
ボールスピード 48.3m/s
打ち出し角 20.3度
サイドスピン 460右rpm
バックスピン 6192rpm
キャリー 148ヤード
総距離 158ヤード

4球試打をしてみての平均値のデータです

飛距離性能

ヘッドスピード 35.5m/s
ボールスピード 48.3m/s
キャリー 148ヤード
総距離 158ヤード

飛距離性能:

飛距離性能に関していうと、TW747Vに標準装着のDG AMT WHITEモデルを打った場合と比較してもほぼ同様の結果となりました

重量的にはこちらのほうが9gほど重たいのですが、エネルギー効率も高く、ボール初速も十分出ています

同一ヘッドなので、特段飛ぶようになるということはありませんが、持っただけで明らかに重く感じるクラブになっても飛距離性能に影響が出にくいのは非常に良い結果ではないでしょうか

特に良いなと感じる部分は入射角が緩やかになり、飛距離のバラつきが少ないところ

ぼくは基本的に入射角が鋭角なタイプのスイングなので、インパクトロフトが変わりやすく、飛距離にバラツキのでるシャフトは使いたくないのですが、プロジェクトXは入射角が緩やかになるので、飛距離が揃いやすいのが好印象でした

シャフトの中間部の剛性が高く、相対的に先端がほどよく走ることで入射角が緩やかになります
まさ
まさ
使えなくはないですが、個人的にはスイングスピードにもオーバースペックなので、使うなら5.5あたりをチョイスしてもう少し総重量を軽くしたいところです

 

弾道&方向性

打ち出し角 20.3度
最大の高さ 29ヤード
サイドスピン 460右rpm
軸からのズレ(ターゲットライン)

左に2ヤード

方向性:

方向性に関しては素晴らしいの一言。4球打ってみて、全てターゲットラインから一桁のズレという好結果です

やはり全体的な剛性感が高く、スイング中のヘッド軌道は非常に安定します。こういったところも、ハードヒッターが多いPGAツアーなどでもウケている点だと感じます

ヘッドは走るんですが、極端に返りすぎることもなく、左へのミスもかなり軽減できます

 

フィーリング

フィーリング:

フィーリング的にはスチールシャフトを降っているというよりは、硬めのカーボンシャフトを振っているような感じ。ダイナミックゴールドのような粘り感は少なく、どちらかというと弾き感の強いシャフトという印象です

粘り感の強いスチールシャフト(ダイナミックゴールドなど)を今まで使っていた方だと違和感を感じるほどで、粘り感のあるシャフトが『グニャッ』とした表現だと、プロジェクトXは『ピンピン』しているという表現になりそう

スイングタイプ的には、シャフトが寝て入ったり、振り遅れて右プッシュが出てしまう方と高相性ですね

 

プロジェクトXの試打評価のまとめ

こんな方におすすめ

  • ヘッドスピードに自信のあるハードヒッターの方
  • 振りおくれのミスが出やすい方
  • ヘッド入射角を緩やかにしたい方

総合評価:

方向性が良く、入射角も緩やかになることで飛距離のバラつきも少なくなり、アイアンショット全体のクオリティを高めてくれます。アイアンの安定感をアップさせたい方におすすめしたいモデル

ただし、重量は重ためで、フィーリングとしても硬めのシャフト。参考までですが、ドライバーのヘッドスピードが45前後なら5.5あたりをチョイスするのが無難です

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以上、プロジェクトXシャフト試打レビュー|飛距離のバラツキが少なく、安定感アップ。という話題でした

プロジェクトXを最安値できるおすすめショップ

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そこでおすすめなのがUSモデルのゴルフクラブを専門に扱っている老舗のフェアウェイゴルフさん

ぼくも普段USモデルを購入する際に利用しているショップで、今年に入ってからはコブラSPEEDZONEやSIM MAX Dドライバーを購入しています

メーカーから直接仕入れを行っている正規ライセンス品取扱店なので安心感が違います

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
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