試打&評価

【名器試打評価】プロギアRS-F2017ドライバー|打感・安定度・飛距離。全てがハイクオリティ【口コミ】

【名器試打評価】プロギアRS-F2017ドライバー10

今回はプロギア「RS-F2017ドライバー」の試打計測を行いました(GCクアッドを使用)。2017年モデルのRSドライバーは2種類あるけれど、2021年2月頃に買っていてそこそこ愛用しています

実はこれの1世代前のモデルにあたる2016年のRSとRS-Fドライバーは、ルールギリギリの反発力を求めた結果、市場に流通したもの中の一部がSLE(反発規制ルール)の上限をオーバーしてしまうということがありました

そしてこの2016年モデルのルール不適合品の件は、購入者に対し適合品への交換を迅速に行なったことで逆に評価を高めたらしい

ちなみに今回とりあげる2017年モデルはヘッドの全数検査という異例の検査体勢をもって世に送り出されたもの。品質面をはじめ飛距離性能の高さなど前作以上の評価を得た名器中の名器

個人的に現在もメインで使用する機会が多く、とても気に入っているドライバーなので、今回改めて紹介しておこうと思います

【名器試打評価】プロギアRS-F2017ドライバー9

それでは詳しいデータを見ながらプロギアRS-F2017ドライバーについてレビューしていきます

計測に使用したクラブのスペック

  • ヘッド:プロギアRS-F2017
  • ロフト角:9.5°
  • シャフト:ツアーAD PT 6
  • フレックス:S
  • ボール:タイトリスト プロV1x
  • 弾道計測器:GCQuad
弾道計測器はPGAツアープロも多数使用する「GCQuad」です
まさ
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プロギアRS-F2017ドライバー試打計測データ

【名器試打評価】プロギアRS-F2017ドライバー

▼平均のデータが下記

ヘッドスピード(m/s) 46.7
ボールスピード(m/s) 67.7
打ち出し角度(°) 15.7
打ち出し方向(°) 0.9(右)
バックスピン(rpm) 2308
サイドスピン(rpm) -291(左)
ピーク時の高さ(yd) 40.5
降下角度(°) 43.6
センターからのブレ(yd) -12(左)
キャリー(yd) 264.2
総距離(yd) 278.7

以上が計測データです。キャリー264.2ヤード、トータル278.7ヤード。見てわかるとおり最新ドライバーにまったく引けををとっていません

バックスピン量は2300回転がボリュームゾーンで適正なスピン量です。多すぎず少なすぎずで安定してキャリーを出せる数値です。飛び姿も綺麗で低スピンすぎてドロップするような不安も感じません

最高到達点は40ydとぼくが打った印象では中弾道というイメージです。とんでもない低スピン系ドライバーではありませんが、弾道が抑えられているので降下角度も割と緩やかです

弾道イメージはこちら

【名器試打評価】プロギアRS-F2017ドライバー3

弾道イメージがこちら。RSとRS-Fという2モデルがあって、今回のRS-Fはメーカー的にはフェードタイプに位置づけています。ただ実際に打ってみるとそれなりに捕まってくれるし右に抜けるということも感じません

開きやすいこともなく、フェースにボールも乗ってくれるのでコントロールも効きます。ヘドの操作性も良くてフェードとドローの打ち分けもしやすいです

弾道を重ねたイメージ

【名器試打評価】プロギアRS-F2017ドライバー1

各ショットを重ねたものがこちら。すべて似たようなドロー系の弾道です。普通に打てば自然と捕まってくれて弾道も強く、飛距離も出てくれます

左右高低のばらつき

【名器試打評価】プロギアRS-F2017ドライバー2

高さも左右もほとんどバラつきがでません。安定性はイメージよりも極めて高く打点ブレにもかなり強さを感じます

一見難しそうなイメージもありますが、許容度も高く優しいドライバーだと感じます

 

プロギアRS-F2017ドライバーのセッティングの可能性

【名器試打評価】プロギアRS-F2017ドライバー3

RS-F2017はそこまで低スピンなヘッドではない点や、意外と捕まりも悪くないので組み合わせるなら先端剛性の高いタイプのシャフトと組み合わせても良いでしょう

ベンタスブルーorブラックや、ツアーAD UBあたりと組み合わせると安定性を高めつつ飛距離アップも狙えるはず

 

プロギアRS-F2017ドライバーのヘッドデザイン

【名器試打評価】プロギアRS-F2017ドライバー9

ブラックベースでシックなデザインです。差し色が入っておらず飾り気はあまりありません

 

【名器試打評価】プロギアRS-F2017ドライバー4

RS-Fはヘッド後方とトウ側に交換可能なウェイトが装着されています。標準だと後方が8gでトウ側が3g

それぞれ入れ替えてみると捕まり具合も抑えられるので捕まりすぎが嫌いなら変更してみても良いでしょう

ちなみにこれ以外の重さのウェイトも販売されているのでカスタマイズの幅も結構あります

【名器試打評価】プロギアRS-F2017ドライバー7

オーソドックスな洋梨形状。スッキリとした見た目で最高に良いです

ちょっと気になるとすればフェースとクラウンの境目が設計上斜めになっている点。ここは最初違和感を感じてしまうのが正直なところなんですが、使っているとすぐに慣れました

 

【名器試打評価】プロギアRS-F2017ドライバー6

横からみるとこんな感じ。Wクラウン設計というものでフェースからクラウンにつながる部分が斜めになっています

 

【名器試打評価】プロギアRS-F2017ドライバー5

フェースはそこそこディープです。パッと見は全くわかりませんがこのフェースの反発はかなりギリギリを攻めているらしいのです。2017年モデルは全数検査されているからルール適合なのでご安心を(笑)

そして打感も極めて良いです。低音ではなくて中音ぐらいで適度な弾きを感じつつもボールを押せる感覚もある絶妙なさじ加減。最近週流のカーボンコンポジットではなかなか出せない打音だと思いますがこれがたまりません

 

プロギアRS-F2017ドライバーの総合評価

【名器試打評価】プロギアRS-F2017ドライバー11

2017年モデルですが飛びも優秀なうえに高いレベルで安定してくれるのでとてもおすすめです

捕まりもそこそこ良くてコントロールも効くので万能なドライバー。高さが中弾道なので高さが出にくいなら10.5°を選ぶのが良いと思います

打感などフィーリング面でも素晴らしい完成度。現在は2万円以下でも手に入るのでコスパも良いです

おすすめ度

 

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
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