2020年3月発売のPING G710アイアンを試打しました
飛び系アイアンなのに、ミスヒットに強く、さらに打感も良いという風にメーカーが側は謳っておりますが
実際のところはどういった性能やフィーリングなのかを確かめて見ました
おおまかな特徴は以下のとおり
- 初速を向上させるマレージングC300フェース
- 大きなたわみを生み出す中空構造
- PINGアイアン史上、最大級MOIでミスに強い
このページでは、「弾道計測器スカイトラック」を使ってのデータ計測をもとに、PING G710アイアンの性能について正直な感想を書いていきます
PING G710アイアンの概要とスペック
- 高弾道が得られる中空構造
- ハイドロパール仕上げでウェットな環境下でのフライヤー防止
- 前作比5%アップの高MOIでミスに強い
ブラックのヘッドがかっこいいPINGのG710アイアン
G700の後継モデルにあたるアイアンで、中空構造という部分は前作から引き継がれています
中空構造に加えて、7番のロフト角が28度。大きくたわむフェースとの相乗効果で、飛距離性能にも優れた飛び系アイアンです
さらに前作のG700アイアンと比較しても、G710アイアンの方が5%ものMOI値が上昇しているということでミスヒットにも格段に強くなっている点も特徴です
ハイドロパールステルス仕上げのブラックボディが非常にかっこいいのですが、この仕上げは疎水性に優れた仕上げであり、ウェットな環境下でのフライヤーによる飛びすぎを抑えるという働きにも期待できます
さらに芝上での滑りも滑らかになるので、振り抜きの良さにも繋がってきます
スペック
PING G710 | |
番手 | 7番 |
ロフト角(°) | 28度(7番) |
ライ角(°) | 62度(7番) |
バウンス角(°) | 6度(7番) |
カーボンシャフトシャフト① | ALTA DISTANZA BLACK 40 |
スチールシャフト② | NS 950GH neo |
長さ(インチ) | ①37 ②36.5 |
総重量 | ①約359g ②約409g |
バランス | ①D0 ②D0 |
試打に使用したPING G710アイアンのスペック
ヘッド | PING G710 |
番手とロフト角 | 7番(28度) |
シャフト | NS950GH neo |
フレックス | R |
総重量 | 406g |
バランス | D0 |
長さ | 37.5インチ |
今回はG710に7番アイアンのヘッドに、ストロングロフトと相性の良い軽量スチールのNS950GH neoが装着されているモデルを打ってみました
フレックスはRシャフトです
G710アイアンの試打データと評価
ヘッドスピード | 40.5m/s |
ボールスピード | 53.1m/s |
サイドスピン | -393rpm |
バックスピン | 5346.9rpm |
打ち出し角 | 18.7° |
打ち出し方向 | 1.8 |
センターからのブレ | -3.2 |
キャリー | 166.9yd |
総距離 | 178.8yd |
飛距離的にはロフトなりかなという印象
ボールスピード(m/s) | 53.1 |
バックスピン量(rpm) | 5346.9 |
打ち出し角 | 18.7 |
キャリー(yd) | 166.9 |
総距離(yd) | 178.8 |
飛距離性能:
飛距離的には7番でロフト28度ということですが、ロフトなりの飛距離かなという印象です(飛距離的には優秀な方)
ロフト角以上に飛ぶアイアンという感じではないですが、バックスピン量はやや多い結果となっています
さらに打ち出し角もロフト角を考慮すると、高さが出てるのがわかります
高さとスピン量でしっかりとグリーンを捉えられるアイアンというのが率直な感想ですね
バックスピン量が多いというのも飛距離がもう一歩でなかった理由ではありますが・・・
グースネックの見た目どおりの捕まりの良さ
サイドスピン量(rpm) | -393 |
打ち出し方向(°) | 1.8 |
打ち出し角(°) | 18.7 |
センターからのブレ(yd) | -3.2 |
弾道&方向性:
オフセットが強い、いわゆるグースネックのアイアンで、見た目どおりしっかりと捕まった打球を打つことが可能
試打を行ったこの日は、左からの風が強かったのですが、右に持って行かれそうなところを最小限に抑えることができました
G710はスライサーでも楽にボールを捕まえることができるタイプのアイアンです
打ち出し方向も比較的安定していますし、フック回転も平均で500rpm以下なので、方向性も良いモデルかなと感じます
打感は硬いというか、めちゃくちゃ弾く
打感&打音:
打感の良さをメーカー側は謳っていますが、何を持って打感が良いのかは人によって分かれる部分
中空構造のマレージングフェースなので、非常に弾き感が強いです
パチーンという金属音なので、柔らかくフェースに吸い付くような打感をイメージすると違和感がありまくりです
嫌な感じはしませんが、打球感は硬めということで認識しておきましょう
ミスヒットにも強く簡単に高弾道が打てる優しいアイアン
優しさ:
G710アイアンはミスヒットに強いという点もメーカーが謳っていますが、確かにこれは実感できます
特にフェースのトウ側(先の方)での打点ブレに強くて、方向が狂いにくいです
飛距離的にはやはり落ちますが、それはしょうがない部分
あと、弾道の高さが素晴らしくて、ロフト角28度と考えるとかなりの高弾道です
打球が上がりにくくて、飛距離をロスしている方には最適かなと思います
オフセットが強いが、ブラックボディで引き締まってみえるので構えやすい
まず第一印象はオフセットが強くて、かなりのグースネック形状であるのがわかります
前作のG700と形状的にはほぼ同じですが、ブラック仕上げなので、G710のほうが引き締まって見えます
ヘッドサイズ的には飛び系アイアンらしく大型ですが、安心感にも繋がる部分
仕上げもキレイだし、高級感も十分感じれる仕上がりで高評価ポイントです
G710アイアンをカスタムするならこのシャフト
基本的には純正のカーボンや、標準ラインナップにあるスチールシャフト(ZEROS6、ZEROS7、NS950neo)の中から選択するのがおすすめです
もしカスタムするとしても重量が重たいシャフトはおすすめしません
基本的に大型ヘッドのアイアンは重心距離が長いので、軽量のシャフトとの相性が良いです
なぜかと重心距離が長いと重たく感じるというのが理由です
なので、100g以上の重量があるシャフトを装着すると、コンパクトで重心距離の短いアイアンと比べて重たく感じるでしょう(捕まりも悪くなることが予想できます)
カーボンなら素直に純正がおすすめです
まとめ:PING G710アイアンは高弾道でグリーンを狙える飛び系アイアン
以上、SIM MAX Dドライバー試打&評価|シリーズ中では最も安定性が高く、トータルバランスに優れたドライバー。という話題でした
『PING G710アイアン』を買うならUSモデル専門店『フェアウェイゴルフ』がおすすめ
PINGはもともとUSのメーカー
日本モデルよりもUSモデルの方が金額的にはかなり安くなっているので、価格的には国内モデルよりは買いやすいかなと思います
注意点は重量が重たいシャフトが多いので、ぼくが推奨するスペックを選択する幅が狭い点
あとUSモデルは7番で29.5度と日本モデルよりも寝ている点に気をつけましょう
それでもUSモデルを選択する場合はにおすすめなのがUSモデルのゴルフクラブを専門に扱っている老舗のフェアウェイゴルフさん
ぼくも普段USモデルを購入する際に利用しているショップで、今年に入ってからはコブラSPEEDZONEを購入しています(昨年はEPIC FLASH)
メーカーから直接仕入れを行っている正規ライセンス品取扱店なので安心感が違います
参考USモデル専門「フェアウェイゴルフ」は安全?ヘビーユーザーがメリット・デメリットを徹底解説
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