PINGの2020年モデルG425アイアンを試打しました
この記事ではPING G425アイアンの計測データにフォーカスをあてて性能や特徴、良かった点・気になった点を正直にレビューしていきます
PING G425アイアンの特徴
ポケットキャビティタイプのアイアン「G425」
鋳造製のステンレススチールのヘッドで、フェース面には最大のたわみを生む構造に進化し、高弾道化を実現しています
重量周辺配分設計ということで、ヘッドの外周部分に重量を配置して慣性モーメントをアップさせてブレないヘッドに仕上げているというアイアンで、ミスヒットに対しての強さも特徴の一つとしてます
加えてソールも厚めに作られていて、ダフリに対する許容性に加えて低重心化の役割も担っています
▼深めのポケットキャビティ
ポケキャビ部分も深くて見た目からして簡単にボールが上がりそうです
ヘッドスペック
番手 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW | UW | SW | LW |
ロフト角(°) | 20.5 | 23.5 | 26.5 | 30 | 34.5 | 39.5 | 44.5 | 49.5 | 54 | 58 |
ライ角(°) | 60.5 | 61 | 61.5 | 62 | 62.5 | 62.8 | 63.5 | 64.1 | 64.4 | 64.6 |
バウンス角(°) | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 11 | 12 | 12 | 13 | 13 |
PING G425アイアン試打レビュー
PING G425アイアンの7番アイアンに、標準装着のカーボンシャフト「ALTA J CB」が挿さったモデルをを試打しました
ロフト角は30°
クラブの全長は37インチ
フレックスはS
バランスはC9
総重量は367g
PING G425アイアン | |
ヘッドスピード(m/s) | 40.2 |
ボールスピード(m/s) | 51.5 |
打ち出し角(°) | 21.5 |
打ち出し方向(°) | 0.45 |
サイドスピン(rpm) | -588 |
バックスピン(rpm) | 5224.5 |
キャリー(ヤード) | 159.6 |
総距離(ヤード) | 170.9 |
結果からいうと、G425の飛距離性能は割と平凡でめちゃくちゃ飛ぶという感じでもありませんでした。ただ、弾道の高さと捕まりは製品の説明どおり超優秀なアイアンでとにかく簡単の一言
飛距離は正直に言うと平凡
7番アイアンのロフト角は30°ということですが、飛距離は割と平凡
それよりも印象的なのは弾道の高さでした
▼似たような見た目やロフトが近いタイプのアイアンとG425アイアンを比較したのがこちら
G425(30°) | G710(28°) | TR20P(30°) | SIM MAX(28.5) | |
打ち出し角 | 21.5 | 18.5 | 18.8 | 20.4 |
バックスピン量 | 5224.5 | 5346.9 | 6589.5 | 5565 |
キャリー | 159.6 | 166.9 | 162.0 | 164.2 |
総距離 | 170.9 | 178.8 | 172.7 | 174.6 |
見た目の割にG425は7番アイアンで30°という事ですけれども、今時にしては珍しいモデルです
飛距離は正直言って普通。ただ特筆すべきは弾道の高さです
深さのあるポケットキャビティ構造と30°というロフト設定が組み合わさっためちゃくちゃ簡単にボールが上がります
上がりすぎて前に行かなかったというのも飛距離が思ったほど出なかった要因とも言えますが、この高弾道はストロングポイントと言える部分。シンプルにメリットになるところです
飛び方も打ち出しからいきなり高くて、真上からグリーンに落とせるような打球。バックスピン量はやや少なめな印象があるので風の影響は受けにくい気がします
スピンで止めるというよりは圧倒的な高さによって止めていくという感じをイメージしてもらえると良いと思います
オートマチックに捕まるハイドローと寛容性の高さが魅力
球筋は強めのドローで、捕まりの良さも際立っています
こすって弱々しいスライスになるというような事も全くなかったです
ぼく自身は基本的にはフェード系が持ち玉なのですけど、それでもフック系に自然となるのでスライサーの方にとっては最適な選択肢だと思います
反対にフッカーは逃して打つのが難しくなりそうなので、逆に難しくなりそうな気もします
あとはとにかく簡単と言えるアイアンです
楽に上がって捕まってくれるし、何よりミスヒットに対してはかなりの強さがあるように感じます
打点ブレに凄く寛容で、初級者の方でも扱いやすいモデルですね
PINGらしく安心感のあるヘッド形状
オフセット強めで、いわゆるグースネックタイプのアイアン
PINGの大型キャビティアイアンとしてはお馴染みの形状ではあります
見た目からして捕まりそうでスライスを軽減したい方にとっては非常に安心感のある顔をしています
▼トップブレードはやや厚みがあります
極端に分厚くはないですが、やや厚めのトップブレード
個人的にはそれほど違和感なく構えることができるし、優しそうな雰囲気が出ていて割と好印象です
打感は弾きで気持ちいい感触
柔らかい打感とは正反対で、弾き感の強い打感です
使っている素材もそうですけれども、見た目どおりのフィーリングなので特段違和感はありません
むしろ気持ちいいぐらいに弾いてくれます
PING G425アイアンの試打動画
PING G425アイアンを試打してみてのまとめ
- 高弾道のアイアンショットを打ちたい方
- スライスを軽減して飛距離を伸ばしたい方
- とにかくミスヒットに強いアイアンが良い方
ロフトもそんなに立っていない事もあって、見た目ほど飛ばないアイアンですが、とにかく楽ちんなアイアンです
楽に高弾道ショットが打てますし、簡単に捕まる
スライサーや打球が上がらなくて悩んでいる方には非常に効果的なアイアンだと言えます
もっと飛距離が欲しいなら他の選択肢もありますが、そもそもスライスしたり打球が上がらないという場合はG425を選択するのがおすすめです
個人的には非常に高評価なアイアンですね
おすすめ度:
以上、PING G425アイアン試打&評価|超高弾道でマジでとにかく簡単なオートマアイアン。という話題でした
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