テーラーメイドのタイガーウッズモデルである「P7TWアイアン」の試打を行いました
日本国内モデルとしても数量限定で販売されているスペシャルなアイアン
そこでこの記事では、P7TWアイアンの性能や特徴について試打計測データをもとに、良かった点・気になった点を正直にレビューしていきます
テーラーメイドP7TWアイアンの特徴
タイガーウッズが今まで使用してきたクラブを分析して、ソール形状やヘッド形状、フェース面のスコアラインという細部にまでこだわって開発された、まさしくタイガーのためのスペシャルなブレードアイアンです
素材には軟鉄素材のS25Cを採用しています。軟鉄としてやや硬めの素材ですが、このあたりもタイガーの好みが反映されているのだと思います
今回試打しているアイアンも含めてレプリカモデルとして販売されているP7TWは、テーラーメイド独自の「ミルドグラインド製法」が採用されています
マスターピースと同じヘッド形状が手に入るので、これはめちゃくちゃ嬉しいポイントではないでしょうか
▼タイガーのこだわりが強いソール面にもミルドグラインド製法が導入されています
トッププロはコース上はもちろん、練習場でも芝の上からのショットを頻繁に行うのでソールの摩耗が激しいことはよく知られています
ソールが摩耗することによってフィーリングが変わってくるのですが、そうなるとヘッドを交換するしかないのだけど、前述したとおりテーラーメイドのミルドグラインドだと全く同じヘッド形状を作れるそうです
一般アマチュアにはソール違いまでは正直感覚的にはわからないところですが、こういったテクノロジーの進化はタイガーにもメリットが大きいのでしょう
ちなみにソール幅はかなり狭いです
▼バックフェースにタングステンを内蔵してタイガー好みの打感にチューニング
実物を見てもメッキ処理が施されているので見た目にはわからないんですけど、バックフェース部分にはタングステンウェイトが内蔵されています
これによって調整が施されているようで、タイガー好みの打音と打感になっているようです
P7TW | |
3番 | 21° |
4番 | 24° |
5番 | 27° |
6番 | 31° |
7番 | 35° |
8番 | 39° |
9番 | 43° |
PW | 47° |
テーラーメイドP7TWアイアン試打レビュー
P7TWの7番アイアンに、シャフトはダイナミックゴールドツアーイシューのX100を装着したものを試打しました
ツアーイシューだけど、タイガーと同様にノンラベルの特別仕様モデルになっていますので、ツアーイシューのシルク印刷はありません
番手は7番
ロフト角は35°
クラブの全長は37.0インチ
バランスはD3
総重量は451g
振動数は351cpm
それでは弾道計測器スカイトラックにてデータ計測を行ったのでまずはデータを見ていきましょう
P7TWアイアン:試打計測データ
ヘッドスピード | 38.6m/s |
ボールスピード | 49.2m/s |
打ち出し角 | 21.8° |
打ち出し方向 | 0.8° |
バックスピン | 7414rpm |
サイドスピン | 52.9rpm(右) |
センターからのブレ | 2.7yd |
キャリー | 144.9yd |
総距離 | 154.7yd |
結果から言うと、飛距離はロフトなりで独特な打感が癖になるアイアン
飛距離はロフトなり
7番アイアンでロフト角が35°ということもあって、ここ最近打ったアイアンの中でも角度は最も寝ています
今ぼくがメインで使っているハーフキャビティアイアンの8番が36°なのでそれに近いですし、計測値的にも8番とほぼ似たよう飛距離でした
ロフトなりの飛距離ですが、バックスピン量が非常に多くて7000中盤という結果です
当然ですが飛ぶタイプではございません
またロフトが寝ているので高さはロフトなりに出ます
良くも悪くもヘッドが敏感に反応する
マッスルバックだけど意外と優しくて打ちやすいよ!と言いたいところですが、簡単か難しいかで言えば正直難しいです
まずヘッドが敏感に反応するので、フェース面の管理にシビアさはあります
開いたり閉じたりとスイングに対しての反応が非常に良いです
スイングが安定していないと打球が左右に散らばってしまうでしょう
その反面、インテンショナルなショットを打ちたい時には威力を発揮するほどの操作性の高さがあります
並な感想ですがこのあたりはさすがタイガー仕様といったところです
色んな弾道を打ち分けたいという方には最高でしょう
若干だけど懐のあるヘッド形状
テーラーメイドのアイアンとは思えないほど、日本系アイアンに近い形状に感じます
ブレード系だと物凄いストレートネックなモデルが多いですが、ほんの少しグース気味で懐のある顔
タイガーがミズノや三浦製のアイアンを使っていたことも影響しているのか、海外メーカー特有の丸みのある形状ではないですね
あとブレード型だけどヒール側に高さがあるのも特徴的です
ソリッドでフィードバックのある打感
打感に関してはものすごく柔らかいという感じはあまりなくて、若干硬さを残しているようなブレード型としては独特な感触です
打音もやや高めという点もそう感じさせる要素だと思います
バックフェース側にタングステンを内蔵してタイガー好みにチューニングしているというのは、先に紹介したとおりです
すごく柔らかい打感をイメージして打つと「あれ?」と思うかもしれませんが、打っていると癖になる打感でこれはこれで悪くない感じです
テーラーメイド P7TWアイアンの試打動画
総合評価:シンプルに難しいけど欲しくなるやつ
- タイガーと同じアイアンを使いたい方
- とにかく操作性の高いアイアンが好みな方
- ソリッドな打感が好みの方
ロフトは寝ているし、今時のアイアンとは正直かけはなれたスペックであることは間違いありません
ただ操作性という部分ではまさにトップオブトップという印象で、弾道を自在に操るタイガーが使うアイアンらしい機敏さを感じます
そういったところからもスイングに対しての反応が良すぎるので、まずはスイングの安定性も求められます
基本的にはフックもスライスも両方打てるタイプなので球筋は選びませんし、マッスルバックを使いこなせている方であれば問題なく使えるでしょう
これは意外にも優しく打てますよ!とは正直言えませんが、ソリッドで独特な打感と見た目の良さで所有欲をこの上なく満たしてくれるアイアンなのは間違いありません
以上、テーラーメイドP7TWアイアン試打と評価|ソリッドな打感のタイガーウッズモデル。という話題でした
テーラーメイド公式オンラインショップにも在庫あり
テーラーメイドの公式オンラインショップにて、2019年5月24日から数量限定で販売が開始されました
在庫切れになっていましたが、現在は在庫が復活しています
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