ニコンのレーザー距離計は全部で4種類が2021年モデルとして発売されています
その中でもハイエンドモデルである「クールショットプロ2 スタビライズド」をぼくは購入してレビューしています。詳しくはレビュー記事や動画を確認していただければと思います
この記事で紹介するのは、「クールショットライト スタビライズド」というモデルで、手ぶれ補正機能を搭載している注目の新作レーザー距離計
実際にラウンドテストを行ったので使用感をもとにレビューしていきます
2021年モデルの手ブレ補正搭載モデルは下記
- クールショットプロ2←手ブレ補正あり
- クールショットライト(本記事の計測器)←手ブレ補正あり
- クールショット50i←なし
- クールショット20i G2←なし
結論を言ってしまうとかなりおすすめなレーザー距離計
理由は手ブレを80%軽減する最強の補正機能を搭載しながらも3万円台の価格で購入できるから
計測自体のしやすさは最上位のプロ2と同等で非の打ち所がないです
では欠点がないの?というとそういう事はありません。計測完了時のお知らせ機能が画面内のリングだけで、計測が終わったかどうかが少しわかりづらいのは残念
とはいえ、手ブレ補正が搭載されている機種では最もコスパに優れているので、計測のしやすさに妥協はしたくない、という方には間違いなくおすすめできるレーザー距離計です
ニコン クールショットライト スタビライズドの概要と特徴
2021年6月18日発売。クールショットライトはニコンレーザー距離計の中では4モデル中上から2番目の上位機種にあたります
- クールショットライト←39,600円
- クールショットプロ2←49,500円
超強力な手ブレ補正を搭載
最大の特徴は「手ブレを80%軽減する」超強力な手ブレ補正機能です
最強の手ブレ補正機能で、他メーカーを圧倒しているニコンレーザー距離計唯一無二のストロングポイントです
ロックオン機能搭載で細いピンも瞬時に計測可能
クールショットライトではロックオン機能が使えて作動すると画面内にリングが表示されます
ピンやフラッグなどの細い目標物をちゃんと捉えられるかどうか不安だと思っている方でも問題なく計測することができます
ディスプレイの文字は黒色
クールショットライトのディスプレイは黒色の表示です
クールショットプロ2はOLEDディスプレイでグリーンとレッドのカラーだったので、見劣りするところかなと思いますが、言ってみれば普通のディスプレイ
高低差表示にも対応
高低差機能が搭載されています。打つべき距離が表示されるので誰でも正確な距離を打っていけます。さらに直線距離にも対応しているので競技使用もできます
直線モード時には直線モードサインが点灯するので、外部からも確認できるようになっています
最上位版に引けをとらない素晴らしい使用感
ここからは実際にラウンドテストを行っての使用感を紹介していきますが、まずは手ブレ補正に関するところから
手ブレ補正は最上位版と同様で最強
手ブレの補正率は最上位版のクールショットプロ2と変わらずで80%の軽減率です。使用感も全然変わりありませんでした
プロ2の方が値段も高いからより手ブレが抑えられるのでは?という事を思いそうなところですけれど、本当に全く一緒だから気にせずに買ってもらっていいです
一緒ということだから、要するに最強の手ブレ補正機能ということです
ロックオン機能は秀逸
クールショットライトにはロックオン機能が備わっているんですが、非常に強力な機能で使いやすいです。背景に木があったりしても本当に瞬時に計測できるうえに誤計測を減らせます
他メーカーのレーザー距離計では長押しやモード切替によってロックオン(ピンサーチ機能)が作動するんですけど、クールショットライトは普通に計測するだけで使うことができます。特別な操作は必要ありません
つまりいつでも手前側の目標物を優先して計測してくれます。ちなみにロックオンモードは購入時にオンになっていますけど、必要なければオフにすることも可能
精度は文句はなしで安心して使える
精度に関していえばクールショットプロ2と全く同じ出来です。安心して使うことが可能な高精度なレーザー距離計でございます
クールショットプロ2のレビュー記事にブッシュネルとの精度検証を掲載しているので、どうしても精度に関して気になるようであれば一度ご覧下さい
関連ニコン クールショットプロ2 スタビライズド評価レビュー|弱点なしの完成されたレーザー距離計
トップクラスの計測スピード
計測スピードはトップオブトップ。言うなればマキロイみたいな感じです
メーカー公称値では0.3秒の測定スピードと記載されていますけれど、0.2秒以下のスピードを謳っているファインキャディJ300と比べても遜色ないスピード感です
スピードは本当に優秀なんでストレスは全くありません。ちなみに最上位版のクールショットプロ2との速度もほぼ一緒でもう両方普通に速いです
あと、ロックオン機能と呼ばれる機能を使うと極端に計測スピードが遅くなるレーザー距離計も中にはありますが、クールショットライトはロックオン機能を使った場合も速度低下はほとんど気にせず快適に使えます
測定完了時のお知らせ機能が乏しいのはデメリット
最強手ブレ補正がついていたり、計測速度が速いなど、使用感はとにかく良好なんですけど欠点もありました。それが測定完了をお知らせ機能です
多くのレーザー距離計がバイブレーション機能を搭載するなどしていますが、クールショットライトにはそれがありません。あるのは画面内に表示される丸いリングです
これだけでも分かるにはわかるけど、実際使ってみると振動などのレスポンスがないのは結構わかりにくいです
おそらく手ブレ補正の機能を搭載するにあたって振動のギミックを搭載できなかったのかなと思いますが、もうひと工夫ほしかったですね
クールショットプロ2よりは少し小さくて軽い
機能面ではお知らせ機能以外ではほぼ同じ内容のプロ2とライトですが、ライトの方がサイズ感はコンパクトです
並べてみるとこんな感じで、大きさは結構違います
重さはバッテリー込みの状態で6gの差があります
付属のポーチは有能
付属しているポーチはとても使い勝手が良いです(クールショットプロ2と同じものでした)
マグネット式のクリップがついていて、そこまで簡単に外れない機構になっています
数ラウンド使ってみても脱落してしまうという事は起こらなかったので、わりと優秀です
クールショットプロ2とライト、どちらを選ぶべきか
今回何度も記事中に登場してきたクールショットプロ2ですが、結局ライトとプロ2はどっちがおすすめなの?というところでしょう
というのも手ブレ補正が最強で、最上位のプロ2と使用感が一緒です。それでいて価格が1万円ぐらい変わってくるのはデカイですね
お知らせ機能が乏しいのが欠点としてあげていますが、手ブレ補正が優秀なので許容できます
そこでどうしても音でのお知らせや、OLEDの美しいディスプレイが良いんだ!という方はプロ2を選択すればいいんじゃないかなと思います
総評:手ブレ補正機能搭載モデルでは最もコスパが良いレーザー距離計
発表段階で手ブレ補正搭載機種が2つあることに驚きましたが、1万円近く安い事には目玉が飛び出ました
これは買いだろうなと思っていましけど、実際に使ってみて革新に変わりました。手ブレ補正搭載モデルのレーザー距離計ではコストパフォーマンスは最高なので、4万円以上はちょっと厳しいという方は候補に入れてみることをおすすめします
ちなみにぼくはプロ2を買ってしまっているのでプロ2を使います・・・
おすすめ度:
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