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今回の試打評価はムジーク オンザスクリュー DFフェアウェイウッド。
ぶっ飛び系フルチタンフェアウェイウッドとして有名なモデル(2017年6月発売)で、以前からずっと興味のあったのですが、いかんせん値段が高いので見送っていました。
ところが、現在は中古でそこそこ値段も下がってきている事に最近気づいたので購入してみました。まあそれでも3万円前後するのですけどね。
さて、今作はディープフェース＆ディープバックという形状ながら、フルチタンヘッドに高比重ソールプレートの組み合わせ。反発エリア拡大と驚異の低スピン化を施したフェアウェイウッドです。
めちゃくちゃ低スピンになると聞いていたので、ぼくはビビってBAFFY(4番ウッド)を買いましたが、本当に超低スピンでボールがめちゃくちゃ強いです。
けっこう飛ぶと言われる3番ウッド並に飛んでくれたので驚いているところ。これは確かに飛ぶ。
ちなみに、スリクソンZX Mk2フェアウェイウッドが最高に良いので、記事執筆時点ではエースですが、メインが変わる可能性もあります。
それでは詳しいデータを見ながらムジーク オンザスクリュー DFフェアウェイウッドについてレビューしていきます
- ヘッド：ムジーク オンザスクリュー DFフェアウェイウッド
- 番手・ロフト角：4番(17°)
- シャフト：N.S.PRO Regio Formula B 65
- フレックス：S
- ボール：タイトリスト プロV1x
- 弾道計測器：GCQuad
ムジーク オンザスクリュー フェアウェイウッドの試打計測データとレビュー
| ヘッドスピード(m/s) | 44.7 |
| ボールスピード(m/s) | 63.3 |
| 打ち出し角度(°) | 15.5 |
| 打ち出し方向(°) | -0.1 |
| バックスピン(rpm) | 2847 |
| サイドスピン(rpm) | -16(左) |
| ピーク時の高さ(yd) | 37.4 |
| 降下角度(°) | 43.1 |
| センターからのブレ(yd) | -1(左) |
| キャリー(yd) | 235.6 |
| 総距離(yd) | 252.9 |
以上が計測データです。現在は下記が当サイトでの3番ウッドの評価基準となります。ご了承ください。
- キャリー230ヤード以下：普通〜普通以下
- キャリー230ヤード以上：とても飛ぶ
- キャリー240ヤード以上：最強で別格
ムジーク オンザスクリュー DFフェアウェイウッドの平均キャリーは235.6ヤード、ランを含めた総距離が252.9ヤード。
基準で言うととても飛ぶという結果。なのですが、これは3番ウッドでの話。つまり4番ウッドである今回のスペックを考慮すると驚くほど飛んでいるということです。飛距離性能は高く、フェアウェイウッドで飛ばしたい方には相当魅力的なクラブなのではなかろうか。
飛距離を考えると3番ウッドを買ってみても面白かったかな？と思っているので、もしかしたらこれを手放して3番を買い直すかもしれません(笑)
今回の計測では、平均バックスピン量が2847回転。非常に低スピンです。
並の3番ウッド(15°)よりも少ない値を推移しており、超が付くほどの強弾道でした。
打ち出し角度は4番ウッドで15.5°。ぼくの3番ウッドの平均データぐらいですので、決して上がりやすいとは言えませんし、スピン量を考えると上がりにくいフェアウェイウッドだと思います。
次に弾道です。
捕まりは強くありません。無論、装着シャフトによる影響もありますが、ややフェードイメージで、左へのミスを軽減できるタイプでした。
ティーショットでも多様することが想定されるフェアウェイウッドですので、そういった場合に左へのミスをケアしながら、フェアウェイに置きにいくことができます。というか、ぼくはそういう感じで使っています。
反対にスライサーには厳しいです。簡単には捕まらないので、右へのミスが多い方にはおすすめしません。
それぞれの打球を重ねて見たのがこちら。
優しいフェアウェイウッドではないのですけど、打ち出しは安定してくれます。ラインも出しやすいです。
ムジーク オンザスクリュー DFフェアウェイウッドの外観やデザインについて
DFフェアウェイウッドはフェース面が黒いブラックIPと、今回ぼくが買っているシルバーの2パターンがあります。
シルバーのほうがフェースがよく見えるので、フェアウェイウッドだと優しいイメージになると思います。
比重の軽い6-4チタンをボディに、DAT51チタニウムをフェースに採用。そしてソールにはネジまで込みで最大100gになるステンレスプレートが装着されています。
ソールプレートはコンピューター制御による削り出しで非常に精巧に作られているのが特徴。比重も相当重たくて、低スピン化の要因は主にこれ。
そしてヘッド形状です。
170ccのディープフェース、ディープバックなので見た目はとても小さめ。最近の大型フェアウェイウッドに慣れていると超コンパクトに見えます。
アドレスしてみるとこんな感じ。
形状にクセは全くなく、小さい意外に構えづらいところは特にないです。
横からみるとこんな感じです。かなりのディープフェース、そしてディープバック。高比重ソールプレートを搭載したことで、この形状でも凄く低重心化できたとのこと。
この形状の利点はシャロー形状よりも反発エリアを拡大できることにあるらしく、実際どこに当たっても棒球の強弾道で飛ぶので納得しています。
打感はまるでドライバー？と感じるほど良く弾きます。そしてその感触通りの強い弾道が出るので爽快感がハンパではありません。
ムジーク オンザスクリュー DFフェアウェイウッドはこんな人におすすめ
ムジーク オンザスクリュー DFフェアウェイウッドがおすすめな方は以下
- とにかく飛距離性能の高いフェアウェイウッドを探している方。
- フェアウェイウッドで左へのミスを軽減したい方
- ディープフェース、ディープバックのコンパクトヘッドが良い方。
とにかく飛距離性能は最強です。本当にそんなに飛ぶの？と思っていましたが、計測上でも実戦でも一番手上の距離が出てくれるフェファウェイウッドです。
飛距離をとにかく重視しているならおすすめ。ただし、低スピン性能がエグいのでヘッドスピードに相当な自身がある方以外はロフトをアップして選択するのが良さそうです。
そして左へのミスも気にならないのもメリット。左側へのミスを軽減したい方にも最適。
最後に、最近の大型ヘッドのフェアウェイウッドは苦手。もっとコンパクトで飛ぶやつがほしいと考えている方も構えやすいと思います。
ムジーク オンザスクリュー DFフェアウェイウッドの総合評価
飛距離性能は期待どおりでした。そもそもは10万円ぐらいするフェアウェイウッドが、今だと中古で3万円前後ぐらいで買えます。最新モデルと飛距離を比べても遜色ないですから、コスパも悪くないかなと思います。
飛びはとても魅力的な1本ですが、優しく捕まって楽に上がってくれるというタイプではないので、難易度はそこそこ高めです。ヘッドスピードは平均以上はほしいところ。
個人的には左へのミスの出づらさと飛距離性能にかなりの魅力を感じているので、しばらく使ってみようと思います。
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