ST-Xドライバー試打評価レビュー｜超絶高弾道で優しく飛ばせる【ミズノ】

ミズノ「ST-Xドライバー」の試打計測を行いました

今回は弾道計測機のスカイトラックを使ってデータ計測を行いましたので、計測データを元にレビューしていきます

ミズノのグローバルブランドであるSTシリーズを補完するカタチで登場した2021年モデルの片割れ

兄弟モデルになるST-Zについてもレビューはしていて、その飛距離性能には驚かされたところです。普通におすすめ

そしてこの記事でレビューしていくのは、2021年モデルとして発売されたSTシリーズのより優しく打てるとされているST-Xでございます

ちなみに日本国内モデルはロフト角が10.5°しかないのは残念すぎます。どうしてこうなった

▼ST-Xドライバーがおすすめな方は下記

基本的には非常に簡単なドライバーといった感じです。とにかく安定感が高いうえに軽量であることから、多くのゴルファーがメリットを享受できるはず

ソールはオールブラックで、かなりかっこいいデザインです。

▼ミズノのドライバーではお馴染みになったベータチタンフェースが採用されています

このフェースは本当に弾きが良くて初速もしっかり出てくれます

▼カーボンクラウンのコンポジットヘッド

ヒール側に小さくST-Xと入っています

▼ソールのトウ側はカーボンになっていて軽量化されていて、後方のヒール寄りにウェイトを装着しています

重心を深くすると同時にヘッドターンを促進する設計

それでは試打計測データと共に詳しく見ていきましょう

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ST-Xドライバーの試打クラブスペック

▼ロフト角は10.5度です。9.5°とかがあれば良かったんですけど、元々10.5°しか用意されていないのでしょうがない

▼シャフトは純正装着されているMFUSIONのSフレックスです

▼総重量は289g

カタログスペックだとSフレックスでは291gだったんですけど、簡易計測では280g台でした。まあ誤差の範囲内でしょう

重量的にはかなり軽いのでヘッドスピード40m/s前後の方にも振りやすいスペックです

▼振動数は236

まあまあ柔らかめです。ワッグルしてみると先端側に動きがでるタイプなのがわかります

 

ST-Xドライバーの試打計測データ

▼いつもどおり、4球の平均値を取りました

▼平均値だけをまとめたのが下記

ヘッドスピード(m/s)	46.3
ボールスピード(m/s)	67.6
打ち出し角(°)	16.0
打ち出し方向(°)	1.8
バックスピン(rpm)	2436.5
サイドスピン(rpm)	-256.2(左回転)
センターからのブレ(yd)	-4.1
キャリー(yd)	252.6
総距離(yd)	271.1

▼弾道イメージ

 

ST-Xドライバーの試打評価

▼5項目の評価を付けさせてもらったのが下記

飛距離面ではギリギリではありますが、基準値として設定している250ヤードをクリアしているので4点評価です。平均以上は飛びます

ST-Zほどの衝撃はなかったなーと思っていたんですけど、ロフト10.5°だったのを忘れて試打していました

つまりヘッドのポテンシャルはST-Xも十分素晴らしいものをもっているということです

打ち出しが猛烈に高いわりにはバックスピン量が安定していて、平均値で2400rpm程度に収まっています

▼ドロー系なのもバックスピンが増えなかった要因

捕まっているのでバックスピンが過剰に増えませんでした。この程度のスピン量だとロフト角が10.5°しか設定されていないのも納得してしまう

上がりやすさ捕まりの良さは両方5点満点としておきます

▼捕まりは強めですが安定感も担保されています

捕まりは強めだし、オートマチックにドローが打てます。ただそうなると左が怖いじゃねーかとなってくるのが相場ですけれど、ST-Xはドローだけど安定感もありました

打ち出し方向が安定しているので、ドローはするけどターゲットラインから大幅にずれることがなかったです

▼これが一番捕まった打球

一番左にいった打球ですけれど、打ち出し方向は右に1°と安定するので左14ヤードに収まりました

安定感もあります。操作性は全然ないですけど、ミスにも強くてヘッドが余計な動きをしませ。プレッシャーがかかる場面でも強さを発揮してくれそうです

 

ST-Xドライバーのヘッド形状とフィーリング

▼ヘッド単体を見てみるとこんな具合い

大きいですがヘッド形状自体はきれいなほうだと思う

▼アドレス時の見え方はこんな感じです

ST-Zよりもフックの度合いが強いです。ヘッドデカすぎ

▼打感はまあまあ良い

最高！ってわけではないですけど、ヘッドがこれだけデカイタイプなのに割と良いです

このあたりはさすがミズノって感じですけど、低音系ではないので注意。適度な弾き感のある打球感です

 

ST-Xドライバーの弾道イメージまとめ

▼スカイトラックでの弾道イメージをまとめたものです

 

ST-Xドライバーの総評

簡単なドライバーです。圧倒的に飛ぶドライバーとは言えませんが、ドローが簡単に打てるうえに方向もまとまるので実戦向きです

ただしフッカーで左には行かせたくないという方は使わないほうが良いとは思います。フックフェースだし怖いと思います

弾道が低くてキャリー不足になっているならおすすめです。あとスライサーの方とかですね

ヘッド単体の飛距離性能だけでいえばST-Zが断然上です。ロフト角が10.5°しかないのが残念ではありますが、意外とスピン量が安定するのでこのロフト設定は悪くないと思います

おすすめ度：

 

ST-Xドライバーを安く買うならUSモデルを選択するのもおすすめ

日本モデルよりもUSモデルの方が金額的にはかなり安くなっているのでUSモデルを手に入れるのもありです(ST-XはUSの方が3万円ぐらい)

そこでおすすめなのがUSモデルのゴルフクラブを専門に扱っている老舗のフェアウェイゴルフさん

ぼくも普段USモデルを購入する際に利用しているショップで、今年に入ってからはコブラRADSPEEDなどを購入しています

メーカーから直接仕入れを行っている正規ライセンス品取扱店なので安心感が違います

参考USモデル専門「フェアウェイゴルフ」は安全？ヘビーユーザーがメリット・デメリットを徹底解説

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