ゴルフ雑記帳のまさです。
今回はミズノの2023年モデル「ST-Z230ドライバー」の試打評価です。
グローバルモデルとして展開されたのがそもそもの始まりのSTシリーズですが、ブランド始動から4年経った今ではすっかり日本でも定着した印象があります。
新たに搭載されたテクノロジーもあり、メーカーが打ち出しているキャッチコピーは「鉄芯の飛び」
さて、今回もラウンドテストとGCクワッドでの弾道計測を終えたわけですが、それを踏まえた率直な感想が下記。
それでは弾道計測器GCクワッドの詳しいデータを見ながら、ミズノ ST-Z230ドライバーについてレビューしていきます。
ミズノ ST-Z230ドライバーのデザインと概要
ロフト角(°) | ライ角(°) |
9.5(±2°) | 57.5° |
ロフトは1種類のみで、スリーブによる調整を推奨しているのがSTシリーズの特徴でもあります。
ただ、個人的にはこれはあんまり良い気はしていなくて、調整することでフェースアングルまで変わってくるので最低2つぐらいのロフトは用意してもらいたい。たぶん毎回言っている気がする。
今作は鉄芯の飛びというフレーズが使われていて、ソールの青い部分にコアテックチャンバーというテクノロジーのことを指しています。
ウレタン樹脂と鉄芯ステンレスを一体成型しているものが埋め込まれていて、それがボールスピードを増幅させるとのこと。
ヘッド後方には重心を深くするための外部ウェイトが装着されています。
超シャローとは行きませんが、後方にストレッチした形状です。
ヘッド形状がこちら。
投影面積は大きめ。標準のフェースアングルは少しフックかなーぐらいの見た目です。
お馴染みのカーボンクラウン。
構えてみるとこんな感じに見えます。
大きめではあるけれど形に大きな癖はなくて非常に構えやすい印象。
ここもお馴染みβチタンが使われたフェースです。
今回はさらにその裏側に精密鍛造による肉厚調整が行われており、たわみを増幅させるテクノロジーを採用しています。
打球音はカーボンコンポジット感のあるこもった低音系。音が低いので柔らかく感じるタイプ。
弾き感がほしい人には物足りなさを感じるかもしれません。
ミズノ ST-Z230ドライバーの試打計測データとレビュー
それでは、ここからは実際に打ってみた際のデータを見ながらレビューしていきます。
まずは通常のウェイトポジションでのデータを見ながら
- ヘッド:ミズノ ST-Z230ドライバー
- ロフト:9.5°(スタンダードポジション)
- シャフト:Diamana MM D(純正カーボン 62g)
- フレックス:S
- ボール:タイトリスト プロV1x
ヘッドスピード(m/s) | 46.4 |
ボールスピード(m/s) | 66.8 |
打ち出し角度(°) | 14 |
打ち出し方向(°) | 3.2(右) |
バックスピン(rpm) | 2830 |
サイドスピン(rpm) | -281(左) |
ピーク時の高さ(yd) | 37.4 |
降下角度(°) | 42.2 |
センターからのブレ(yd) | 2(右) |
キャリー(yd) | 250.3 |
総距離(yd) | 268.1 |
スマッシュファクター | 1.44 |
現在当サイトのドライバー計測の基準は下記になっています。
平均キャリーは250.3ヤード、ランを含めた総距離が268.1ヤード。(総距離はフェアウェイ上に落ちた場合の想定値)
ギリギリ250ヤードラインをクリアしましたが、本当にギリギリ!
当サイトの基準を満たしているとはいえ、最近のドライバー事情を考えると少し物足りない結果だったなーというのが正直気持ちですね。
初速は悪くありません、平均でも66.8m/sとなっていますし、全体平均でみても真ん中ぐらいのデータです。なのでもうちょっと飛んでもいいかなとは思っているところ。
ではなぜ飛距離が思うように伸びなかったのかというと、原因はバックスピン量の多さにあります。
平均で2800回転ほどで・・・まあ多めではありますよね。
吹き上がりがちで飛距離ロスはかなり出ています。
とは言っても同じぐらいのボールスピードであれば、当サイトの蓄積されたデータによれば400〜500回転ほど減らせればキャリー260近くまでは持っていける傾向にあります。
ロフト調整だったりシャフトのカスタマイズ次第ではもうちょっと飛距離は伸ばせるはず。
こちらがそれぞれの弾道ですが、適度な捕まりの軽ーいドロー系です。
サイドスピン量は平均でも300以下で落ち着いた球筋。メーカーが直進性をアピールしていますが、まさにそのとおりのイメージで打つことができました。
捕まりすぎることもないですけど、右にミスする不安もほとんど感じなかったので、スコアメイクするうえでは強力な武器になりそうです。
弾道をまとめてみたのがこちら。
今回は高低の差が出てしまっているのですが、方向性は非常に良いです。安定感がとにかく素晴らしい曲がりづらいドライバー。
ミズノ ST-Z230ドライバーのレーダーチャート
ボールスピードはぼちぼち出ていますが、バックスピン量が多い傾向にあって飛距離の評価はそれほど高くはありません。
反面、安定感という点においては非常に優れたドライバーです。
打点ブレにも強さがあるし、曲がりづらいけれど適度な捕まり感があって優しいモデルなので万人が扱いやすさを感じられると思います。
この安定性を活かして、もっと叩ける低スピン系のシャフトを組み合わせてみると安定と飛距離の両立も見えてきます。
操作性の良いタイプとは感じませんでしたが、直進性の高いドライバーなのでそこを活かすカスタムをしてやるといい感じに仕上がると思います。
ミズノ ST-Z230ドライバーのまとめ
はっきり言うと凄く飛ぶ印象がないので、個人的に使いたいとは思いませんでしたが、ドライバーを安定させたい、直進性の高いドライバーが欲しいというなら選んで後悔することは少ないと思います。
ただ、他にもっと飛ぶドライバーがありますし、安定感と飛距離の両立で言えばPING G430MAXドライバーなどには劣る印象です。
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