テーラーメイドM5ドライバーはタイガーウッズや松山英樹も使用するなど、世界的にも大ヒット中です
そんなM5ドライバーのヘッドサイズが小ぶりなタイプでTourというモデルが用意されています
今回はこの『M5 Tourドライバー』をデータ計測を行いながら試打をしてみましたので、良かった点・気になった点を含めて正直にレビューしていきます
ドライバー選びの参考にしてみて下さい
M5 Tourドライバーの概要
- 440ccの小ぶりヘッド
- 操作性が高い
- 小さくてもツイストフェースは健在
反発係数オーバーの数値からルール適合内まで調整するという技術で、限界の反発力を実現し、圧倒的な飛距離性能でプロ・アマを問わず人気のモデルがテーラーメイドM5ドライバー
今回紹介するM5 Tourはヘッド体積が435ccと、ノーマルのM5から比べると25ccほど小さく作られたモデルです
操作性が向上し、より叩けるイメージが強い印象のドライバーです
ヘッドは小ぶりになっていますが、今やテーラーメイドの代名詞的なテクノロジーであるツイストフェースは勿論健在!飛距離に加えて方向性の良さも兼ね備えています
M5 Tourドライバーの試打評価レビュー
試打クラブのスペック
ヘッド | M5 Tour |
ロフト角 | 9.0° |
シャフト | KUROKAGE TM5 |
フレックス | S |
総重量 | 308g |
バランス | D3 |
今回は純正シャフトのSで試打を行いました
M5 Tourドライバーの試打計測データ
ヘッドスピード | 44.8m/s |
ボールスピード | 65.0m/s |
打ち出し角 | 14.8° |
最高到達点 | 34ヤード |
サイドスピン | 31左rpm |
バックスピン | 2191rpm |
キャリー | 252ヤード |
総距離 | 276ヤード |
飛距離性能
ボールスピード | 65.0m/s |
バックスピン | 2191rpm |
キャリー | 252ヤード |
総距離 | 276ヤード |
飛距離性能:
飛距離に関しては平均値でキャリーが250ヤードを超えるという結果
このブログの基準としてキャリー250ヤード以上が出れば飛距離性能に優れたドライバーという位置付けになります
バックスピン量もほぼ理想的な数値で、キャリーとランのバランスが良く、フォロー・アゲインスト問わず安定して飛ばせましたが、これ以上スピンが減るとドロップしてしまいそうです
平均飛距離で言うとノーマルのM5の方が8ヤードほどキャリーが出ていますので、飛距離だけで比較するとノーマルM5の方が飛ぶドライバーと言えます
重心高 | 有効打点距離 | |
M5 Tour | 27.0mm(低い) | 22.6mm |
M5 | 28.0mm(低い) | 25.5mm |
上の表の数値的に、両者ともに非常に低重心設計。違いが出ているのは有効打点距離ですが、この数値が大きいほど、重心位置よりも上でボールをヒットできるようになるので、ノーマルM5のほうがより低スピンの弾道になります
弾道&方向性
打ち出し角 | 14.8° |
最高到達点 | 34ヤード |
サイドスピン | 31左rpm |
軸からのズレ | 左に10ヤード |
弾道&方向性:
左に引っ掛けるような打球は出ず、ほぼストレートに近い球筋となり非常に安定感のある弾道となりました
捕まり具合に関して言えばノーマルとほぼ同等といった感じで、大差ないかなと思います
従来だと小ぶりヘッドの方が重心距離が短くなるので捕まえやすいと判断できそうですが、M5Tourに関して言うと重心距離は若干短くなっていますが、重心角の数値はノーマルのM5よりも大きく、比較的捕まりやすい設計です
重心距離 | 重心角 | |
M5 Tour | 40.8(長め) | 24.9(大きい) |
M5 | 41.1(長め) | 24.6(大きい) |
全体的な平均値からすると重心距離は長めのドライバーなので極端にヘッドが返って捕まりすぎるということもなく、落ち着きのあるコントロールしたドロー弾道が打ちやすいモデルとなっています
高さに関しては申し分なく、ロフト角9°としては高弾道。ただしバックスピン量との兼ね合いが大事になってくるので、バックスピン量が自分で少ないなと感じる方は10.5°をチョイスするのが無難でしょう(目安としては2000rpmを切るぐらいだとスピン量が少なめと考える)
打感やフィーリング
打感:
打感は柔らかい部類にはいり、フェースに乗る感覚があるのにボールスピードが出るので感触としては素晴らしい出来です
コンパクトなヘッドサイズで見た目と打ってみた時の感覚が一致するので、弾道を操りたいという方でも満足できるフィーリングです
M5 Tourドライバーの試打評価のまとめ
こんな方におすすめ
- 小さめのヘッドが好みの方
- 左へのミスを減らしたい方
- 適度なスピン量でコントロール性能に優れたドライバーを求める方
コンパクトなヘッド形状でとてもアドレスしやすく、それでいて見た目よりも非常に優しく打てるドライバーというのが率直な感想です
文中でも書きましたが、一発の飛距離性能だけをみると、ノーマルのM5の方が飛ぶという試打データでしたが、M5 Tourの方が適度にスピンがかかるので安定感が高く、弾道をコントロールして打っていけるというメリットがあります
適度な捕まりもあり、大型ヘッドでは右へのプッシュアウトが出てしまうという方にも最適
一発の飛びならノーマルM5、安定感とコントロール性能を重視するならTourをチョイスするのがおすすめです
以上、テーラーメイドM5 Tourドライバー試打評価。安定感とコントロール性能が高さが魅力。という話題でした
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