フジクラから発売された2020年モデルシャフト「スピーダーエボリューション7」を試打しました
この記事ではスピーダーエボリューション7の計測データにフォーカスをあてて性能や特徴、良かった点・気になった点を正直にレビューしていきます
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スピーダーエボリューション7の特徴
フジクラのフラッグシップブランドであるスピーダーエボリューションの2020年モデルです
2020年のカスタムシャフト市場のキーワード的な言葉になっていますけど、スピーダーエボリューション7も大型ヘッドに対応した剛性設計を採用しています
奇数モデルということもあり、先中調子がはっきりしたモデルで先端の動きがしっかり出るタイプです
そうした中、最先端部の剛性を確保することで大型&大慣性モーメントのドライバーでもヘッド挙動を安定させてインパクトゾーンでしっかりと押し込めるようになっています
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スペック
フレックス | 重量 | トルク | キックポイント | |
351 | R2 | 38.0 | 6.6 | 先中 |
R | 39.5 | 6.6 | ||
SR | 41.0 | 6.6 | ||
474 | R2 | 46.0 | 5.1 | |
R | 47.5 | 5.1 | ||
SR | 49.0 | 5.1 | ||
S | 50.5 | 5.1 | ||
569 | R | 52.5 | 4.8 | |
SR | 54.0 | 4.8 | ||
S | 55.5 | 4.8 | ||
X | 57.0 | 4.8 | ||
661 | SR | 64.5 | 3.4 | |
S | 66.0 | 3.4 | ||
X | 67.5 | 3.4 | ||
757 | S | 74.5 | 2.9 | |
X | 76.0 | 2.9 |
スピーダーエボリューション7試打レビュー
スピーダーエボリューション7 661 SをPRGR RS5-Fドライバーへ装着したモノを試打しました
ロフト角は9.5°
クラブの全長は45.25インチ
フレックスはS
バランスはD2
総重量は313g
振動数は260cpm
スピーダーエボリューション7 | |
ヘッドスピード(m/s) | 46.7 |
ボールスピード(m/s) | 68.3 |
打ち出し角(°) | 14.2 |
サイドスピン(rpm) | 102.7 |
バックスピン(rpm) | 2465.4 |
キャリー(ヤード) | 253.0 |
総距離(ヤード) | 272.3 |
結果から見てみると安定性はなかなか高いシャフトという感じでした
飛距離やスピン量に加えて方向性とフィーリングについて順番に解説していきます
適正スピン量でキャリーが安定
ドロー寄りのストレート弾道でもスピン量は2500rpmと適正なスピン量となりました
平均値でも2465rpmということもあって安定してキャリーが出せるなと感じます
バカッ飛びはしませんが安定性が高くて計算ができる飛び方で好印象
初速もまずまず出ています
安定性の高いスピーダー
先中系でスピーダーらしいシャフトですが、シャフトの最先端部の剛性は高めているということからもヘッドの挙動自体はかなり安定していて方向性は凄く良いです
ディアマナTBやツアーAD HDなどと比べても弾道の数値的には最も安定しています
サイドスピン量がとにかく少ない点が魅力的です
先端側の動きは大きめなのに不思議とブレない
スピーダーエボリューションシリーズの奇数モデルという事で先端側の動きは大きめです
ただ最先端部はしっかりさせているので、思いのほか安定性が高いので驚きます
割とオートマ感のあるシャフトだと感じますね
ただ先端の動き自体は大きく感じるので操作性は無いので、色々と球筋を打ち分けたいという方にはあまりおすすめしません
スピーダーエボリューション7の試打レビュー動画
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スピーダーエボリューション7を試打してみてのまとめ
- 切り返し時にタメの強いスイングの方
- 飛距離と安定性を両立させたい方
- シャフトに仕事をしてもらいたい方
動きの大きめのシャフトですので、ワッグルしてみた時と実際にスイングしてみた時のギャップにまずは驚きました
打ってみたらあまり曲がらずに方向性が非常に優秀でコンスタントにキャリーを稼いでくれるモデルです
オートマ感が強いし操作性は乏しいのと、ぼく個人としては左に打ち出していってフェードを打ちたい派なので少し使いにくさは感じます
実際には捕まりすぎることもなく丁度いい打球が出るのですが、動きがしっかり出るので不安に感じる部分もあります
打ち手は割と選ぶので万能なシャフトではありませんが、ハマると威力を発揮しそうだなと感じさせてくれるシャフトでした
おすすめ度:
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