エリートグリップから発売されているスイング調整システム i.PLANE PRO(以下、アイプレーンプロ)を購入し、しばらく使い込んでみたので、機能、性能、使いやすさ、練習効果の観点から評価・レビューしました。
購入を検討する際の参考にしてみてください
elite grips アイプレーンプロの概要
アイプレーンプロはグリップメーカーとして有名なエリートグリップがトーナメントプロの意見を取り入れて作ったスイング調整システムです。
セット内容はこんな感じです、アイプレーンプロ本体はオレンジの湾曲したプレート。残りはアライメントスティックが2本、そしてスティックを収納するためのケースとなっています。あと、スティックガイドが2個付属します。
アイプレーンプロ本体を入れておくケースが無いのが残念。どうやって持ち運べばいいのか未だにわからないのですが、練習場に行く際にはそのままキャディバッグに突っ込んでいます。
使用する時は足元にこのようにセットアップします。実際はボールからもう少し離して使います。
これでアイプレーン本体に沿って打つだけという単純明快な練習器具です。真っ直ぐおくと通常のインサイドイン軌道。これを動かしてインサイドアウトやアウトサイドインの軌道に調整することができます。
スティックガイドが2個付属するとありましたが、箱の中を見ても見当たらなかったので「入ってない!」と怒り狂っていたところ、アライメントスティックケースのキャップがそれだそう。これはわかりにくい。
ちなみにこのキャップは容易に外れてしまうので紛失リスクは極めて高いです。
そんなすぐに無くしてしまうスティックガイドにアライメントスティックをクロスさせてセットします。
アイプレーンプロ本体に3つの溝が入っているので好みのポジションにセット。
こんな感じになります。このセットアップはすべて使う必要は別にありませんが、練習効果を高めるにはすべて使用するほうが良いでしょう。
あとはアイプレーン本体に沿ってボールを打ったりスイングをするだけ。使用方法は簡単ですし、手軽に使うことができる練習器具です。
クラブやアライメントスティックを足元に置くのと特段変わらないので練習場での人目もきになりません。
elite grips アイプレーンプロの総合評価
まずは総合評価から。(5段階評価)
非常にシンプルですが練習効果はめちゃくちゃ高いため、ここに関しては満点としておきます。とにかく打ち出し方向が揃うこと見込めるので、ショットの安定性が増します。ただし練習難易度はそこそこ高いと考えています。
そして手軽に使える部分も大きいです。人目を気にせず効果的な練習ができる部分も評価したいところ。
コスパは正直低めです。単純そうで実は緻密な弧を描くように作成されていたり、宣伝広告費も嵩んでいるからか、これで13,000円程度するのは高いと言わざる終えません。
とはいえ買って損をすることはないというほど練習効果は高いのでおすすめできる練習器具です。
- 手軽に使えて効果もばつぐん
- 練習場でも使いやすい(周囲の目が気にならない)
- 13,000円前後と価格は高め
elite grips アイプレーンプロは練習効果が極めて高い
繰り返しになりますが、単純ながら効果は極めて高いです。プロの評価が高すぎるので半信半疑でしたが、これは買ってよかったと心から思っています。
まずスイング弧が可視化できていることでスイング軌道が安定しやすくなります。これによって打ち出し方向を改善することができてきました。
ぼくの場合は初心者のころからカット打ちのスライサーだったこともあり、その名残で悪いときにはアウトサイドから入ってくる傾向が強いです。
そうなると打ち出し方向が左になります。フェード(スライス)を打っていきたいので、少し左出るほうがいいのですが、酷いと左への打ち出しが強くなりすぎ、さらに捕まってしまって左OBというのが嫌なわけです。
これを改善できるのがアイプレーンプロ。フェードでもインサイドイン軌道をイメージできるので、打ち出しが左に出すぎないようになってきました。
ぼくの場合はだいたいは打ち出し方向の狂いからスイングを壊してしまうので、インサイドから捉える感覚を養えるのはでかいです。
同じように打ち出し方向に悩んでいる場合などには効果があると思います。
タオルで代用できないのか?
「いやいや、こんなんタオルでも敷いておけばいいだろ」という声も聞こえてきそうなところですが確かに可能です。
別にタオルでなくてもこのような形状を作れば良いと思います(笑)
とはいってもタオルだと毎回同一形状に置けないのがデメリット。アイプレーンプロはおそらくこの形状にするために試行錯誤をしているはず(たぶん)
加えて置き直した際にもベースとなる形状が変わりません。ここも強みです。
フェードでもドローでも円弧自体が変わらず一貫したスイング軌道を作れるというのがタオルとの違い。
elite grips アイプレーンプロは練習難易度は高い
アイプレーンプロの難易度はそれなりに高いと考えています。
軌道を意識しすぎるあまり、手打ちになってしまう可能性も高まります。
ボールを置いて打ってみて、スイングスピードが明らかに低下していると感じなら、アイプレーンプロをセットしての素振りから入ってみるのがおすすめです。
ある程度のスイングレベルに到達しているなら問題ありませんが、スコア100前後の方であれば、まずはこういうイメージなんだなということを意識する程度で良いのかなと思っています。
elite grips アイプレーンプロは手軽に使えるけど携帯性が微妙
めちゃくちゃ手軽に使えます。アライメントスティックも用意されていますが、なんなら本体だけを置いて打ってみてもいいです。
ほんと置くだけで効果的な練習ができるので、まったく面倒くさくありません。練習器具はいかに手軽に使えるかも重要なため、ここは加点ポイントです。
なのですが・・・
この本体にたいして、なぜケースが付属していないのか・・・。価格を考えれば考えるほど、アライメントスティックと一緒に入れられるケース(袋みたいなものでもいい)を付けてほしかったです。
結局どうやって持ち運べばいいかわからないんですが、とりあえずキャディバッグに直入れです。クラブに傷が入る危険性があるのでおすすめはしません。
あと、アライメントスティック自体が短いので、スティックケースも短いです。キャディバッグのクラブが入る部分に入れてしまうと底に落ちてしまうので不可能。
サイドポケットに入ればいいですが、無理なら収納する箇所がありません。
やはりアイプレーンプロとスティックを一緒に入れられるケースがあればよかった。
これで1万円以上するのは正直高い
まあ高いです。このプラスチックの板に13,000円は高い。シンプルに高い!
効果に対して満足はしていますがどう考えても高いでしょう。
せめて本体を収納できたり、持ち運べるケースが付属していれば納得感は高まりますが、この値段設定でありながら本体を剥き出しで持ち運ばないといけないのはどうかしている。
まとめ
不満点をあげつつも、ここまで練習効果を実感できるモノはあまり多くありません。おすすめできます。
多くのアマチュアゴルファーは打ち出し方向が不安定ですから、そこをまず改善しやすくなることで安定感の向上が期待できます。
ケースが付属していないため持ち運びは少ししにくい点や、品質のわりに価格が高すぎるのはデメリットとなりますが、置くだけで使える手軽さも良い点ですし、練習場でも人目を気にせず気楽に使えるのは良かったです。
プロが絶賛していて半信半疑でしたが良いものです。スイングレベルをアップさせたい方は是非ともチェックしてみてください。
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