EENOURから新作のレーザー距離計が登場しました!という事で、今回レビューしていくのはU800+とU1000PRO+という2機種です。
当サイトでもちょこちょことEENOURの距離計については書いておりますが、製品の質が良くて評価の高いメーカーです。ゴルフの距離計以外にはポータブル電源や、防災グッズ、あとは電動アシスト自転車なども扱っています。
【結論】ピンファインダーが爆速で扱いやすいのに安すぎ!買いです!
先に結論です。今回の2機種はピンファインダーが爆速でめちゃくちゃ使いやすい!なのに安い!買いです!
U800+とU1000 PRO+の2モデルは、EENOURの中でも特に人気の高いMINIシリーズ。
そして、この2つは価格が2万円台と1万円台と低価格帯に属するものなんですが、特に1万円台の安いほうは性能も価格も絶妙です。
そして2万円台の方は3万円以下で買えるOLEDディスプレイ搭載のレーザー距離計の中では、明らかにディスプレイの質が良くてめちゃくちゃ見やすくて計測体験も素晴らしいものとなっていました。
見やすさも計測体験も素晴らしいものとなっているので、価格をまずは重視したいけど、性能にも妥協したくないぜ!と思っている人にとっては良い選択肢のひとつになるはずです。
ということなんで、今回はどうしてそう思ったのかっていうのも含めてレビューしていくので見て行ってもらえればと思います。
EENOUR 「U800+」「U1000 PRO+」概要とデザイン
U800+とU1000 PRO+はEENOURの中でも特に人気の高いMINIシリーズの追加ラインナップ。
MINIシリーズにはそれぞれ2色ずつあるので全部で8種類という事になるのですが、タイプとしては4機種。すでにあったモデルがU800とU1000PRO。
では、新モデルの「+(プラス)」がついたこのモデルでは何が変わったのか。
まず一番の大きな違いは、3点間測定ができるようになりました。離れた場所からでもボールからピンまでの距離が測れる機能。
そして計測スピードの向上。最速0.04秒で計測が完了し、さらにレーザーのピン認識率もアップ。より正確かつ高速で距離を測ることができるという内容です。使用感だったり性能については後程解説します。
U1000PRO+のほうが赤緑表示のOLEDディスプレイで価格が29,980円。
U800+がlCDの黒表示で17,980円。なんですけれども、それぞれAmazonではクーポンが発行されていたりもします。
記事執筆時点では、U1000PRO+には6,000円オフクーポン、U800+には4,000円オフクーポンがありました。まあクーポンを使えばかなり安くなるという話です。
カラーはブラックとホワイトの2種類が用意されておりまして、どちらのモデルを選んでも本体のデザインやサイズなどは変わりません。
デザインに関してはEENOURの距離計としてはアルミニウム素材を使ったお馴染みのデザイン。ただ、従来モデルはこの部分がシルバーだったんですけれども、今回の2モデルではこの部分もブラックになっております
またこの接岸レンズ部分や照射口の作りこみもしっかりとしていて、相変わらず高級感のある仕上がり。
ホワイトのほうは表面がツルっとしておりまして、汚れが目立ちにくい素材になっています。
2つのモデルでの性能についての違いはさっき言ったようにディスプレイがOLEDとLCDなのと、あとは測定可能距離にも差があります。PROは1000mまで測れて、U800+は800mまで測ることが可能です。
ゴルフ以外でも距離計を使いたい、なるべく長い距離を測りたいよって人はU1000PRO+のほうがいいかもしれません。ただ、ゴルフにおいては800mまでの計測でも全く問題ないというか、そんな800mもあるホールはほぼ存在しないと思うのでU800+でも必要十分です。
そして、注目すべき点はこのサイズなんですが、どうでしょうかこのコンパクトさ、めちゃくちゃコンパクトで手の中に納まるサイズです。コンパクトでも手にちゃんとフィットする形状というのもうれしい限りでございます。
重量は約130gほどで、レーザー距離計の中で最軽量とまではいきませんが、現在売られている距離計の中でも特に軽いモデルとなっております。
ボタン類は上部に二つで至った普通
横のLEDインジケーターは直線距離モードにすると光る仕様です。これは競技など高低差補正機能を使用できないゴルフの時に、同伴者に高低差機能を使っていませんよというお知らせ機能みたいなものなんですが、最近の距離計にはほぼ付いています。
ただなんと、U800+とU1000PRO+は本体の両サイドにLEDインジケーターが搭載されていると。これ本体の側面についているタイプの距離計だと片側にしか付いていないパターンばかりなんですけれども、両サイドは珍しいです。
単純にこれはありがたいところ。
電源は充電式でUSB-Cで充電することができるのがうれしい。フル充電の状態ですと約2万回の測定が可能。
防水と防塵性能についてはIPX54等級の防水性能なので雨の中でも特に問題なく使うことができました。
という感じで本体に関しては以上です。続いては実際にラウンドでの計測体験とか精度について解説していきたいと思います。
計測体験についてと精度検証を行いました
まずはディスプレイの視認性について。
2モデルの間でディスプレイはLCDとOLEDの違いというのはありますが、どちらも均一で高い透過率の高品質多層膜コーティングが施されているので視認性が非常に高い。
U800+のLCDディスプレイでも透過率85%となってますけれどもまずまずの出来だと思います。
U1000PRO+の方はOLEDで、こちらのディスプレイはここ最近だとトップクラスに完成度が高いです。まず非常にレンズが明るい、さらに3万円以下で発売されているOLEDディスプレイ搭載モデルの中だと明らかに鮮明に目標物が見えます。
ちょっとカメラ越しの画像だと伝わりにくいかもしれないんですけれども、めちゃくちゃ見やすくて高品質なディスプレイです。U800+とU1000PRO+で比べると断然U1000PRO+の方が明るくてきれい。
また、U1000PRO+のOLEDディスプレイは表示される文字の明るさを4段階で調整が可能。個人的には常にマックスにしておくのが見やすくておすすめですが、バッテリーを節約したい方は明るさを下げてもいいかもしれません。
あと細かい所なんですけれども、表示される数字の大きさはU800+の方が大きめに表示がされるので、数字が小さいと見づらいと感じる人の場合はU800+の方が計測時のストレスが少なく感じるんじゃないかなと思います。
計測がマジで速すぎる
続いては0.04秒の爆速になったという計測スピードについてですが、これに関しては両モデルともに差はなくて、どちらも驚くほど速いです。
とにかく短押しでの通常計測は押した瞬間に計測が終わります。正直1秒以下では差がもう差がわかりにくいというのが正直なところですが、実際に猛烈に速いんで公称値ぐらいは出てるなと思います。
そしてピンロックモードといって、最も近い目標物までの距離を測る機能があります。こちらはモードボタンを押して切り替えることができます。ピンロックを使うとピンの後ろの目標物を誤計測することがなくなるので非常に便利なんですけれども、これが死ぬほど速くて衝撃受けました。
モード自体にピンロック機能を割り振っているからなのか、ピンの認識スピードがすさまじいです。認識率については今作の2モデル両方で機能向上を謳っていたわけですが、これはハッキリと進化を感じられた部分です。
またビジュアルや体感でもわかりやすくて、測定ボタンを押した状態で、ファインダーを目標物の左右にスキャンしてやると反応するという具合です。
ピンロックがちゃんと機能した場合には、左上のピンフラッグが丸で囲まれた表示になります。これだけでも良いんですけれども、さらにピンロックが正常に機能した時は本体が2回振動すると。通常測定だと1回の振動だから、誤作動を起こしていないかっていうのも体感できる。
ブッシュネルと比べても問題ない計測精度
計測精度についてもいつも同様ですけれど、ブッシュネルとの比較を行って検証してみました。
順番に御覧頂ければと思いますが、いかがでしょうか。ブッシュネルの方は高低差補正後の距離が画面下の方に出て、EENOURの二つは数字が画面中央に補正後の距離が表示されています。下の数字は直線距離でございます。
比較してみましたけれども、大きな誤差が出ることもなくて安定性も悪くないという印象です。
ちょっと差が出たとしても1ヤードから大きくても2ヤード程度には収まっていますし、3倍ほどの価格差がある距離計との比較にはなっているのですが、問題なく使うことができる計測精度。
ちなみにU800+とU1000PRO+の2機種間での精度の差はありませんでした。安い方だと精度が劣るというような事もなかったのでそのあたりはご安心ください。
新機能の3点距離測定も優秀
続いてはEENOUR MINIシリーズでは初めて搭載された3点間測定機能です。
使うにはまずモードボタンを押して仲間モード、ようするに3点測定モードなんですけれども、これに切り替えてやります。
切り替えると、画面右上に三角形マークがでます。最初にボールだったりを測ってやって、その後にピンを測ってやると。するとボールからピンまでの距離が表示されるという仕組みです。
さらに3点間測定を使っても高低差機能をONにすることもできるというのもうれしいところ。このモードの状態で電源ボタンを長押ししながらモードボタンを押すと、スロープモードのONとOFFの切り替えができると。これは好みで使い分けてもらえればいいんじゃないでしょうか。
3点間測定をした場合の精度も確認しましたが、かなり正確に測ることができるので、ボールの場所に行く前にあらかじめ距離を確認するというのには非常に役立つ機能です。
使っていてちょっとだけ気になった所
ではEENOUR U800+とU1000PRO+を使ってみて気になった点についても少し触れておきたいと思います。
個人的には3点間測定モードへの切り替えがちょっとばかし面倒というところで。切り替えにはモードボタンを何回か押さないといけないんですよね。
使いたいときに何度がポチポチしてやらないといけないから、できることなら3点測定の専用ボタンとかを作ってもらってですね。ワンタッチでそれが使えるとかにしてもらえたら嬉しかったなと、なので次期モデルではそこを何とか形にしてもらえたら理想に近づくかなと思います。
ただ、3点測定の機能には何の問題もないので、ご安心ください。
まとめ
ということで今回はEENOUR U800+、U1000PRO+のレビューでしたが、EENOURの距離計は確かに進化していました。
ピンファインダー機能の目標の認識率はかなり優秀でしたし、測定完了までもとにかく速いと。サクサク測れてラウンド中のストレスがほぼ無かったです。
あと、特にU1000PRO+のディスプレイの綺麗さは素晴らしいです。3万円以下だと特にクオリティが高いなと思います。明るくて見やすいモデル、それでいてお求めやすいお値段で!という方にはピッタリでございます。
U800+の方もディスプレイ以外ではU1000PRO+同様の性能で1万円台なんでコスパがかなり良いです。
どちらもおすすめできますが、両モデルともにAmazonではクーポンが発行されていて非常に買いやすい値段になっているので是非チェックしてみてください。
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