コブラ「LTDx LSドライバー」の試打計測を行いました(GCクアッドを使用)
今回はYoutubeチャンネル ザ・レビューゴルフを運営しているリキ氏が購入したドライバーをお借りしました。ありがとう^^
LTDx LSはモデル名どおりのロースピンモデル。デシャンボーやカイルバークシャーなど、コブラ契約の飛ばし屋などが使用する強弾道ドライバーです
結論からいうと、ぼくがフェアウェイゴルフで購入してレビューもしているLTDxドライバー同様に飛びますし、とても完成度が高くておすすめできます
ただ、マイナス要素ではないのですが、予想に反する飛び方をしてしまったので戸惑っているところではあります
それでは詳しいデータを見ながらコブラLTDx LSドライバーについてレビューしていきます
参考USモデル専門「フェアウェイゴルフ」は安全?ヘビーユーザーがメリット・デメリットを徹底解説
- ヘッド:コブラLTDx LSドライバー
- ロフト角:9.0°
- シャフト:TENSEI AV Rawホワイト 6
- フレックス:S
- ボール:タイトリスト プロV1x
- 弾道計測器:GCQuad
コブラLTDx LSドライバー試打計測データ
ヘッドスピード(m/s) | 47.5 |
ボールスピード(m/s) | 67.6 |
打ち出し角度(°) | 17.6 |
打ち出し方向(°) | 1.4(右) |
バックスピン(rpm) | 1906 |
サイドスピン(rpm) | 183(左) |
ピーク時の高さ(yd) | 42.8 |
降下角度(°) | 43.8 |
センターからのブレ(yd) | 5(左) |
キャリー(yd) | 272.7 |
総距離(yd) | 284.7 |
スマッシュファクター | 1.44 |
以上が計測データです
キャリー272.7ヤード、トータル284.7ヤード
ええ、飛びます。この記事の執筆時点でキャリー270超えを果たしているのは下記(GCクワッドでの計測結果)
- テーラーメイド ステルス(270.4ヤード)
- テーラーメイド ステルスプラス(274.7ヤード)
- バルド スカイドライバー(271ヤード)
- コブラ LTDx(272ヤード)
単発では超えるドライバーはまだありますが、平均値となるとキャリー270ヤードが当サイトでの現状の壁です。LTDx LSはこれを超えているから飛ぶドライバーなのは間違いありません
当初はバックスピン量がとてつもなく減ってしまうのではないかと想像していたんですけど、1900回転ほどでとどまってくれました。一発1400台があるので平均を押し下げた形。つまりイメージほどスピンが減りすぎてしまう心配はそこまでないのではないかと考えています
弾道の特徴は高打ち出し低スピン。典型的な飛ばせる弾道が出ますので飛びをとにかく重視するなら是非ともチェックしておいてもらいたいです
左上はドロップ気味のフックです。左は全然怖くないというタイプではなくてあくまでもストレートがイメージしやすい弾道。捕まりは普通で悪くありません。まったく捕まらなくて右に抜けてしまうみたいな事はなかったです
弾道を重ねてみたものがこちらです
これをみればわかるとおり意外とおとなしい球筋となっています。じゃじゃ馬感がありそうな雰囲気ですけど、結構まとまります
高さも左右方向のブレもそれほど大きくはなくてまずまず。注目すべきは弾道の高さです
LSなのでとうぜん低弾道になるかと思いきや、LTDxよりも打ち出しも高くなっているのが予想外でした
- LTDx:15.5°
- LTDx LS:17.6°
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コブラLTDx LSドライバーは高打ち出し低スピンで飛距離効率が良い
LTDx LSは想定外に高打ち出しのドライバー。上記画像のショットでは打ち出しが18°もつきました
それでいてバックスピン量は1900回転台の低スピンです。つまり絵に書いたような「高弾道低スピン」の弾道がオートマチックに出ます
ボールスピードも67m/s後半をマークしていますし、非常に飛距離効率の良いドライバーであります
今回打ってみて意外だったのがLTDxよりも高打ち出しになったこと。このあとLTDxを改めて計測してみても結果はほぼ変わりませんでした。LSは意外にも高弾道で戸惑った
ということで、LSの打ち出しに関しては必要以上に心配することはなさそうです。スピンは少なめなので、普段のドライバーでのスピン量を考慮してロフト角を選択する感じで良いでしょう
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コブラLTDx LSドライバーはウェイトで弾道調整が可能
LTDxシリーズはソールのウェイトを脱着できます。そしてLSは重さの異なる2つのウェイトがついていますから、フェースアングルだけでなく重心位置の調整も可能
標準状態だとヒール寄りに10g、トウ寄りに3g。これを入れ替えれば捕まりを抑えたりすることもできるのでカスタマイズ性があります
おそらく別売りウェイトがそのうち出てくると思うので、好きな重さで調整できるのは嬉しいところ
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コブラLTDx LSドライバーのヘッドについて
LTDx LSドライバーに搭載される大きなテクノロジーは3つあり、3モデルに共通しています
まず「マルチマテリアルシャーシ」チタン製のフレームボディを採用しています。前作RADSPEEDのT-BARシャーシよりも8.3gも軽量化。これにより従来よりも多くの余剰重量を生み出し、設計自由度が増しました
そして新テクノロジーでもあるのが「パワーコア・テクノロジー」ヘッドの内部前方にウェイトを配置することで、低スピン化とボールスピードアップを狙っているのが特徴です
そしてLTDx LSはさらに外部ウェイトで合計13gもの重量をフェース寄りに配置。浅重心化することでバックスピン量が抑えられています
クラウンはおなじみのカーボンクラウンです。マットブラック仕上げ。クラウンには謎のスジが2本入っています。効果は謎だけど、たぶん空力関係だと思います
アドレス時の見た目はこんな感じ。LTDxよりも後方の出っ張りが抑えられており、やや小ぶりに見えます
横からみるとこんな感じです。LTDxよりもヒール側が上がっています。重心設計や空力などに影響を与えているものと思われます
フェースを15分割し、それぞれ厚みを調整しているらしく、広い範囲で反発を維持する構造だそうです
打点ブレにも強くなっている印象があるので効果はありそう
打音は以下のとおり。LTDxと一緒です
硬さもなくなり打感は中々良いです
コブラLTDxドライバーの打音 pic.twitter.com/RrKaVgCnZL
— まさ@ゴルフブログ&YouTube (@masa_golf05) February 16, 2022
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コブラLTDx LSドライバーの総合評価
270ヤードオーバーの平均キャリーを記録したので飛距離は最高です。飛びます
かなりハードな仕上がりになっていて手に負えないかと思っていましたが、割と普通に打てて安心しました
全体的にLTDxとLSでは飛距離も捕まり具合もそれほど大きな差はないという結果で、どちらも飛距離性能を高めながら安定させられるということで完成度が高いです
ヘッド形状の好みで選んでも良いのではないだろうか、ということなんですけど、あとはウェイトによる捕まりの調整ができるかどうかが選択の分かれ目
カスタマイズの自由度はLSの方が高いと思うので、ウェイトも色々といじりたいならLTDx LSがおすすめ
いつもどおりコブラはちょっと重たいのでおすすめ度はこんな感じにしておきます
おすすめ度:
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コブラLTDx LSドライバーをなるべく安く買うならUSモデルを選択するのもおすすめ
円安の影響はあるものの、日本モデルよりもUSモデルの方が金額的にはかなり安くなっているパターンもあり、LTDx LSのUSモデルはまさにそれです。
一昔まえとは異なり、現在のUSモデルと国内モデルのヘッドは同じなので、すでにお持ちのシャフトなどを使うなどすれば、かなり割安で入手が可能なので、US版を検討してみるのもおすすめです。
ちなみに純正シャフトは少し硬いモデルが装着されているため、スペックダウンするのが良いでしょう。
USモデルを購入する場合、おすすめしているのがUSモデルのゴルフクラブを専門に扱っている老舗のフェアウェイゴルフさん。
ぼくも普段USモデルを購入する際には必ず利用しているショップで、今年に入ってからはコブラLTDxやテーラーメイド ステルス、キャロウェイ ローグST トリプルダイヤモンドLSなど、多数購入しています。
他にもUS品を扱っているショップはありますが、メーカーから直接仕入れを行っている正規ライセンス品取扱いショップなので、模倣品などを掴まされるリスクがなく、安心感が違います。
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