キャロウェイのツアー系スピンボール、クロムソフトXについては「キャロウェイ クロムソフトX評価レビュー|圧倒的なスピンと優れた飛距離性能」という記事でもレビューしています
クロムソフトXもかなり優れた性能で、個人的にも大満足。これをメイン使用していきたいぐらいだと思ってはいたものの、ドライバーショット時のスピン量の多さが少し気になっていました
そこで今回は、クロムソフトシリーズに新しく追加された「クロムソフトX LS」を購入して実戦でテストを行いました
キャロウェイ クロムソフトX LSを使用した結果。
・飛距離性能は優秀→平均286、最大326
・バックスピン減って球質が明らか強い
・初速も出るし素晴らしい
・アイアンも若干飛んでる気がする
・スピンはクロムソフトXと大差ない。止まる
・カバーは耐久力あって良き強い🙂https://t.co/hig82qdRmZ https://t.co/RJkL3bmaHX pic.twitter.com/Z4FdvyulEA
— まさ@ゴルフのYouTubeとかやってるマン (@masa_golf05) June 11, 2021
結論から言うと、明らかに低スピン化していて強弾道。驚異的な飛距離性能で素晴らしい性能です。それでいて40ヤード以内のショートゲームでもしっかりとコントロールできるフィーリングとスピン性能となっています。間違いなく最強クラスの性能でおすすめ。ただし、クロムソフトXよりはわずかに硬めの打感なので、ここは好みが分かれそうです
ラフでのフライヤーが少し出やすい印象があったのは気がかり。スピンを重視して選ぶならクロムソフトXが上だと思っています
キャロウェイ クロムソフトX LSの概要
クロムソフトX LSは4ピースに極薄ウレタンカバーのツアー系スピンボール
クロムソフトX同様にシングルの大きめのコアを採用。初速をアップさせるという効果が期待できます。一方カバーには極薄のウレタンカバーを使うことで柔らかい打感と高いスピン性能を発揮
兄弟モデルになるクロムソフトXとの違いは、素材の配合面とそれぞれの硬さを変更している点です。ロングゲームとショートゲーム時の違いをよりはっきり強調しているから、ドライバーでは低スピン化、それでいてショートゲームでも満足できるスピン性能になっているとのこと
ディンプルパターンはキャロウェイのボールではおなじみのヘックスエアロネットワークです。空力性能を高める効果があるらしい
最近は個人的にも大好きなデザイン、トリプルトラックラインも入ります。アライメントが取りやすくなって、ここに関しては最高です
裏面は真っ白なので、ラインを見たくない場合は裏を向けると解決
ドライバー等、ロングゲームは低スピンでめちゃくちゃ飛ぶ
ガーミンApproach S62を使用してラウンドでの実戦テストを行いました。どれぐらいの飛距離性能なのかを確認していきます
使用ドライバーはコブラkING LTD BLACK。10.5°、装着シャフトはツアーAD PT6Sです
まず飛距離面を見ていくとこのような結果になりました
平均飛距離286ヤード、最大飛距離326ヤードという結果。最高すぎます
326ヤードのショットはまじで激芯だったこともあるけれど、ここまで飛ぶことは本当に稀。飛び方的にも低スピンの高弾道で文句なしでした
やはり良かった点はクロムソフトXでは気になっていたバックスピン量の多さが解消されたこと。ここは飛び方を見れば明らかで、吹き上がる感じの打球はほぼなかったです
アゲインストにも強さを発揮してくれたことが平均飛距離が伸びた要因でしょう
あとは低スピン化に加えて初速の速さも体感できました。加えてツアー系ボールとしては打出し角がやや高めだったことも飛距離アップした要因だと考えます
サイドスピンも減って空力性能も高い
方向性も中々優秀でした
ティーショットの安定感は高まったように思います。空中での横揺れも少なくて飛び姿も安定。空力性能の高さを実感できました。加えて低スピン化した場合の心配ごとで、フォロー時に風に落とされるドロップ減少がでないか心配でしたが、それもほとんど起こりませんでした。優秀だなー
ただし、ヘッドスピードがある程度出せるゴルファーが対象ということもあるからか、少し捕まりにくさを感じる場面もありました。ミスの傾向は右方向。反対に左へはほとんどミスがでませんでした
スピン性能はクロムソフトXが上か
クロムソフトX LSは飛距離追求型という位置づけだと思うけれどスピン量も十分です。アイアンでフルショットした場合では問題なく止められます。本当にアイアンは全く問題なし
少し気がかりなのがユーティリティで打つ200ヤード以上のショットでのスピン量です。球質がえらく強いので、ドライバー同様に低スピン化している様子。奥にこぼれるシーンも2回ほどありました
あと、ラフからはフライヤーもしやすいかなーという印象が残りました
ロングゲームではスピンが不足しがちなですけれど、40ヤード以内のショットだと今度は十分すぎるスピン量です。しっかりとブレーキがかかるのでショートゲームで気になるところはほぼ無かったです
というわけで、メーカーの説明どおりロングゲームとショートゲームではっきりと違いが出る言っていたけれど、そこに関しては納得です。200ヤード以上を狙っていく場合は低スピン、アイアンやウェッジでは高スピンという具合でした
飛距離面ではLSの方が上ですけれど、クロムソフトXの方が全体的にスピンはかかっています。つまりより強力なスピン性能を求めるならクロムソフトXがおすすめ
関連キャロウェイ クロムソフトX評価レビュー|圧倒的なスピンと優れた飛距離性能
打感はほんの少し硬め
LSは凄く柔らかいという打感やフィーリングではありませんでした。メーカーの比較表でも記載されていましたけれど、クロムソフトXよりもわずかに硬さを感じる打感。ようするに「ウレタンカバーのツアー系ボールの中ではしっかり目より」の打感です
それでも2種類を比較するとほぼ大差はないと思います。じっくりと打ち比べないとわからないレベルで、一般的にみると十分ソフトです
1ラウンドは持ちこたえられる耐久性
今回は幸いなことにOBやロストすることがなかったので1ラウンド18ホールで使用しました
当然だけど、カバーにはダメージが入ったりささくれが出来たりはしているけれど、18ホールでこれなので耐久性は良いです
神経質な人でなければ、あともう少し使えそう
ツアー系ボールでは最高峰の飛距離性能
キャロウェイ クロムソフトX LSのを実戦で使用しましたが、ここまで飛距離性能に優れているとは思わなかったので本当に驚きました
クロムソフトXでスピンが多いことが気になっていたのに、スピン量が減って特にアゲインスト時の飛距離ロスも少ないことから平均飛距離も素晴らしい結果となっています
おまけに飛距離を重視しながらも、ショートゲームでは十分すぎるスピンとフィーリングで弱点らしい弱点のない完成度です
そんな中、少しばかり気になっているのは、ユーティリティでも飛びすぎてしまうことですね。これはもうほとんどイチャモンみたいなものなので、欠点とまではいきません。200ヤード以上だと止まりにくさを感じたので頭に入れておくといいかもという程度
あとはわずかに打感は硬いので、めちゃくちゃ柔らかいのが好きだという方は気に入らない可能性があります
おすすめ度:
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