最終更新日:2018年4月18日
どうもまさです。
2018年シーズン、米ツアーで初優勝した小平智プロが使用している
グラファイトデザイン「TourAD QUATRROTECK」クアトロテック
このシャフトを今更ながら打ってみたので、感想と評価を書いていきます。
小平智プロご高校生のころから使い続けているシャフトとして有名ですね。
関連記事:【2018】小平智のクラブセッティング【米ツアー1勝】: サラリーマンゴルファーまさのゴルフ雑記帳
更にメーカーからはカラーリングを変更して再販売されているいわゆる名器と呼ばれるシャフトです。
ではいきましょー
ツアーAD クアトロテックの特徴
緑色で鮮やかなカラーリングで、先調子系の弾き系シャフト。
発売は2007年12月と今から10年も前のシャフト
シャフト手元部分の最外層に4軸組布シートを巻いています。
この4軸シートの効果で、トップからの切り返し時のシャフトの潰れやねじれを最小限に抑え、スイング軌道を安定させてくれます。
手元側の剛性が高く、相対的にシャフト先端に動きが生まれるシャフト。
相性が良いのはボディターン系のスイングの方より、リストターンスイングの方でしょう。
振り遅れにくく、シャフトがボールを捕まえて高弾道のビッグボールが打てるシャフトです。
実際に試打してみての感想と評価
まずワッグルしてみた感じでも手元側がしっかりしていて先端にしなりを感じ取れます。が、柔らかいシャフトではなくあくまでもツアーモデルなのでグニャングニャンしてるわけではないです。
手元側が硬いので相対的に先がやや動くという雰囲気です。
打ってみると、トップからの切り返しでは4軸シートの効果もあり手元部分のしなりをそこまで感じません。これは手元剛性が高いシャフトに共通していますが、そういったタイプの中でも際立って手元がしっかりしています。
そして肝心のインパクト付近での動きは、シャフトが急加速するといった感じじゃなく。インパクトまでは割りと静かで、インパクトした瞬間にボールを捕まえながら、目標方向に強く押し込んでくれます!
この感覚がとにかく気持ちがいい。明らかにボールの初速が上がっています。
先調子に分類されていますが、シャフト先端が暴れるということもなく横滑りする感じで結構素直なしなり戻りをしてくれます。
リストターンのスイングのほうがよりマッチすると思いますが、ボディターンスイングでも使っていけそう。
ただし、65のSシャフトになってくるとヘッドスピード的には43以上は必要になってくるでしょう。
ヘッドスピードがそれほどないと言うかたでも55グラムのR2からフレックスは用意されていますのでご安心下さい。
相性が良いのはここ最近の460ccの大型ヘッド。
ヘッドが大きくなると重心距離が長くなって捕まりが悪くなるので、クアトロテックとの相性が抜群です。
ドライバーでの飛距離を求める方に特におすすめしたいシャフト。それでいてプレーン上にクラブをおろしやすくなるので安定感も自然とついてくる優秀な一品です。
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ラインナップとスペック
ラインナップとスペックです。
クアトロテック55 R2 54グラム トルク5.5
クアトロテック55 R1 56グラム トルク5.5
クアトロテック55 S 58グラム トルク5.5
クアトロテック65 SR 65グラム トルク3.8
クアトロテック65 S 66グラム トルク3.8
クアトロテック65 X 67グラム トルク3.6
クアトロテック75 S 75グラム トルク3.4
クアトロテック75 X 76グラム トルク3.1
クアトロテック85 S 86グラム トルク3.0
クアトロテック85 X 87グラム トルク2.8
キックポイントはすべて先調子になります。
最後に
クアトロテックは先調子表示だがボディターンスイングの方でもぴったりフィットする方もいます。
勘違いしないでほしいのが手元調子が上級者向け、先調子がアベレージ向けというわけではないということ、とにかく機会があれば試打をしてみることをおすすめします。
カスタムシャフトを試打するなら中古ショップを回れば打ちたいシャフトはだいたいみつかると思いますよ。
以上、【口コミ】TourADクアトロテックを今更ながら試打!感想と評価| 小平智が変えられないシャフトという話題でした。
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