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【タイトリストTS2ユーティリティ試打評価レビュー】手強いけど飛距離性能は優秀なユーティリティ

タイトリストTS2 ユーティリティ 2

タイトリストTS2ユーティリティの試打評価レビューです

まさ
まさ
どうもまさです

タイトリストのTS2ユーティリティを発売直後に購入して、今まで実際にコースでのラウンドなどで使用してみました

タイトリストのTSシリーズは飛距さ離性能がかなり優れていることで、ドライバーやフェアウェイウッドも軒並み評判の良いモデルという印象があります

少し難しい部分は正直あるのですが、今回はそのあたりにも触れていこうかなと思います

まず、TS2ユーティリティの大まかな特徴としては以下のとおり

  • 高初速化を実現するタイトリストスピードシャーシを搭載
  • 反発力の強いフェース
  • 綺麗な形状でアドレスがしやすい

そしてこのページでは、「高精度弾道計測機GC2」を使ってのデータ計測をもとに、タイトリストTS2ユーティリティ(ハイブリッド)の良かった点と、ここはちょっと気になるという点』を正直に試打評価レビューしていきます

まさ
まさ
それでは早速、タイトリストTS2ユーティリティの試打計測データから見ていきましょう

タイトリストTS2ユーティリティの試打レビュー

まずは試打クラブのスペックを紹介

タイトリストTS2ハイブリッド試打クラブ
試打クラブのスペック
ヘッド タイトリストTS2ユーティリティ
番手とロフト 21度
シャフト NS PRO 950 NEO
フレックス S
バランス D2
総重量 389g
まさ
まさ
標準装着のNS 950GH NEOを使っての計測を行いました

 

試打計測データからみるタイトリストTS2ユーティリティの性能やフィーリング

TS2ハイブリッド試打計測データ
ヘッドスピード 40.4m/s
ボールスピード 56.6m/s
サイドスピン 297左
バックスピン 3748rpm
打ち出し角 16.2°
最高到達点 31yd
キャリー 194yd
総距離 210yd
4球打ってみての平均値のデータです。使用球はSRIXON Z-STAR XV 2019年モデル

21°のユーティリティとして飛距離性能自体は申し分なくて、トップクラスの飛距離性能なのは間違いありません

弾道として特徴的なのが、やや少なめなバックスピン量です。21°前後のユーティリティとしては、800rpm〜1000rpmほど少なめです

これによって風に負けない強弾道が打てる点がメリットといえるでしょう

あわせて打ち出し角が低く、打球の最高到達点も31ydと低め。これも7yd〜10ydほど低いなという印象ですが、これは打球が上がりにくいというデメリットと相反する部分なので、相性の良し悪しが顕著に出るユーティリティといえます

また、ストレート系のドロー弾道になっているのがわかるとおり、捕まり自体はまずまず

捕まりは悪くないですが、スライサーが簡単にドローを打てるようなクラブではありませんのでご注意ください

まさ
まさ
左方向へのミスが気になるという方の方が相性は良いです

最後に打点ブレに対しての強さは標準的で、極端なミスヒットをカバーできるような優しさは残念ながら備えていません スイングが安定して、尚且つ打点がある程度まとまっていないと性能は発揮しにくいですね

中・低弾道でラインが出しやすい

上がりすぎない弾道で、ラインが出しやすいので、個人的にはわりと良いユーティリティだなというイメージです

基本的にウッド系ユーティリティは打球が高くなるというメリットがある反面、弾道が高すぎるとライン出しがしにくくなるという部分もあります

ユーティリティクラブで打球が吹き上がりがちで、飛距離ロスする方や、ラインを出せるイメージが欲しいという方に最適なモデルであることは間違いありません

優しいユーティリティではない

スピン量の少なさや、打球の低さなどを考えると、万人におすすめできる優しいユーティリティクラブではありません

スピン過多による飛距離ロスや、打球の上がりすぎによる風への弱さを解消したい、なるべく左方向へのミスをなくしたい

などなど、比較的パワーヒッターに多い悩みを解決してくれるモデルと考えるのが良いでしょう

 

タイトリストTS2ユーティリティのヘッド形状やデザイン

TS2ハイブリッドのヘッド形状とデザイン

ユーティリティの中では比較的こぶりなヘッド形状で、いかにもプロや上級者が好みそうな顔をしています

優しそうという印象は正直ありませんが、ストレートなフェースアングルですんなりと目標に構えることが可能です

ユーティリティはメーカーによって形状がかなり異なってくるクラブになるので、そういった所からみると非常に綺麗な形状です

まさ
まさ
この形が嫌い!という方は少ないのではないかと思います

 

タイトリストTS2ユーティリティについてのよくある質問(Q&A)

対象ヘッドスピードは?

中弾道でバックスピン量もやや少なめ

こういった要素を考慮すると、ドライバーでのヘッドスピードが44m/s以上の方が対象となってきます

ドロー、フェードどちらと相性が良い?

ぼくの試打計測データではややドロー傾向の球筋が出ていますが、基本的にはフェード系の球筋がイメージしやすい形状と、重心設計です

フック回転が多くて左方向へのミスが多い方も安心して打てるはず

パワーがあってもスライサーと呼ばれるほど曲がりが大きい方だと扱うのは難しいユーティリティです

おすすめのカスタムシャフトは?

試打ではNS PRO 950GH NEOを使用していますが、カスタムするならユーティリティ用のカーボンシャフトがおすすめです

特に良いなと思うのが、「三菱ケミカル TENSEI CK PROオレンジ ハイブリッド」と「日本シャフト MODUS GOST」の2種類です

「TENSEIハイブリッド」はカウンターバランスの効いた先端剛性の高いシャフトで振りやすさと、カーボンシャフトならではの弾道の高さを確保できるモデルで、ヘッドの操作性の良さを活かせるシャフトとして最もおすすめです

関連TENSEI(テンセイ)CK Proオレンジハイブリッド試打評価レビュー:強弾道で安定性抜群の意外と優しいユーティリティ用シャフト

 

「モーダスGOST」は、スチールとカーボンのハイブリッドシャフトで、スチールの操作性を保ちながら、カーボンシートで先端剛性を高め、左方向へのミスを消してくれます。スチールに近いフィーリングで打ちたいという方に最適です

関連モーダスハイブリッド「GOST」試打評価レビュー|Graphite On Steel Tecnology

 

タイトリストTS2ユーティリティの総合評価:まとめ

こんな方におすすめ

  •  ユーティリティでもラインを出していきたい方
  •  低スピンの強弾道で飛距離アップしたい方
  •  ヘッド形状にこだわりのある方
総合評価
 
 
 

タイトリスト TS2ユーティリティの試打評価レビューでした

基本的にはやや難しめという部類に入るユーティリティですが、弾道を抑えたり、吹き上がりを抑えるという面では、やはりパワーヒッター用のユーティリティであると言えます

スイングが安定していて、打点もまとまっている方で、スイングスピードに自信のある方には、メリット享受できるユーティリティとしておすすめできます

反面、楽に高弾道のドローを打ちたいといったような要望には応えられないモデルなので、そういったモデルを求める方は注意してください

以上、【タイトリストTS2ユーティリティ試打評価レビュー】手強いけど飛距離性能は優秀なユーティリティ。という話題でした

タイトリストTS2ユーティリティをなるべく安く買うならUSモデルを選択するのもおすすめ

〇〇は前作よりも値上がりしたこともありますし、基本的には日本モデルよりもUSモデルの方が金額的にはかなり安くなっているのでUSモデルを手に入れるのもありです

そこでおすすめなのがUSモデルのゴルフクラブを専門に扱っている老舗のフェアウェイゴルフさん

ぼくも普段USモデルを購入する際に利用しているショップで、今年に入ってからはEPIC FLASHドライバーを購入しています。メーカーから直接仕入れを行っているので安心感が違います

参考USモデル専門「フェアウェイゴルフ」は安全?ヘビーユーザーがメリット・デメリットを徹底解説

 

ABOUT ME
まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
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