スピーダーSLKの試打評価レビューです
以前から気になっていたドライバー用のシャフトを入手しました
それが短尺専用のドライバーシャフトとしてフジクラから新たに発売された「スピーダーSLK」
今回は実際にスピーダーSLKを購入してみて試打を行いましたので、高精度弾道計測機GC2を使ってのデータ計測をもとに、スピーダーSLKの良かった点と、ここはちょっと気になるという点を正直にレビューしていきます
どうぞクラブ選びの参考にしてみてください
■スピーダーSLKのココが良かった
・短いので当然振り抜きやすくミート率も向上した
・短くなっても重量感は変わらず違和感はない
・飛距離はほぼ変わらず
■スピーダーSLKのココがちょっと残念
・トルクが大きめで振動数も柔らかめ、想像していたよりも柔らかかった
・ヘッドスピードとボールスピードはどうしても遅くなる
【短尺専用ドライバーシャフト】スピーダーSLKの特徴
- 短尺専用で短くてもバランスがしっかり出せる
- ハイトルク設計で易しめの調整
- 柔らかめの設定でヘッドスピードの低下を解消
短尺専用に設計されたカスタムシャフト『スピーダーSLK』
短尺化することでミート率がアップしたり、振りやすくなるなどのメリットはたくさんありますが、従来のシャフトを短くしてドライバーを組み上げると、バランスが出ずに軽く仕上がってしまったり、しなり量が少なくなり硬く感じてしまう、ボールが上がらないなどの弊害があります
そこでその問題を解消するために、金属管複合素材『MCT』を採用し、短尺化してもバランスがしっかり出るように設計されています
また短く作った場合に感じる、硬さやボールの上がりやすさなどのデメリットも同時に解消しています
ブラックベースにオレンジが栄えるデザイン
ブラックベースにオレンジのスピーダーロゴが映えるデザインとなっています
スピーダーSLKの試打評価レビュー
試打クラブのスペック
ヘッド | キャロウェイ EPIC FLASH |
ロフト | 9° |
シャフト | スピーダーSLK S |
長さ | 44.0インチ |
バランス | D1.5 |
総重量 | 322g |
短尺を試すという事で、ここ最近のドライバーとしては非常に短いとされる44.0インチで組み上げました
ヘッドにはキャロウェイのEPIC FLASHドライバーを使用しています
EPIC FLASHにスピーダーSLKを装着してみての試打計測データ
スピーダーSLK | TENSEIブルー | |
ヘッドスピード(m/s) | 45.5 | 46.3 |
ボールスピード(m/s) | 66.0 | 67.2 |
打ち出し角(°) | 14.7 | 15.1 |
サイドスピン(rpm) | 134左 | 45右 |
バックスピン(rpm) | 2378 | 2561 |
最高到達点(ヤード) | 36 | 39 |
キャリー(ヤード) | 254 | 257 |
総距離(ヤード) | 277 | 278 |
TENSEIの方は45,5インチの長さに設定されています
短くなっても飛距離はほとんど変わらないという結果
上記の計測データを見て頂くとわかるかと思いますが、平均飛距離だけを見てみるとノーマルのシャフトを装着した場合とほぼ変わらないという結果になりました
シャフトが1インチ短くなるとヘッドスピードは当然落ちてくるのだけれども、今回のテストでもヘッドスピードが0.8m/s遅くなり、同時にボールスピードも1.2m/s遅くなっています
やはりシャフト長が1インチ以上短いというのはスピード面に非常に大きな影響を与えているのがわかりますね
ただし飛距離に関してはボールスピードだけが全てではない為、結果としては大きな飛距離ロスにはなりませんでした
やや弾道が低くスピン量も少なくなる
シャフト長が短くなれば通常だと、しなり量が減って打ち出し角度も低くなるものです
今回のスピーダーSLKも、打ち出し角度が0.4度低くなってはいるものの、標準的な打ち出し角度と言えるほど良くボールが上がってくれました
ここが短尺専用設計の効果がしっかり現れているポイントかなと思います
そして、ややバックスピン量が減っているのが印象的で、これが平均飛距離があまり落ちなかった要因。少しばかりですが低く抑えられた強弾道となって推進力のある打球が打てました
短尺用に設計されているとはいえ、やはり長いドライバーよりは若干弾道は低くなりますね
シャフトの加速感が素晴らしく、捕まったドローが打てた
まずワッグルしただけでわかるほど、シャフト中間部分から先にかけてしなりのポイントがあるのがわかります
逆に手元側はそれほどしなりはなく、しっかりしています
実際に打ってみると、インパクト付近での加速感はさすがスピーダーという感覚。短いながらもしっかり動きが出せており、捕まりも申し分なしでした。短尺化した場合のヘッドスピードの低下も最小限に抑えられているんじゃないかなと感じる動き方です
短いので当然振り抜きやすく、予想通りミート率もアップ
やはりこのシャフトを装着した際のストロングポイントは短さ
市販されているもので44インチ前後となると、最近ではレディースモデルぐらいなので、アドレスした時の感覚は独特なものがあります
視覚的にも明らかに短いので、スイングする前から安心感が桁違い。これは当たる!という気持ちにさせてくれます
実際打ってみてもスイートスポットで捉えられる確率は確実に上がりますし、ミート率が悪いなと感じている方にはもってこいでしょう
しなりが大きい・・・ワンフレックス硬めでも良かったかも
とても振りやすく、ミート率も飛距離性能も問題ないのですが、気になる点としては、想像していたよりもシャフト全体のしなりと動きが大きいかなと感じるところ
短尺化した場合の硬さを解消するために、トルクを大きくしたり振動数を柔らかくしていることや、先端側に重量を持ってくるなどの味付けがされているのも影響しているのでしょうが、動きが出すぎるので個人的にはワンフレックス硬めでXにしても良かったなと感じているのが正直なところ
トルクが大きめに設定されているシャフトなので、操作性を重視したいかたはワンフレックス硬めをチョイスするのが良いでしょう
スピーダーSLKの口コミや評判
☆スピーダーSLK☆
昨日一日使った感想。
OB3発!
①朝一右プッシュ→練習無し
②左チーピン→腕だけでスイング
③最終完璧な当たり→突き抜け(笑)
飛距離はメインシャフトと同じのを使ってる同伴者より10yd落ち位。
方向性はかなり良いので一軍昇格!
7200yd以外は当面コレで行こう♫— やっちー@そろそろ大爆発!? (@yu_chin0716) 2019年5月13日
昨日のスピーダーSLKの44.5インチですがこう見ると少し短く見えますね〜 pic.twitter.com/Uq4EEOr2Jo
— ひでゆき (@hideyuki1113) 2019年4月16日
月例ゴルフ終了♫
インスタートだったのだが後半でイーグル逃しとOB1発、最終のダボで優勝は取れずの5位でした😊
スピーダーSLKで回った感想はティーショットは暴れる飛距離よりも次打てる所にあればスコアはまとまると言う事でした😅 pic.twitter.com/QkIUovvIu0— やっちー@そろそろ大爆発!? (@yu_chin0716) 2019年5月22日
スピーダーSLKの試打評価のまとめ
- ドライバーを短くしてミート率をアップさせたい方
- 最近のドライバーは長くて振りにくいと感じている方
- 長いドライバーで振り遅れてスライスしてしまう方
総合評価:
最近ではPGAツアーでもドライバーの短尺化を行っているプロも増えてきましたが、従来のシャフトではどうしても硬くなったりすることがありましたが、スピーダーSLKはもともと短めに組み上げるとための設計なので、44インチでも非常に振りやすいクラブになりました
大方の予想通り、ヘッドスピード・ボールスピードというスピード面での低下はあるものの、ミート率が確実アップすることで平均飛距離としてはほぼ変わらずという結果
一発の飛びではやはり長いドライバーに分がありますが、ドライバーが散らばってスコアにならないという方や、長いクラブでは振りおくれてしまう方には最適なカスタムシャフトなので、ティーショットを少しでも安定させたいという方には非常におすすめのシャフトです
個人的にも非常に気に入ったので、今後Xシャフトも購入して試してみるかもしれません
以上、【スピーダーSLK試打評価レビュー】短尺専用シャフトでドライバーを44インチにして効果を検証してみた。という話題でした
関連【2019年版】飛ぶドライバー用カスタムシャフト|人気おすすめランキング【飛距離重視?方向性?】