試打&評価

タイトリストTS1ドライバー試打&評価|軽量で捕まり強めのハイドロー系

タイトリスト TS1ドライバー試打評価レビュー

どうもまさです

タイトリストのTシリーズの中でも最軽量で、投影面積も大きい「TS1ドライバー」を試打しました

Tシリーズ自体はTS2 、TS3、TS4も合わせると、全部で4機種あるんですけど、どれも実際に試打してみると初速が速くて飛距離性能が高いドライバーだったんですよね

ではTS1は実際のところどうなか?といった点が気になっている方も多いかと思います

基本的にはかなり軽量なドライバーなので、ヘッドスピードのあまり速くない方が対象です

  • 270gと超軽量モデル
  • 捕まり重視のドローバイアス設計
  • 高打ち出しの高弾道ドライバー

そこで本記事では、TS1ドライバーを弾道計測器GC2を使っての試打データをもとに評価していきます

先に結論から言っておくと「捕まり強めのハイドロー系。バックスピン量も安定するので、ヘッドスピードが遅めの方でもしっかりキャリーを出せるドライバー」です

まさ
まさ
それでは早速、試打データを見ていきましょう

タイトリストTS1ドライバー試打&評価

試打クラブのスペック

タイトリストTS1試打クラブ
  エアスピーダー スピーダーエボリューション5 661
ヘッド タイトリストTS1 タイトリストTS1
ロフト(°) 9.5 9.5
フレックス R S
長さ(インチ) 45.5 45.0
バランス D2.5 C8.5
総重量(g) 270.5 308.5
ヘッド重量(g) 186.8 186.8
試打に使用したボールはSRIXON Z-STAR XV2019

今回は標準装着シャフトとしては最軽量になるエアスピーダーと、カスタムシャフトであるスピーダーエボリューション5を装着しての試打を行いました

試打データ

TS1試打計測データ画像上:エアスピーダー装着時の計測データ 画像下:スピーダーエボリューション5装着時の計測データ
表は横にスクロールしてご覧いただけます
  TS1(エアスピーダー) TS1(エボ5) TS4 TS3 TS2
ヘッドスピード(m/s) 40.8 46.0 46.1 46.0 45.9
ボールスピード(m/s) 59.1 66.6 66.9 66.7 66.5
打ち出し角(°) 15.4 16.8 12.4 14.4 14.7
サイドスピン(rpm) 553左 309左 91右 113右 174左
バックスピン(rpm) 2627 2553 2265 2347 2096
最高到達点(ヤード) 30 43 30 36 34
キャリー(ヤード) 215 255 256 258 260
総距離(ヤード) 236 275 282 281 286

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まさ
まさ
メーカーの宣伝どおりにキャリーがしっかり出るバックスピン量。初速は水準以上です

飛距離性能

2種類のシャフトでヘッドスピードも分けて試打を行いましたが、総じてキャリーはしっかり出てくれるなという印象です

初速自体はかなり速い部類に入りますが、特に注目すべきはバックスピン量

メーカーが謳っているとおりに、バックスピン量をある程度増やすことに成功していると思います

これならヘッドスピードのあまり速くないゴルファーの方でもボールがドロップしません

おかげでしっかりキャリーがでるという結果になりました

そして、試打データを見て頂いてもわかるとおり、全てフック系のいわゆるドロー弾道となりました

普通にスイングするだけで自然にドローが打てます

ニュートラルなセッティングだと元々フックが強いという方には少々扱いにくいぐらいに捕まる可能性もありますが、スライサーにはもってこいのドライバーです

重心位置も深く、ヘッド体積も大きいので、こういったドライバーは必然的にミスヒットにも強いタイプになります

そういった点や試打計測データを見てもわかる通り、TS1は左右の打点ミスに強いモデルといえます

打感やフィーリング

まさ
まさ
気持ちの良い爽快な打球音

打音はやや高めの高音ですが、ヘッドの見た目からくるイメージとの相違もあまりないので違和感自体は少ないです

個人的には爽快感のある打球音という言葉がぴったりくる気持ちの良い音です

ドライバーには弾き感が欲しいという方だと満足できる打音です

タイトリストTS1ドライバーについて

タイトリストTS1ドライバーを構えてみると

ここでは現在4種類のヘッドタイプがあるTSシリーズのなかでも元も投影面積が大きいモデルである「タイトリストTS1ドライバー」のクラブとしての特徴についてご紹介していきます

とにかく飛びを重視するというコンセプトのもと開発されたタイトリストのTSシリーズの中から、極限まで軽量化されたモデルとして、2019年7月にドライバーラインナップに新たに追加されたのが「タイトリストTS1ドライバー」です

タイトリストとしては最強のドライバーという位置づけのようですが、最も特徴的なところが総重量が275g前後という軽さです

タイトリストのツアー系ブランドでここまで軽量なモデルは珍しいですね

日本国内モデルでは標準装着シャフトが2種類用意されています

Dimana50とAir Speederなんですが、基本的には両者ともに40g台です

▼両方の装着シャフトを入れている場合のスペックがこんな感じ

TS1ドライバースペック

最も重たいDiamana50のSでも275gだから圧倒的に軽いです

ヘッドスピードを上げることを考えると総重量を軽くするのは必須項目なので、確実にスイングスピードは上げることができるでしょう

対象者はヘッドスピード40m/s未満かなといったところ

それ以上の方でTS1を使用したい場合はカスタムシャフトにするか、USモデルを選択するべきですね

 

タイトリストTS1ドライバーの試打&評価のまとめ

こんな方におすすめ

  • スライスで飛距離をロスしている方
  • バックスピン量が不足してキャリー不足に悩む方
  • ヘッドスピードが40m/s前後かそれ以下の方

 

総合評価:

しっかりとターゲットが明確になっているドライバーというのがまず好印象なドライバー

巷では衝撃のドライバーや、飛びに振ってきたドライバーと言われていますが、実際に打ってみると、対象となるゴルファーは明確です

適度にバックスピンがかかるのでヘッドスピードが遅め(40m/s前後かそれ以下)でキャリー不足に悩んでいる方が最も性能を引き出せると感じます。合わせて初速も速いので飛距離アップを可能になるドライバーです

対して、ヘッドスピードが速く、左へのミスが怖いという方には少々扱いずらいモデルであることははっきりと言えます。もちろん技術力が高く、捕まりを抑えながら適正スピンで打てるテクニックがあれば使いこなせるでしょうが、そうでなければTSシリーズの他のラインナップを選択するほうが正直おすすめです

以上、タイトリストTS1ドライバー試打評価レビュー|軽量で捕まり性能が優秀でキャリーがしっかり出る。という話題でした

タイトリストTS1ドライバーのネット上での口コミや評判

 

安く買うならUSモデルも選択肢に入るが重くもなる

日本モデルよりもUSモデルの方が金額的にはかなり安くなっているのでUSモデルを手に入れるのもありです

そこでおすすめなのがUSモデルのゴルフクラブを専門に扱っている老舗のフェアウェイゴルフさん

ぼくも普段USモデルを購入する際に利用しているショップで、今年に入ってからはEPIC FLASHドライバーやテーラーメイドオリジナルワンミニドライバーを購入しています。メーカーから直接仕入れを行っているので安心感が違います

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
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