かねてより噂のあったLA Golfのドライバーがついに発売されます。すでにUS LA Golfのサイトには新型ドライバーが掲載されているので、気になった方はそちらもチェックしてもらえればと思います。
LA Golf Driver Review – The unique Bryson-designed model!#LAGolf #Golf #GolfGear #GolfClubs #GolfReviewshttps://t.co/TgRuo7iDiD
— Golf News & Tour Latest from Golf Reviews Guide (@GolfReviews__) February 20, 2025
このドライバーはLA Golfのパートナーであるブライソン・デシャンボーとの共同開発を行っているという事でも話題となりましたが、デシャンボーは「史上最も革新的なドライバー」そして「ミスヒットが真っすぐ飛ぶようになる」、は「この革命的ドライバーを全てのゴルファーと共有できることに非常に興奮している」とコメントしているようです。
発売は2025年3月24日で、フェアウェイゴルフで注文が可能になりました。
ヘッドスピード別に最適化されたフェースを搭載
LA Golfの初めてのドライバーは全部で5つのモデル(フェースID)が用意されていて、それぞれのモデルはゴルファーのスイングスピードに合わせて、フェースのバルジとロールが最適かされているのが特徴です。(バルジとロールというのはクラブフェースの横と縦の湾曲している形状のことを指します)

一般的なドライバーでも、トゥ側をわずかに右向き(オープン)に湾曲させ、ヒール側では左向き(クローズド)に湾曲させるといったバルジ設計があります。
また上下方向のロール設計においても、高めの当たりにはロフトが大きくなるよう湾曲させスピン過多を防ぎ、低打点ではロフトを立てて吹け上がりを抑える、といった調整が従来から取り入れられています。
今回LA Golfはこの「バルジ&ロール」を現代のテクノロジーを駆使し、ゴルファーのヘッドスピード別にさらに細分化して最適化しているのが特徴です。「ミスヒットしても曲がらずにまっすぐ飛ばせる」という事を目指し、デシャンボーの発想を取り入れた画期的なフェースを開発しました。
テーラーメイドのツイストフェースもフェースを独自のひねった構造を採用し、ミスヒット時の曲がりを補正するという点においてはコンセプトは似ています。ただしテーラーメイドは一律対応という点に対して、LA Golfはスイングスピード別に複数のヘッドを用意している点が異なります。
標準装着シャフトとして、LA Golf Aシリーズが装着されているのも特徴です。
デシャンボーが自身のYouTubeチャンネル内で使用
デシャンボーがコストコブランドのゴルフクラブをテストする企画動画で実際に使用しているシーンがあります。
この中でコストコドライバーと自身のLA Golfプロトタイプドライバーを比較する場面がありますが、デシャンボーは自分の新ドライバーについて「ロフトはわずか5度しかなく、自分のスイングに完璧に合わせて作られている」と述べ、しかもレンジボールでボール初速175マイル・キャリー321ヤードを記録していました。
LA Golfのドライバーが登場するのは2:45ぐらいのところです。
シンプルなデザインでロフト可変ホーゼルを搭載

デザインは極めてシンプルですが、ソール全体には「LA Golf」のロゴがたくさん入っているのが特徴的です。
外部ウェイトはひとつだけ。このウェイトはそれぞれのヘッドに装着されていますが、付け替えによる調整はできないようです。


ヘッド形状はオーソドックス。
ヘッドスピード別にヘッドは5種類を用意
ヘッドスピードに対応した5モデル展開。
Face ID 13-12 (高打ち出し・最大の寛容性)

ヘッドスピードが40m/s以下のゴルファーに対応したヘッドです。寛容性が非常に高く、曲がりを抑えてまっすぐ飛ばしやすいモデルがこちら。
主にミスヒット時のサイドスピンを減らし、高めの打ち出しでキャリーを伸ばす設計です。
ロフトは10.5°~13.5°の範囲で調整が可能。標準ロフトは12°となっています。
Face ID 12-11 (飛距離と寛容性の両立)

ヘッドスピードが41m/s~49m/sの方に対応した万能なモデルがFace ID 12-11です。
13-12よりわずかにフェースの曲率が強めで、ミスに強く直進性を保ちながらも最大飛距離を引き出すバランス型のヘッド。
ロフト調整幅は9°~12°。基本ロフトは10.5°です。
※このモデルからレフティー用も選択可能です。
Face ID 10-10 (ツアーレベルの操作性)

ヘッドスピードが49m/s~55m/sまで対応するハードヒッターモデル。
フェースのバルジ・ロールが精密に調整され、高ヘッドスピードでも高い操作性と直進性を両立したヘッドです。
基本ロフトは9.5°で、ロフト調整幅は8~11°。
このヘッドにも左利き用があります。
Face ID 9-9 (パワーと正確性)

ヘッドスピードが56m/s~60m/sにハードヒッター向けです。
低スピンかつ強弾道が出るローロフト設計でありながら、特殊なフェース曲率によりミスヒット時の曲がりを抑制。高いヘッドスピードでも安定した弾道を保ち、「飛ばしつつ曲げない」という性能を追求したモデルになっています。
基本ロフトは8.0°。調整幅は6.5°~9.5°です。
右利き用のみ
Face ID 8-7 (ロングドライブヒッター向け)

ヘッドスピードが60m/s以上の超ハードヒッター用です。デシャンボーはこのスペックを使用していると思われます。
超低スピン・低打ち出しの究極の仕様で、基本ロフトは4.0°。ロフト調整幅は驚異の2.5~5.5°。
高速スイングでも安定性を損なわないような特殊フェースを採用。ドラコン用ドライバーに近いモデルで、一般的なゴルファーには扱いが難しい超ハードスペック
右利き用のみ
LA Golf Face IDドライバーの取扱いショップ情報
2025年2月現在、日本国内モデルは未発表であり、市場流通しているのはUSモデルのみとなります
そこでおすすめなのがUSモデルのゴルフクラブを専門に扱っている老舗のフェアウェイゴルフさん
ぼくも普段USモデルを購入する際に利用しているショップで、今年に入ってからはタイトリストGTドライバーやキャロウェイ パラダイムAi SMOKEトリプルダイヤなど多数購入しています
メーカーから直接仕入れを行っている正規ライセンス品取扱い店なので安心感が違います
参考USモデル専門「フェアウェイゴルフ」は安全?ヘビーユーザーがメリット・デメリットを徹底解説
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