米ツアー、欧州ツアーLIv GOLFと世界中で使用者が増えているL.A.B. Golf(ラブゴルフ)のDF3パターを買いました。
ストローク中にヘッドが不要な回転をしない所謂ゼロトルクパという特徴を持つ同社のパターシリーズですが、個人的にはMEZZ.1 MAX長尺パター以来となる2本目の購入です。
DF3のL.A.B GolfのDF2.1という奇抜なハート型?のパターがありますが、それよりも見た目がシンプルにならないか・・・という要望をカタチにしたモデルだそうです。
現在エースパターとしてDF3を使用していますがこれは間違いなく名作!弱点はパター1本で110,000円するという価格です。ぼくはこの金額を払う価値があると思っています。
DF3でもそれなりに奇抜なデザインには変わりありませんが、様々な大型マレットパターが発売されている現代ではそこまでヘンテコではないです。
L.A.B. Golf(ラブゴルフ)が持つ特許「ライ角バランス」の構造については正直詳しくわかりませんが、実際に手に持って使うとストローク中に驚くほどヘッドがねじれません。
DF3はフルオートパターで、テークバックからインパクトそしてフォローまでアドレスした状態をキープしてくれます。パッティングのおいてはフェース向きが打ち出しに一番影響を及ぼすとされているので、狙ったラインを外す確率を下げることが可能。
ソールには大量のウェイトビスが埋め込まれています。購入時には「手作業によって完璧なバランスを取るために計算して作ってるからウェイトを外したりしないで!」的なことが書かれたシールが貼られていました。
また、ヘッドは6061鍛造アルミニウムの削り出しで製造されています。ウェイトによる繊細な調整だったりヘッドに個体差が出ないような製造方法など、とにかくゼロトルクという謎テクノロジーは繊細なバランスの上で成り立っているようです。
L.A.B. Golfのパターを使っていてウェイトが勝手に外れたりしたことはありませんが、もし外れた場合はメーカーに送る必要があることを考えるとそこは少々面倒です。
DF3ではヘッド後方の空洞が円形になりました。
ちょうどボールをピックアップできるサイズになっているのは地味に嬉しい。ただし使いすぎるとヘッドの塗装が剥がれそうな気がするのでそこまで積極的には使っていません。
シャフトはヘッドの丁度真ん中に刺さっているのでしょうか。L.A.B. Golfのパターは基本的にフェース寄りもフェースが前方に出ているのでライ角バランスの肝はこのシャフト装着①なのかもしれません。
フェースには細かなスコアラインが入っています。ノンインサートなので打感はしっかり目です。打音も大きめなのでぼくは距離感を掴みやすいです。
アライメントマークはスタンダードだとT型のラインが入っています。ぼくはスタンダードを使っていますが、カスタムで3本ラインだったりもしくは無しにすることも可能です。ただ、フェース向きが変わらないのが売りなのでラインを入れるほうが無難でしょう。
専用グリップは非常に独特で、グリップに対してシャフトが斜めに入っています。フォーワードプレスした状態をはじめから作るのが狙いで、自然なアッパーブローを可能にするそうです。
これはどうかな?と思っていましたが意外なほど気になりません。普通に構えられます。ちなみにこの時の傾きもカスタムできるみたいです。ぼくは1.5°を使っています。
触り心地はスーパーストローク系。
ヘッドのロフトは3°ですが、シャフトが1.5°傾いているため実行ロフトは4.5°となります。なのでアドレス時はロフトがあまり無いように見えますがインパクト時にはちゃんとロフトが付いてくれるので問題はありませんでした。
DF3には独特なテクノロジーが詰め込まれていますけど、実際にラウンドで使った場合にはその安定性に驚かされます。当然狙ったラインとタッチが噛み合わなければ入らないのがパッティングですが、ストロークで明らかなミスをしたなという事が激減しました。
ようするに狙った所には打てているという状態です。ちなみにですけど同じL.A.B. GolfのMEZZ.1 MAXも使いましたが安定性ではDF3が上に感じます。恐らくDF2.1も安定性は同レベルだと思うのでDF3とDF2.1はヘッド形状の好みで選べば良いはず。
ストローク中はとにかくフェースが捻れないし仮にトウやヒールに当たってもブレがあまり発生しません。
ストロークのコツはグリップエンドを中心に動かすというよりはパター全体がスライドするようなイメージが良いです。
ストローク中にフェースが開閉していない状態はこれか!と体感もできるのも良いところです。
付属していた専用カバーは高級感があります。MEZZ.1 MAXの時はナイロンタイプだったので全く違いますね。
総じて完璧に近い挙動をしているパターだと感じます。現時点ではストローク中の開閉を抑えるという意味では理想的な仕上がりです。
DF2.1よりもやや小ぶりになって形状の癖もある程度解消されているので取り入れやすい方も増えると思います。
性能としては素晴らしいものがあります。11万円と高額なパターですが価格に見合った性能をしているのも確かでした。製造方法にもコストがかかっている事は明白なので高額になってしまうのも納得はできます。
とにかく素晴らしい安定性でショートパットのプレッシャーは激減しました。冒頭でも言ったようにメインパター確定です。
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