ゴルフ雑記帳のまさです。
今回はゴルフ用距離計をメインに作っているメーカーであるゴルフバディの2023年モデル「aim L12 レーザー距離計」を購入し、実際にラウンドでのテスト使用を行ったのでレビューしていきます。
aimシリーズはゴルフバディのフラッグシップ機なのだけど、基本的にリーズナブルな価格設定をしているメーカーということもあり、aim L12はAmazonでの販売価格が24,900円とまあまあ安いです。ちなみに10%OFFクーポンがあったりするのでさらに安く買えたりもします。
さて、実際にラウンドテストを行った結果、良い点・気になった点を簡潔にまとめたのが下記です。
信じられないぐらいの計測スピードと、ボタンの押し心地の良さが相まって使用感は素晴らしい進化をしています。
ゴルフバディ aim L12レーザー距離計の外観とサイズ感
パッケージ内容はこちら。aim L12本体とケース(カラビナ付き)、USB-C充電ケーブル、レンズクリーナー、取扱説明書。
製品仕様は下記
サイズ | 99.0 X 65.0 X 35.3 mm |
重量(バッテリーを除く) | 146g (5.1oz) |
カラー | ブラック/ホワイト |
種類 | LCD |
誤差 | +/-1メートル |
測定範囲 | 2-800メートル |
倍率 | 6倍 |
計測速度 | 0.15秒(ZST+技術適用) |
バッテリータイプ | C-Type(Li-ion) |
使用時間 | 5000回以上(フル充電基準) |
防水 | IPX4 |
スロープ機能 | ○ |
振動 | ○ |
モード | 標準↔ピンファインダーモード↔スキャン |
本体の白い部分はすべすべしたプラスチック素材で安っぽさは皆無。黒いところはラバー系ですがこちらもすべすべした感じになっています。
質感はかなり高いです。
ちなみに今までのaimシリーズからデザインがだいぶ変わってスポーティさが増しています。個人的にこのデザインはかなり好き。
手に持ってみたときのサイズ感がこちら。
縦と横の幅はとても小さくて手の中にすっぽりと収まります。レーザー距離計の中でも特にコンパクトなサイズです。
グリップするとこんな感じ。
厚みはそこまで薄いという感じはありませんが。まあ全体を見ても特に小さいタイプであることは間違いないです。
重量は150g以下でめちゃくちゃ軽い距離計。
ケースはレザー製でした。高級感があって良いとは思います。
ですが、前々から気になっていたのでこの際言わせてもらいたいんだけど、レーザー距離計のケースにレザー素材を採用する意味があまりわからない。
傷も目立つうえに水にも弱いのでゴルフ向きとは感じないんですよね。
距離計のケースはナイロン系で良いと思いますし、なんなら今までのaimシリーズのケースの方が頑丈で良かったです。
背面がこちら。
蓋の部分はマグネット式です。磁力はまずまず。
まあ、これも便利なのかなと思うんですが最近は各メーカーがこぞって採用するので言っておきたい。
マグネット式は距離計本体の脱落が気になるのでファスナーとゴムひもの組み合わせのほうが安心感があります。
なぜならマグネット式はカートの乗り降りなんかで気づかないうちに蓋の部分が外れてしまう恐れがあるから。
というか実際に何回も落としているし、なんならキャディバッグにぶら下げておいても外れて落ちやすい。
本体上部にはボタンがひとつだけで、これが計測ボタンになっています。
計測ボタンを長押しすることでピンファインダーモードが使えます。
- ピンファインダーモードとは
- ピンを測るシーンなどで、背景に他の物体が重なってしまって計測が難しい場合に活躍します。
最も手前の目標物を優先的に捉えるので、ピンに木が重なっても正確に計測を行うことが可能。
じゃあモード切り替えボタンはどこにいったの?となりますが、緑色に点灯している緑色のLEDの横にあります。
基本的にほぼ触らないので、計測ボタンが上部にひとつだけあるのは押し間違えが減って良い変更。
このLEDは高低差モードのONとOFFがわかるようになっていて、赤色だとOFFを表しています。つまり上の写真は高低差ONの状態。
ディスプレイはゴルフバディのいつもの黒文字表示です。aimシリーズの従来モデルと大きな違いはありません。
あと小数点以下は測れません。
- 画面表示について
- 上記画像の場合だと、高低差補正モードになっているので画面上部の166ヤードが補正後の距離。画面下の164ヤードが直線距離、その横の+2が高低差です。
個人的にも嬉しい進化だったのがaimシリーズで初めて充電タイプになったことです。
電池タイプの方がバッテリーのヘタリを気にしなくて良いという意見もわかりますが、ズボラなぼくは電池の予備を買い忘れている場合が多いのでこのタイプの方が好き。
満充電の状態で約5000回ぐらい計測が行なえます。
ゴルフバディ aim L12レーザー距離計のレビュー
それでは、ここからは実際にラウンドでゴルフバディ aim L12を使ってみてのレビューです。
全価格帯で見ても最高の計測スピードを誇る傑作
兎にも角にもaim L12の計測スピードはマジで速くて凄い!ちなみにメーカー公称値は0.15秒だそう。
最近のレーザー距離計は各メーカーが努力してくれていて、正直言ってもうこれ以上のスピードはいらんやろって所まで改善されています。
ですがaim L12は明らかに速くなっているので、「まだいけるんか!」という驚きしかない。
スマホのカメラぐらいもう進化がわからないレベル感ではあるのですが、速いに越したことはないし、ストレスフリーな計測ができるのは間違いありません。素直に凄いと思う点です。
レーザー距離計の計測スピードは、スマホでいえば遅延がなくてサクサク動くのと同じで使用感にモロに直結します。
ボタンの押し心地が超軽いので快適
めちゃくちゃ地味なんですが、ボタンの押し心地がめちゃくちゃ軽くなっています。
前作までのゴルフバディaimシリーズはボタンが重ためだったので、計測時はグッと押し込む感じが必要でしたが、今作ではそれが全くなくて超絶快適です。
軽いクリック感と、さきほど言ったハイスピード計測が合わさって使用感は素晴らしくよくなりました。
は?ボタンでそんなに変わるか?と思うかもしれませんが、めちゃくちゃ使用感に影響します。
高低差の大きな場所の精度だけ少し不安
今回もプロ仕様率が最も高いブッシュネルPRO X3と比較を行い、計測精度を検証しました。
基本的な精度に大きな問題はありません。ただし、高低差が大きくなる場面では少し誤差を感じるところもあります。個人的には少し気になるけど、それも3ヤード程度なので、そこを許容できるのであれば問題ないかと思います。
では、計測比較を見てもらいましょう。左側がゴルフバディ、右側がブッシュネルです。
直線距離では2ヤードのズレ、高低差補正後は同じ119ヤードで同じです。
直線距離、高低差補正後の両方とも同じ101ヤードです。
直線距離で1ヤードのずれ、補正後は同じです。
この地点は高低差が10%以上あるところですが、こういった高低差の大きなところでは3ヤードほどズレることがありました。
ぼくは正直言うとけっこう気になってしまう。
これぐらいならいけるわ!という感じで許容できるなら問題ないでしょう。
ゴルフバディ aim L12レーザー距離計はこんな人におすすめ
おすすめするのはこんな人
- 爆速で快適に計測できるけど、価格もできるだけ抑えたい方
- コンパクトでスポーティーな距離計を探している方
スピードもそうだしボタンが押しやすくなった。コンパクトなサイズで取り回しもしやすく、全体として驚くほど使用感の良いレーザー距離計です。
3万円以上だったらボイスキャディTL1がかなりおすすめなんですが、価格をなるべく抑えたい(2万円台で選ぶ場合)ならaim L12はとてもおすすめ。
また本体の質感も良いしデザインも刷新されてカッコよくなりました。
コンパクトタイプだとあまりこういったスポーティーなモデルは少ないので、そういったモノを探している方にも良い選択肢になると思います。
ゴルフバディ aim L12レーザー距離計のレーダーチャートとまとめ
スピードの速さは全価格帯で見てもトップの性能です。ボタン周りとか細かくて地味な部分もしっかりと進化をしているし、めちゃくちゃ良いレーザー距離計です。
これで24,900円なんだからコスパの評価も高い!と言いたいところなのだけど、同じくゴルフバディから「GB LASER Lite2」という13000円台の超安い距離計があるのが問題。
しかもGB LASER Lite2は安いだけじゃくて性能が普通に良いからコスパでは劣ってしまいます。ゴルフバディにGBシリーズがなければ9点ぐらいつけてもよかったですかね。
ただ、実際に使い比べてみると使用感はaim L12の方が明らかに上なので、もう1万円プラスしても良いよって方はaim L12のほうが満足度は間違いなく高いのでおすすめ。
おすすめ度:
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