ゴルフ雑記帳のまさです。今回はEENOUR(イーノウ)から発売された2023年モデル「U800 ウルトラミニレーザー距離計」をメーカーより提供して頂き、実際にしばらく使用してみたのでレビューしていきます。
EENOUER(イーノウ)は日本だとまだそこまで有名な距離計メーカーとは言えないと思うんですが、当サイトでは記事執筆時点でEENOURのレーザー距離計は2機種取り上げており、どちらも価格を抑えながらも高性能なことから高く評価しています。
そんなEENOURが、今回は超コンパクトなウルトラミニレーザー距離計を出したということで、かなり楽しみにしていたわけでございます。
同時に2モデル(U800とU1000Pro)が発売され、この記事で取り上げるのは、価格の安い方のU800です。(U1000Proのレビューも後ほどアップします。)
良い点、気になった点を詳しくレビューしていきますが、簡潔にまとめたのが下記
最小サイズでレスポンスも速くて快適に計測ができます。このコンパクトさで2万円以下は驚異的な安さ！コスパはめちゃくちゃ良いので要チェックなレーザー距離計です。
EENOUR U800 ウルトラミニレーザー距離計の外観とサイズ感
パッケージ内容はこちら。U800本体とケース、そして充電用のUSB-Cケーブル、ケースに付けるカラビナ、レンズクリーナー、取扱説明書です。
EENOUER U800の本体はアルミニウム製。
2万円以下のレーザー距離計の中では高級感のある仕上がりで、見た目にチープさは全く感じないどころか、もっと高く見えるぐらいの印象です。
ウルトラミニレーザー距離計というだけあって、本当に手の中にすっぽり収まる大きさ。というよりも、むしろ余る程でめちゃくちゃ小さいです。
ラウンド中、ポケットに入れたままでも全くかさばらないのが最高すぎる。
ゴルフボールを並べて大きさを比較してみるとこんな感じ。
本体重量は約130gで超軽いです。これは現時点において最も軽い距離計と言っても良いでしょう。
130gを切ったらマジでやばいなと思ったけど、これでも十分すぎ。
めちゃくちゃ小さくて軽いので、ぼくの場合はそのままポケットに入れて使うからあれなんですけど、一応付属のケースと一緒に測っても200g以下でした。
これでもブッシュネル本体よりも軽い(笑)
ちなみに付属のケースはよくあるこのタイプです。
ボタンは本体上部に2つだけです。レーザー距離計としては普通で、計測ボタンとモード切り替えボタンです。
ちなみに計測時のディスプレイはこうなっています。6.5倍望遠なので本体サイズは小さいけれど、視認性は普通に良いです。
この場合だと、高低差補正モードになっているので、画面中央部の139.5ヤードが補正後の距離。画面したの136ヤードが直線距離というように見ます。
レンズを除く部分がこれ。ここを回すとピント調整ができます。
この部分の作り込みも緻密で高級感があります。
照射部と受光部はこんな感じです。
接眼レンズの下には充電ポートがあります。
USB-Cでの充電に対応。フル充電で約2万回の測定ができるのですが、充電式だとトップクラスの使用回数です。
一回充電してしまえばしばらくはそのまま使い続けられます。
あと、防水性能はIP54(防水・防塵)です。普通の雨だったらなんの心配もなく安心して使えます。
EENOUR U800 ウルトラミニレーザー距離計のレビュー
それでは、ここからは実際にラウンドでEENOUR U800を使ってみてのレビューです。
圧倒的コンパクトで快適に計測できる。それでいて安いのが凄い
まあとにかく軽いし小さいです。ここに尽きるのですが、ラウンド中もこのコンパクトさのおかげで取り回しが抜群で、常時ポケットに入れていても全く気にせずプレイできます。
距離計においては小さいだけでとんでもなく大きなアドバンテージ。
で、ここまで小さい距離計となると、他にはゴルフバディ laser atomやminimi LTぐらいしかありません。つまりEENOUR U800は現時点で最もコンパクトな距離計のひとつと言っていいでしょう。
小さい距離を求めるならまず間違いなく選択肢に入れておきたいところ。
そして、問題の計測部分はというと非常にレスポンスが良くて快適に計測ができます。メーカー曰く0.06秒の爆速計測だそうですが、それも納得できるほど速いです。
ピンロックモード使用時でも、計測スピードの低下がほぼ見られない辺りに完成度の高さを感じました。
- ピンロックモードとは
- 複数の重なりあった目標物がある場合、測定ボタンを押し続けて左右にスキャンすると、最も近い目標物までの測定距離を表示するモード。
そしてなんと言っても、このサイズ、計測スピードでありながらも2万円以下で買えてしまえるのが強みです。
特にここまで小さい距離計として、ゴルフバディ GB Laser atom、minimi LTをあげていますが、どちらもまだ3万円以上します。
小さいけど安いということなんで、使う前はスピードも遅くて微妙だったらどうしようと思っていましたが大丈夫でした。
精度は概ね良いけど、測り直しは必要な感じ
計測スピードは十分速い、ピンロックモード時のレスポンスも問題ない。では精度の方はどうだろうか？ということでレーザー距離計ではプロ仕様率が最も高いブッシュネルPRO X3を使って計測精度に問題がないかを確認してみました。
結論から言っておくと、精度に関しては問題ありません。ですが、計測毎に若干のズレが出てしまうあたりに、ブッシュネルほどの安定性はないという感じました。
まあ、とんでもない数字が出るわけではなくて、大きくても2ヤード〜3ヤード程度。レーザー距離計の計測ではこの程度のズレは計測ポイントのズレによっては出たりします。
実際、2回〜3回程度の測り直しでブッシュネルとほぼ同じ数値が出ているため、精度に関しては十分と判断しました。
左側がEENOUR U800、右側がブッシュネル PRO X3です。
高低差補正後の距離は0.3ヤードのズレ。
ブッシュネルは小数点以下を表示しないのであれなんですけど、同じ計測距離です。
こちらも0.5ヤードの差。同じです。
0.3ヤードのズレでほぼ同じ。
という感じで数ラウンド使ってブッシュネルとの差を試して見ましたが、ほぼ同じ距離を測れます。
ただ、最初にも言ったように、ブッシュネルだと1発でビタッと測れるシーンでもEENOURだと2回〜3回は測り直すという感じにはなります。
トータルの計測タイムではブッシュネルには劣るものの、価格とサイズを考えれば十分すぎる性能でした。(サイズを小さくしていくほど高精度にするのが難しいと以前どこかで聞いた。)
EENOUR U800 ウルトラミニレーザー距離計はこんな人におすすめ
おすすめするのはこんな人
- とにかくコンパクトで取り回しのしやすいレーザー距離計が良い人
- 低価格帯でも安心して使える距離計を探している人
- 安くても見た目にも妥協したくない人
ほんとに小さいし、コンパクトさでは一番小さい部類です。大きくなるのが嫌で、とにかく小さいレーザー距離計が良いよって方にはおすすめです。
あとは小さくて軽い、それで安いモノを探している方も絶対にチェックしておいてもらいたいです。特に、このコンパクトさで計測スピードの速さなど快適な性能が担保されている距離計は珍しく、2万円以下で買えてしまうのは安すぎます。
しかも見た目も全く安っぽくないので、安いけどあんまり見た目がチープなレーザー距離計は持ちたくないって方にもおすすめ。
EENOUR U800 ウルトラミニレーザー距離計のレーダーチャートとまとめ
圧倒的なコンパクトさで2万円以下は相当な魅力です。
計測スピードや精度などの基本スペックも、当サイトの基準を十分に満たしているためコスパもかなり良いと言えます。
独自機能などの面白いモードとかはありませんが、無駄を省いて低価格化している点を評価します。
サイズ・基本性能・価格、妥協点がほぼなくて完成度はとても高いです。素直におすすめなレーザー距離計です。
おすすめ度：
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