グリーンオンから、有機ELタッチパネル搭載の時計型ゴルフナビ「ザ・ゴルフウォッチA1-Ⅲ(エーワンスリー)」を提供頂いたので、実際にラウンドでテスト使用を行いました。
今作は、有機ELディスプレイの見やすさを推しまくっているゴルフナビですが、グリーンオンでは初のタッチ操作対応したという事だったので、個人的に結構注目していたモデル。
結論から言っておくと、超見やすくて視認性は現状最強レベル!晴天時でも画面を見づらくなるという事が全くないので、見やすさを重視したい方には特におすすめです。あと精度もかなり良いです。
それでは、ザ・ゴルフウォッチA1-Ⅲの外観とサイズ・重量、精度や使い心地について紹介していきます。
メリット | デメリット |
圧倒的なディスプレイの見やすさ | タッチ操作の感度に改良の余地あり |
計測の精度が高い | |
バッテリー持ちが良い |
グリーンオン ザ・ゴルフウォッチA1-Ⅲの外観とサイズ・重量
こちらがザ・ゴルフウォッチA1-Ⅲのパッケージ。
同梱品は本体、専用の充電ケーブル、説明書、保証書となっています。
外形寸法 | Φ47.5×13.4mm |
腕回り | 160~220mm |
重量 | 約60g(バッテリー含) |
ディスプレイ | 1.39インチ有機ELタッチディスプレイ (フルカラー) |
ガラス | Gorilla 3 glass |
電池 | 充電式リチウムイオンバッテリー |
連続使用時間 | 最大10時間(GPSモードで画面表示のオンオフ比が約1:3の場合) |
外部インターフェース | 充電用USBケーブル Bluetooth 5.2 Low Energy |
データ更新方法 | スマートフォンアプリ「GREENON」にBluetooth接続して更新(※iOS/Android両対応) |
防水 | 5気圧防水 |
GPS | GPS(L1C/A)・みちびき(L1C/A)対応 DGPS:みちびき(L1S)・SBAS対応 |
使用温度範囲 | -10℃~+60℃(充電時は0℃~+45℃) |
センサー | 電子コンパス、加速度センサー |
付属品 | 充電用ケーブル、クイックマニュアル、保証書 |
価格は59,480円。
装着した感じがこちら。1.39インチのディスプレイサイズなのですが、結構大きめになります。時計型ゴルフナビは画面サイズが小さくなりがちだから、この大きさは嬉しいですね。
横からみるとこうなっています。厚みはそれほどありません。
重量は64g。時計型ナビの中だと標準〜やや重いぐらいです。
タッチパネル操作が主ではあるものの、本体左にボタンが2つ付いてあります。電源ボタンと戻るボタンです。
充電は専用のケーブルが付属、これでしか充電できません。
グリーンオン ザ・ゴルフウォッチA1-Ⅲのレビュー
グリーンオン ザ・ゴルフウォッチA1-Ⅲの特徴を紹介していきます。
- 有機ELディスプレイになって視認性が超絶アップ
- バッテリー持ちがけっこう良い
- アンジュレーション機能を標準搭載
- タッチ操作に対応
- 計測の誤差も少なくて高精度
有機ELディスプレイになって素晴らしく見やすくなった
今作はなんと言っても有機ELディスプレイになったのがトピックです。
超晴天時でも使ってみましたが、驚くほどくっきりと見えます。これは実際に体験してみるとマジで綺麗だったのでビックリしました。
今まで使ってきたナビの中でも屈指の視認性の良さ。これで見づらいと思う人はほぼいないと思います。
画面サイズが大きいのでコースレイアウトも見やすい。
ちなみに、ハザードまでの距離は別画面で表示されます。せっかくの大画面なのでひとつの画面にハザード距離も出してくれると尚良かったなと思います。
数字も比較的大きめに表示されるし、素晴らしい視認性の良さです。
ユピテルYGN7000と画面を並べてみるとこんな感じ。ザ・ゴルフウォッチA1-Ⅲの方がコントラストも効いていてすごく鮮明です。
室内だと眩しいぐらい。
ちなみに節電モードが初めはONになっているんですけど、OFFにして使ってもバッテリー持ちは問題なかったので、個人的には節電モードOFFにした方が使いやすかったですね。
というのも、節電状態だと画面がすぐに暗転してしまって使いづらかったから。
自動で距離も測ってくれる
地点登録などの面倒な操作をしなくても自動でショットの飛距離を計測できます。
例えば上の写真は、ドライバーを打ってセカンド地点に到着したところ。画面下部に「飛距離263ヤード」と表示されています。
完全に自動だし、登録忘れなどを気にしなくていいのが便利です。また、この機能があると、ショットを大きく曲げた場合でも大体の距離がわかるのでボールを探す時にも役立ちます。
アンジュレーション機能を標準で搭載
アンジュレーション機能も搭載されています。グリーン周辺の勾配情報もわかるので、あまり慣れていないゴルフ場などでは重宝する機能。
グリーン面のアンジュレーションも出ます。実際使ってみると、そこまで正確ではないと感じましたが、こちらも大体のイメージは掴めます。
たまに手前から奥に下っているグリーンがあったりするので、そういう時に特に便利。
ガーミンなどは有料サブスクで使える機能だし、標準搭載でこれだけ使えれば文句はないです。
タッチ操作に対応。だけど感度が微妙
グリーンA1-Ⅲはタッチパネル液晶なので、スマホのようにタッチ操作が可能です。
例えば、コースレイアウト画面で、任意の場所を2回タップすると拡大表示ができるなど、直感的に操作ができます。
真ん中の赤丸を長押しすると、◎になるので、この状態でスライドして動かしたりもできます。
ただ、ここでちょっと気になったのがタッチ感度です。タッチ感度に関しては正直微妙でした。キビキビ動かないので若干ストレス。
特にレイアウト内の好きな場所の距離を見たい時の挙動が悪すぎます。次期モデルではこの部分を改善してもらいたいです。
あと、スコア入力などもすべてタッチ操作です。ここもタッチ感度の微妙さが原因で使い勝手はそれほどよくありません。
とまあ、タッチ操作に対応したのは嬉しいところなのですが、操作性には改善の余地があるなと感じました。
計測精度はとても優秀
当サイトで基準としているユピテルYGN7000との精度比較もおこなました。なぜユピテルかと言うと、現時点で最も精度が良いゴルフナビだと個人的に思っているからです。
先に言っておくと、ザ・ゴルフウォッチA1-Ⅲの精度はとても優秀。
フロントエッジに2ヤードのズレはあるものの、問題なさそう。
300ヤード以上になると大きくズレるゴルフナビが多いけれど、A1-Ⅲはバッチリ。
全体に1ヤードのズレ、問題ありません。
フロントに2ヤードのズレ。
概ね誤差が小さいゴルフナビですが、たまに5ヤードぐらいずれる場合があります。まあ許容範囲ですね。
精度はとても優れているゴルフナビでした。安心して使うことができます。
グリーンオン ザ・ゴルフウォッチA1-Ⅲはこんな人におすすめ
今作はとにかく画面が見やすいのがメリットです。晴れの日に画面が見づらくてイライラするなーと感じていた方にとっては非常におすすめなゴルフナビ。個人的にも歴代で一番見やすいナビだと思っています。
また、1.39インチディスプレイはゴルフウォッチの中では最大級なので、時計型ナビでも画面サイズは大きめなのが欲しいと感じていた方にも最適。
あとは何より精度重視の方です。今作は業界最大面積のGPSアンテナを搭載しているらしく、実際に使ってみても高精度だったので、やっぱり誤差の少ないナビが一番!と思っている方はチェックしておくべきです。
グリーンオン ザ・ゴルフウォッチA1-Ⅲのまとめ
さて、スコア管理は普通に記録できる程度で、ガーミンレベルの統計データを取得することはできないため普通な評価。
新搭載のタッチパネルは反応が少し鈍いため、お世辞にも操作性が良いとは言えない出来です。次期モデルでは改善をお願いしたいですね。
とはいえ、視認性は何度も言っているとおり最高に良いですし、個人的には過去最強に見やすいディスプレイでした。計測精度にも優れ、バッテリー持ちも良いので、時計型ゴルフナビとしての基本性能はとても優秀。
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