どうもまさです
2018年11月に満を持して発売する本間ゴルフTWシリーズの最新作モデルTW747アイアン
スペック的にも前作TW737シリーズからかなり変更点もあり興味深いアイアンとなっていて個人的にもかなり気になっているアイアン達です
TW747のアイアンは現在わかっている情報では全部で3種類発売されるようですが、2018年11月に2機種、2019年2月に1機種発売するとのことです
そこでこの記事では先に発売される2機種「TW747Vx」「TW747P」がどういったモデルで前作からどのように進化したのかについてわかりやすく解説していきます
TW747Vxの概要
ロフト設定から前作TW737Vsの後継機種「TW747Vx」
形状的にはハーフキャビティながらコントロール性能よりも直進性が向上したのと優しくボールを捕まえることができる特徴のモデルに進化しています。また、ロフト設定も前作TW737Vsから引継いでいるため飛距離もかなり期待できます
スペック
ヘッドスペック | ||
番手 | ロフト角 | ライ角 |
3 | 19.0 | 59.0 |
4 | 21.0 | 60.0 |
5 | 24.0 | 60.5 |
6 | 27.0 | 61.0 |
7 | 30.0 | 61.5 |
8 | 34.0 | 62.0 |
9 | 38.0 | 62.5 |
10 | 43.0 | 63.0 |
11 | 49.0 | 63.0 |
発売日
発売日は2018年11月16日の予定です
TW747Vxの特徴
S20C軟鉄鍛造
10グラムのタングステンウェイトをトウ側に配置
ショートネック化
フェースプログレッション少
専用設計のMODUSシャフト
と言った感じの特徴がありますので一つずつわかりやすく紹介していきます
S20C軟鉄鍛造
「S20C」というのは軟鉄ヘッドに使われている炭素鋼の種類のことです。一般的に広く使われているのが「S25C」と呼ばれるもの(軟鉄鍛造で有名な三浦技研などは25Cをメインに使っているようです)
20Cと25Cの違いは炭素鋼のなかの炭素含有量の違いです
25Cは炭素含有量が0.25%。対してTW747Vxで採用されている20Cは炭素含有量が0.2%
炭素鋼はこの炭素含有量が少なくなればなるほど柔らかくなる性質をもっています
TW747Vxに採用されたS20Cはかなり柔らかい鉄で打感にこだわるゴルファーもかなり満足できるでしょう
素材自体が柔らかいと打ったときの打感が柔らかくなるのはもちろん、ライ角やロフト角を調整しやすくなるというメリットがあります
大手メーカーが採用しているので耐久性はあるのでその点は心配なく、安心して使用できます
10グラムのタングステンウェイトをトウ側に配置
トウ側に10グラムのタングステンウェイトを装着することで重心距離が大きくなるように設定されています
ハーフキャビティのコンパクトな見た目ながら直進性に優れているとのこと。最近では他メーカーもトウ側に重りを持ってくるケースが多いので一定の効果が期待できるでしょう
TW737 の時に比べると曲げて攻めるより直線的にターゲットを狙っていくというイメージですね
ショートネック化
ネックの長さを3ミリ短くすることで低重心になっているようです
ストロングロフト(7番で30度)ながら楽にボールが上がるような仕上がりとっています
フェースプログレッション少
フェースプログレッションを少なくすることでややグースネック気味に調整されています
捕まりがよくなり、よりフェースにボールが乗る感覚を味わえます
※フェースプログレッションが多いとストレートネック、いわゆる出っ歯形状に近くなります
専用設計のMODUSシャフト
TW747用に日本シャフトが制作したオリジナルシャフトを標準装着
高打ち出し角になるのが特徴らしく、剛性分布をみてもクセがあまりなさそうな雰囲気
重量的にはMODUS105とほぼ一緒ぐらいでXがやや軽いと行った感じです
TW747Vxのまとめ
アイアンに飛距離・直進性・優しさを求め、更に軟鉄鍛造の吸い付く柔らかい打感を味わいたいという贅沢を味わいたいゴルファーにはうってつけのアイアンと言えます
特にS20Cの軟鉄はエポンなども採用していて打感が本当に柔らかいので注目ポイントですね
打感の良さもアイアンの性能の1つなのでこだわりのある方には嬉しい素材ですね
TW747Pの概要
TW737Pの後継機種が「TW747P」
前作も打感の良さと優しさを兼ね備えていてシリーズ中一番人気のアイアンでしたが、TW747Pは飛距離を更に追求したモデルに仕上がっています
スペック
ヘッドスペック | ||
番手 | ロフト角 | ライ角 |
4 | 19.0 | 60.0 |
5 | 21.5 | 60.5 |
6 | 25.0 | 61.0 |
7 | 28.5 | 61.5 |
8 | 33.0 | 62.0 |
9 | 38.0 | 62.5 |
10 | 43.5 | 63.0 |
11 | 48.0 | 63.0 |
SW | 56.0 | 63.5 |
TW747Pの4つの特徴
ストロングロフト化
ソールに20グラムタングステンウェイト
ポケキャビながらシャープな形状
3Dエンブレムによる打音の向上
というのが大まかな特徴、一つずつみていきましょう
ストロングロフト化
前作TW737Pと比較してロフトが大幅に立っています。これは歴代のTWシリーズでも最大のストロングロフト化(7番で28.5度)
なんでここまでストロングロフト化したのか理由を探したところ、それらしいものがありました
本間ゴルフ契約の笠りつ子プロがずっとTWシリーズのPを愛用していました。そして笠りつ子プロは実はPのヘッドのロフトをかなり立てて使用していたんですね。そのロフトが7番で28.5度
そのほかの番手は若干ロフト設定は違うもののほぼ似たような感じです
あくまで個人的な見解ですがプロを意識してのロフト設定なのではないかと考えています
とにかくここまでロフトが立っていると飛距離性能は間違いなく高いアイアンです
ソールに20グラムのタングステンウェイト
ソールに高比重のタングステンウェイトを20グラムも搭載
見た目以上に低重心化できているらしくストロングロフト化しましたが楽にボールを上げることができるとのこと
ポケキャビながらシャープな形状
ポケットキャビティ形状ながら前作TW737から引き続きトップブレードもボテッとしていなくて非常にシャープな見ためです
見た目にこだわるゴルファーも満足いく顔ではないでしょうか
3Dエンブレムによる打音の向上
バックフェース装着されたものが3Dエンブレム。メーカーが謳うには打音が向上するとありますが、これは実際に試打をしてみないとなんともいえないポイント
TW747シリーズアイアンのまとめ
先に発売される2機種「TW747Vx」「TW747P」は両者とも飛距離を追求したラインナップとなっています
ヘッドの素材や構造を見た感じではかなり良さそうな雰囲気が伝わってくるアイアン
反面、両者とも飛距離を重視しているモデルなのでそこが気になるところ・・・
2019年2月に発売されるTW747Vというモデルは7番で32°という設定なので競技志向やアスリートゴルファーにはこちらの方が受け入れられやすいのでは?と感じます
この当たりの本間ゴルフの戦略はどうなのかといった疑問は残りますが、アイアン自体は非常に気になるモデルです
実際に試打することが出来た際には弾道計測データをしっかりとってレビューしたいと思います
以上、本間ゴルフの新作アイアン「TW747Vx」「TW747P」特徴まとめ。という話題でした