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アメリカなど海外でのレビュー記事などを見て、個人的に以前から気になっていた「Blue Tees Golf」のレーザー距離計が日本のAmazonでも販売されるようになりました。
今回は取扱代理店からSeries 3 Maxというモデルを提供してもらい、実際に2ラウンドでテスト使用を行いましたので、良かった点・気になった点をレビューしていきたいと思います。
Blue Tees Golfは日本には上陸したばかりなのでまだ馴染みがありませんが、2019年にアメリカで誕生したゴルフ距離計・アクセサリーメーカーです。
ゴルフ好きの友人が集結し、もっと安価で高品質なゴルフ用品があったらという想いから立ち上げたそう。
今回取り上げるSeries 3 Maxは自動照度ディスプレイという機能が目玉だと思っていて、これは周囲の明るさに応じてディスプレイ内が赤色から黒色に自動で切り替わるというもの。
暗いところでは赤色表示になり、明るくなると黒色になります。
それでは、Blue Tees Golf Series 3 Maxレーザー距離計を実際にラウンドで使用した感想をもとに、詳しくレビューしていきます。購入の参考にしてもらえれば幸いです。
Blue Tees Golf Series 3 Maxのスペック・外観・サイズ感
本体デザインがこちら。Blue Tees Golfのロゴや配色もクール。あまり他にはない見た目でカッコいいと思います。
今作のスペックが下記。
最大測定距離 | 900ヤード |
倍率 | 7倍 |
実視界 | 7° |
対物レンズ有効径 | 25mm |
アイレリーフ | 16mm |
ひとみ径 | 3.5mm |
レーザータイプ | 波長905nm(不可視光) |
レーザー規格 |
IEC60825-1:Class 1M/Laser Product FDA satandard 21 CFR1020-1050 |
レンズコーティング | FMC |
電池 | CR2-3V 1つ |
測定時間 | 0.5-1秒 |
測定精度 | ±1mまたは0.1% |
総重量 | 235g |
大きさ | 117×41×76mm |
電池残量表示 | あり |
スロープ機能:高低差測定機能 | あり |
磁気ストリップ | あり |
自動照度ディスプレイ | あり |
フラグロック | あり |
スキャンモード | あり |
振動 | あり |
防水構造 | 防水(電池室は生活防水)/防曇 |
振動機能やピンを捉えやすいピンファインダー的な機能もしっかりと備わっています。
最近流行りのマグネットタイプなのでカートの金属フレームやアイアンヘッドにくっ付きます。
内容物がこのような感じです。
電池タイプで稼働するレーザー距離計ですが、珍しいことにはじめから3つの電池が付属しています。
今までは1つだけ付属しているメーカーがほとんどだったけれど、最初から3つも用意してくれているのは非常に好印象です。
手に持った時のサイズ感がこちら。男性の手の平いっぱいに収まる感じです。
グリップした時はこんなイメージです。幅もあるのでお世辞にもコンパクトとは言い難い。
電池を入れた時の重量は約237g。
ブッシュネルなんかと同等の重さです。
本体上部には計測ボタンが2つあります。
モード切り替えボタンと計測ボタンが1つずつです。
覗く部分がこちら。
下の部分が電池室になっているのですが、この蓋のところが相当硬いです。勝手に空いてしまうようなことがなくていいけれど電池交換の時はコイン等を使ってあけるのがおすすめ。
覗くところを回すとピント調整ができます。
レーザー照射口がこちら。至って普通です。
本体の横には高低差モードを切り替えるためのスイッチがあります。
ワンタッチで簡単に切り替えることができるしわかりやすくていい部分。
付属のストラップは革製で高級感があります。
専用ケースがこちら。今回はネイビーの本体カラーを選択したので同一カラーのケースが付属していました。
ストラップ部分はマグネット式。
ファスナー部分は止水ファスナータイプになっていました。雨でも安心。
マニュアルは英語版に加えて日本語版も入っていました。これは嬉しい配慮です。
Blue Tees Golf Series 3 Maxの良かったところ
それではBlue Tees Golf Series 3 Maxを実際に2ラウンドで使ってみて感じた、良かったところを紹介していきます。
自動照度ディスプレイのクオリティが素晴らしくて視認性が最強
目玉のひとつである自動照度ディスプレイは本当によく出来ていて文句なしに良い機能でした。
明るいシーンでは黒色表示になり、暗い感じだと赤色になっていくのですが、周囲環境に応じて最も見やすい色に自動で変化するため、ラウンド中はずっと見やすい状態で快適にプレーできます。
カラー変更をできる機種があったりもしますが、今作は自動で行ってくれているのがポイントです。
計測ごとにスイッチでの切り替えを行うというのは思っているよりもストレスになるものなので、この煩わしさを取り除いてくれている点は評価できます。
文字の大きさや表示される情報の配置など非常に見やすくなっていました。
計測スピードが速くて快適
新しく触るメーカーのレーザー距離計だったので不安に感じていたのが計測のスピードです。
結論を言ってしまうと計測スピードはとても速くて快適でした。ボタンを押してからのレスポンスは非常に良いです。
今作ではゴルフモードの計測ではフラッグロック機能というものが搭載されており、いわゆるピンファインダー機能のように、木などの背景にある物体ではなくピンをロックしてくれるので計測ミスも起こりづらいです。
スピードとピンの認識率はなかなか良い出来栄えだと思います。
マグネットが強力で落下の不安がない
マグネットマウントを搭載しているのだけれど、このマグネットがけっこう強力です。
なかには磁気が弱くて落下の不安を感じる計測器がありますが今作にはその不安はそれほどありません。
カートのフレームにつけた際でも移動で落下することはありませんでした。
とはいえあまり接着箇所が狭いと外れやすいので注意は必要。
Blue Tees Golf Series 3 Maxの気になったところ
ここからはBlue Tees Golf Series 3 Maxの気になった点を紹介します。
けっこうデカい
使ってみても機能面で大きく目立った不満点はありませんでした。
強いてあげればサイズ感です。
アメリカサイズだからなのか日本人が持つにはデカイなと感じてしまいます。まあブッシュネルも同じようにデカイいんですけどね。
男性であれば少々大きいかなぐらいですが、手の小さい女性になると少し辛い可能性も否めません。
妻に使ってもらったら「大きなー」と言っていたのでやはり女性には大きすぎるかも。
とはいえ気になる点といえばこれぐらいで機能性での不満点は特にありませんでした。
Blue Tees Golf Series 3 Maxの精度を検証
さて、肝心の精度はどうなのか?そのあたりをブッシュネル ツアーV5と比較してみました。
結論をいうと、ブッシュネルと比較すると2ヤードほどズレるシーンが時々あります。許容範囲内だと思いますが、ここを許容できるかどうかは個人差もあるでしょう。
直線距離、高低差補正後の距離と両方とも2ヤードのズレでした。
勾配の計算は同じく3%です。
ここは直線距離に3ヤードのズレが生じていますが、高低差補正を加えて距離は112ヤードで同じ。
勾配は2%のズレが発生しました。
こちらも直線距離で2ヤードズレていますが、高低差補正後の距離が58ヤードで同じです。
勾配に3%のズレが出ています。
というように大体2ヤードほどのズレが出たりしますけれど、これ以上の大きな誤差は出ませんので許容範囲内だと思います。
Blue Tees Golf Series 3 Maxはこんな人におすすめ
Blue Tees Golf Series 3 Maxがおすすめなのは以下のような方。
- どんな天候でも見やすいレーザー距離計が欲しい方
- スピード感があって快適に計測ができるものがいい方
- 他の人と同じレーザー距離計で被りたくない方
曇ったり晴れたり様々な条件でラウンドするのがゴルフです。そんな中、いつでも見やすいディスプレイのレーザー距離計がないかなと思っている方には間違いなくおすすめです。
現在のところ最も視認性が良いレーザー距離計のひとつです。
次に計測スピードを重視する方にもおすすめ。応答速度が遅いとけっこうストレスになりますが、今作は安定してスピード感のある計測が可能なので満足できると思います。
最後に他の人と被りたくない方です。
日本上陸したばかりなので所有者は今の所少ないはず。被ってしまうことはあまりないでしょう。
レーザー距離計は同モデルだと入れ違いになってしまったりすることが多いので、そういう事が気になる方には割とおすすめ。
Blue Tees Golf Series 3 Maxの総合評価
自動照度ディスプレイによる視認性の良さは抜群なので見やすさは満点評価です。そして応答速度も優秀だったので計測スピードでも高評価。
ただしサイズ感は大きめで重量もあります。個人的に小さい方がポイントが高い項目なので点数は下がります。大きさがどうでもいいなら気にする必要はありません。
精度はブッシュネルと比べると2ヤードほどズレるシーンが多いなと思ったので7点になりました。誤差の範囲内ではあるものの、当サイトでの基準はブッシュネルですので致し方なし。
そしてコスパです。現在Amazonでの値段が4万円弱でした。
2022年10月時点では円安の影響が凄まじいのでそれも関係していると思いますが、まあまあ良いお値段もするしコスパは特別高くもないと思ったのでこういった評価となりました。
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