EENOUR SW-1000D レーザー距離計をメーカーより提供してもらったので、実際にラウンドテストを行い使用感をチェックしました。
はっきり言って、まだまだ知名度が無いので「どこそれ?」と思うのが自然だと思いますが、リーズナブルな価格でも高性能な距離計を求めている方は要チェックです。
実は以前に、同メーカーのハイエンドレーザー距離計「LR1000PRO」を試していて、これがイメージしていたよりも遥かに完成度が高く驚かされました。
ただしLR1000PROは3万円以上するモデル。クオリティを考えればかなり安いのですが、人によっては高いと感じる可能性もあるでしょう。
そこで今回紹介するSW-1000Dは27,980円ですが、EENOUR楽天市場店だと例えば9,000円クーポンなどの割引があったりするので、実質20,000円弱で購入することができます。
安く買える割にとてもハイクオリティな仕上がりになっており、正直言っておすすめできるモデルでした。
それでは、EENOUR SW-1000Dを実際にラウンドで使用した感想をもとに、良かった点とイマイチだった点を正直にレビューしていきます。購入の参考にしてもらえれば幸いです。
EENOUR SW-1000Dの外観やサイズ感
測定範囲 | 3.2~1000Yd/3~1000m |
測定単位 | Y(ヤード), m(メートル) |
測定可能速度 | 0〜300km/h、±5km/h |
単眼望遠鏡倍率 | 6X±5% |
透過率 | 95% |
実視界 | 7.0°±5% |
対物レンズ有効径 | 23.5mm |
アイレリーフ | 15mm |
射出瞳径 | 4.0±0.5mm |
視度調整範囲 | ±6° |
レーザー規格 | Class 1 |
波長 | 905nm |
電源 | 3.7v/750mAh リチウム電池 |
サイクル数 | 500回 |
使用時間 | 20000回測定(フル充電の場合) |
防水 | IP54 |
動作温度 | -10℃〜50℃ |
充電方法 | Type-C 5V/0.5A |
重量 | 181g |
サイズ | 112×70×40mm |
ブラックとシルバーのカラーリングとシンプルなデザインです。最上位モデルであるLR1000PROとはカラーが異なるだけで基本は同じ。
グリップ部分にはラバー素材が使われているの滑りづらくなっています。
手に乗せてみた場合のサイズ感がこちら。
特に大きすぎる訳でもなく、サイズは至って普通という感じですね。
すべすべした手触りでさわり心地はとても良いです。
本体上部には計測ボタンとモード切り替えボタンがあり、ディスプレイの明るさ調整や計測モードを変更することが可能。
覗く部分がこちら。
レーザー照射口がこんな感じとなっています。
高低差ありかなしは本体側面のスイッチを使います。
右にするとスロープモードからピンモードに変わります。
EENOUR SW-1000DはUSB-Cによる充電式。
フル充電で20,000回使うことができます。これは充電式ではトップクラスです。
防水性(IP54)なので少々の雨でも安心して使えます。
ケースがこちらです。ファインキャディなどと同じタイプでロゴが違うだけですが、頑丈ですし恐らくこれが一番使い勝手が良いと思います。
ジップに加えてマグネットの蓋も付いています。
EENOUR SW-1000Dの良かったところ
それではEENOUR SW-1000Dを実際に使ってみて感じた良かったところを紹介していきます。
OLEDディスプレイ搭載では破格の安さ
EENOUR SW-1000Dは単純な赤文字表示ではなくOLEDです。
まず、この価格でOLEDディスプレイを搭載している点が驚きなのですけど、実際に使ってみても視認性がとても良くて完成度が高かったです。
明るさの調整も可能ですし、天候に合わせて使い分けることも可能です。
上位モデルのLR1000PROはレッドとグリーンの2カラーOLEDだったので、リッチさでは負けてしまいますが、OLEDディスプレイ搭載のレーザー距離計が2万円以下で買えるのは安すぎます(クーポン併用時)。
計測スピードが非常に速くて、安定性も申し分なし
計測スピードは爆速です。メーカーは0.06秒を謳っていますが、嘘ではなくて本当に速いです。
ピンロック機能を使った場合でも速度低下がそれほどないので、終始快適に計測を行うことができます。
まだまだ無名なので安定性について不安をもつ方もいるかもしれませんが、有名メーカーのハイエンド機と比較しても遜色はありません。
マグネット搭載モデルではかなり軽い
マグネット搭載モデルなので、アイアンヘッドやカートの金属フレームに引っ付きます。
最近マグネットタイプが増えてきましたが、重量が重たいモデルが多い中、SW-1000Dは実測183gとかなり軽かったです。ここは良いところですね。
振動機能のオンとオフの切り替えができる
実に地味なポイントですが、振動機能をオフにすることもできます。
この機能を搭載しているレーザー距離計はあまり見かけないので、振動が嫌な方にはメリットになりそう。
EENOUR SW-1000Dの気になったところ
EENOUR SW1000Dは価格のわりに完成度が高いですが、すこし気になった点を紹介します。
マグネットの強度がそこまで強くはない
マグネットが内蔵されているのでアイアンヘッドなどに引っ付きますが、磁力はそこまで強力ではないかなと感じました。
カートの平面の金属部分ではガッチリ付きますが、接地面しだいでは落下してしまいました。
EENOUR SW-1000Dの精度を検証
いつもどおりプロ使用率が高く、精度に定評のあるブッシュネルとの精度比較を行いました。
結論をいうと、精度は全く問題がなくブッシュネルと比較しても遜色ない性能でした。
直線距離、ほ製距離ともに1ヤードのズレがでましたが問題ありません。
こちらも1ヤードずつずれています。
1ヤード弱の誤差。
こちらもほぼ似たような計測結果です。
全体的にはズレても1ヤード以下の誤差という感じで、精度は十分で問題なく使えます。
EENOUR SW-1000Dはこんな人におすすめ
EENOUR SW-1000Dがおすすめなのは以下のような方。
- ブランドにはこだわらず、低価格でも高性能なレーザーを求める方
- 視認性の良いOLEDディスプレイタイプを使いたい方
- マグネット搭載モデルでも軽量タイプが良い方
実際のところレーザー距離計ではまだ無名なのですが、とにかく低価格でも高性能なレーザー距離計を探しているという方におすすめです。
計測スピードも速くて精度も申し分ありません。
あと、リッチなOLEDディスプレイタイプのレーザーを探している方にも、低価格で手に入れられるのはコスパ面で優れているのでおすすめできます。
マグネットの強さはそこまで強力ではありませんでしたが、補助的に使ってみたいと思っている方には軽量なので使い勝手も良いと思います。
EENOUR SW-1000Dの総合評価
EENOUR SW-1000Dの紹介でした。総合評価はこのような感じです。
精度も十分ですし、計測スピードもハイエンド機と同等クラス。基本性能は申し分ありませんでした。
何と言ってもOLEDディスプレイ搭載モデルが2万円前後で買えてしまうというのが驚きです。
というわけですのでコスパは最高クラスと言ってしまっていいでしょう。
個人的には今後注目していきたいブランドですし、今はまだ知名度がそこまでありませんが、かなりおすすめできるモデルです。
さらにリッチな2カラーOLEDディスプレイが良いなら、同メーカーのLR1000PROもおすすめ。
おすすめ度:
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