試打&評価

【試打評価】ブリヂストン 221CBアイアン|抜群の操作性を誇る軟鉄鍛造キャビティ【口コミ・評判】

評価:

今回はブリヂストンゴルフの2022年モデル「221CBアイアン」の試打計測を行いました。計測にはGCQuadを使用しています。

プロからのフィードバックを反映した軟鉄鍛造のハーフキャビティアイアン。発売は2022年9月9日です。

  • 長所:操作性が最高。打感が超ソフト。ヘッド形状が非常に美しい。
  • 短所:スイングに敏感に反応するのでスイングの不安定なアベレージゴルファーには不向き。
  • 結論:ボールを操りたい方や、ソフトな打感と顔の良さを好むゴルファーには最高。

それでは詳しいデータを見ながらブリヂストン 221CBアイアンについてレビューしていきます

計測に使用したクラブのスペック
  • ヘッド:ブリヂストン 221CB
  • 番手:7番
  • ロフト角:32°
  • シャフト:モーダス3 105
  • フレックス:S
  • ボール:タイトリスト プロV1
  • 弾道計測器:GCQuad
弾道計測器はPGAツアープロも多数使用する「GCQuad」です
まさ
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ブリヂストン 221CBアイアンの試打計測データとレビュー

ブリヂストン221CBアイアンの計測データ
平均の計測データ
ヘッドスピード(m/s) 36.5
ボールスピード(m/s) 50.1
打ち出し角度(°) 21.2
打ち出し方向(°) 0.5(右)
バックスピン(rpm) 4622
サイドスピン(rpm) -695(左)
ピーク時の高さ(yd) 32.4
降下角度(°) 47.2
センターからのブレ(yd) -8(左)
キャリー(yd) 160.9
総距離(yd) 174.8

以上が計測データになります。

キャリーは160.9ヤード。ロフト32°の7番アイアンの中では平均よりも飛距離が出るほうです。

プロモデルにしてはロフトも少し立っていますし、飛びにも期待できる軟鉄鍛造アイアンとしては嬉しい選択肢になるかと思います。

次は上がりやすさについてです。

打ち出し角は21.2°でしたが、これは平均的なデータ。降下角度も47°となっていますので難なくグリーンで止めることができます。

高さに関しては至って普通という感じで、特別上がりやすいわけでも上がりにくいわけでもありませんでした。

ただ、今回の計測ではバックスピン量が4600回転前後を推移しました。ロフトよりも少ない結果だったのですが、これは球筋も影響しています。

後述しますが、捕まりが非常に良かったためバックスピンが減っているという状態です。

ブリヂストン221CBアイアンの弾道イメージ

さて、球筋がこちらです。

先程言ったように普通に打った場合は全てドローボールとなりました。ヘッドターンがしやすいため捕まりが良いです。重心距離が短いことが影響している印象です。

サイドスピン量も700回転ほどで、これは最近打った中でも大きい値をマークしました。

捕まればもちろんバックスピン量にも影響が出てきますが、これだけ捕まってこのバックスピン量を維持している点を評価したいかなと思っています。

このアイアンは操作性がすこぶる良いので、フェードや高低の打ち分けもしやすく、スピンを多めに入れて打つなんてことも可能です。

弾道を重ねてみたものがこちら。

サイドスピン量は多いものの、打ち出し方向が安定するので結果的にかなりまとまっています。

ブリヂストン 221CBアイアンはこんな人におすすめ

ブリヂストン 221CBアイアンがおすすめな方は下記

  • 操作性がよく弾道を操りたい方
  • 打感の良さとヘッド形状にこだわる方
  • マッスル並の打感と操作性に飛びも欲しい方

まず操作性がかなり良いです。

普通に打てばヘッドターンがしやすくてドローが自然と打てます。それでいてフェードや高低の打ち分けもしやすいのでボールを操りたい方には特におすすめなアイアンです。

打感は抜群に柔らかくて最高のフィーリング。このあたりは見た目のイメージどおりですが、プロからのフィードバックを反映しているだけはあります。

そして飛距離性能もまあまあ良いので、マッスルバックのような打感と操作性に加えて飛びもちょっと欲しいよなと思っている方にもおすすめです。

ブリヂストン 221CBアイアンのデザインについて

ブリヂストン221CBアイアンのバックフェース

非常にシンプルなデザインのハーフキャビティアイアンです。かなりカッコいい見た目ではないでしょうか。

フェース上部に厚みを持たせています。ブリヂストンではグラビティコントロールというそうです。

高重心にしてスピンが入りやすいように設計しているとのこと。

ブリヂストン221CBアイアンのヘッド形状

ヘッド形状がこちら。いい意味で国産アイアン感がないように感じます。

ヒール側の高さが低めになっていて外ブラのハーフキャビティ系に近い雰囲気です。

絶妙な形状ですごく美しいカタチをしています。個人的にはかなり好き。

トップブレードの厚みはこれぐらいです。

横から見るとこんな感じなのですが、特にプロの意見を反映させているのがソール形状だそうです。

フェース寄りと後方をカットし、ダウンブロー時とフォロー時の抜けをアップさせているとのこと。

そのうえでヒール側は厚みを残すことで当たり感を演出しています。

フェース面がこちら。

打感は最高の一言です。柔らかく吸い付くようなフィーリングで文句のつけようがありません。

ブリヂストン 221CBアイアンの総合評価

ブリヂストン221CBアイアンの評価チャート

打感や操作性などフィーリング面ではほぼ満点に近い評価となりました。

ヘッドの動かしやすさは小ぶりなマッスルバックアイアンに近い感覚なので、弾道を操りたい方には本当におすすめです。

普通に打てばヘッドターンしやすいので捕まりも良いと評価しました。

捕まりが良いぶん飛距離にもある程度期待ができるので、マッスルバックのような操作性や打感の良さに加えて飛びも欲しいよと感じている方は要チェックなアイアンです。

評価:

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
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