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【試打評価】LAGOLF ダスティンジョンソン シグネチャー|USモデルらしさ全開の低スピン中弾道シャフト【口コミ・評判】

【試打評価】LAGOLF ダスティン・ジョンソン シグネチャー14

LAGOLF「ダスティン・ジョンソン シグネチャー(DJモデル)」を購入しましたので、さっそく試打計測を行いました(GCクアッドを使用)

長くフジクラ製のシャフトを使用してきたダスティン・ジョンソンですが、2021年にデシャンボーが愛用することでも有名なLAGOLFの株主となりました。現在はもちろんLAGOLFのシャフトを使用しています

そして今作はダスティン・ジョンソンが監修し、ツアーにも投入しているDJシグネチャーモデル。メーカーの説明によると、滑らかなフィーリングと中弾道でランが期待できるシャフトとのことです

LAGOLFのシャフトはいろいろと試してきていますが、わりとハードなモノが多いので今回は55g台のSをフェアウェイゴルフにて購入しました

参考USモデル専門「フェアウェイゴルフ」は安全?ヘビーユーザーがメリット・デメリットを徹底解説

それでは詳しいデータを見ながらLAGOLF ダスティン・ジョンソン シグネチャーについてレビューしていきます

計測に使用したクラブのスペック

  • ヘッド:テーラーメイド ステルス
  • ロフト角:9.0°
  • シャフト:LAGOLF ダスティン・ジョンソン シグネチャー
  • フレックス:55-4(S相当)
  • 総重量:309g
  • ボール:タイトリスト プロV1x
  • 弾道計測器:GCQuad

弾道計測器はPGAツアープロも多数使用する「GCQuad」です

 

LAGOLF ダスティン・ジョンソン シグネチャー試打計測データ

平均データ

ヘッドスピード(m/s) 46.7
ボールスピード(m/s) 66.2
打ち出し角度(°) 16.6
打ち出し方向(°) -2.1(左)
バックスピン(rpm) 1801
サイドスピン(rpm) -22(左)
ピーク時の高さ(yd) 37.6
降下角度(°) 39.7
センターからのブレ(yd) -11(左)
キャリー(yd) 267.5
総距離(yd) 285.8

以上が計測データです

キャリー267.5.5ヤード、トータル285.8ヤード

バックスピンが2000回転を下回っており、かなりの低スピンシャフトに分類できるかと思います。スピン量はデシャンボーシグネチャー(第一弾)と同等レベル。カスタムシャフトは数多くあれど、その中でもトップクラスに強弾道なデータとなりました

弾道イメージはこちら

上記画像を見てもらうとわかるように、ややドロー系弾道ですが、捕まりはそれほど強くはありません

弾道を重ねたイメージ

弾道を重ねてみたものがこちらです

今回の計測では1球だけフェードボールが出ていますので円は大きくはなっていますが、ばらつく感じはありません

また、最高到達点は37.6ヤードと、ぼくの平均計測データの中ではかなり低い値を示しています。中弾道の中でも低弾道寄りのイメージです

 

LAGOLF ダスティン・ジョンソン シグネチャーはいくら叩いても吹き上がらない

今回は55Sというスペックを選択したにも関わらず、バックスピン量は少なめです。結構叩いていった感覚はありますが、全く吹き上がる気配がありませんでした

ハードすぎるかもしれないという予感を感じたので、65Sを買わなくてよかったと思っているところですが、ヘッドスピードで言えば40m/s中盤であれば50g台で十分ではないかと

50m/sぐらいで振れる方でも60g台でいけるはずです

 

そしてこちら、フェードボールでも1800回転ほどです。持ち玉がフェードで、なおかつスピンが多すぎることに悩んでいるなら非常に強力なカスタムになりそうです

注意点としてはドローだとスピンが減りすぎてしまうかもというところです

こうなってくると組み合わせるヘッドも注意が必要で、ロフトは多めのものと組み合わせたいですね

 

LAGOLF ダスティン・ジョンソン シグネチャーの振動数とフィーリング

振動数計で手元側の硬さを測ってみたところ260cpmでした。そこそこ硬めの数値ではあります

さて、メーカーはしなやかなフィーリングと謳っていますが、今回はスペックをひとつ落としたこともあり、そのイメージは確かに感じられました

あとは、トルクが多めなのも影響していると思いますが、振ってみると振動数のわりにはしなりは感じます。タイミングはとりやすく、しなり自体に大きな癖はありません

さらに、今作のありがたいところはスペックバリエーションが豊富なところです。Rも用意されているので、40m/s中盤ぐらいのスピードが出せるなら問題はないでしょう

先端はとてもしっかりしており、余計な動きをしないタイプです。操作性が良くフェードやドローなど打ち分けもとてもやりやすいです

 

LAGOLF ダスティン・ジョンソン シグネチャーのデザイン

LAGOLFのロゴが大きく入っています。デザインはその他のLAGOLFシャフトと変わりありませんが、異なるのは塗装です

 

今作はLAGOLFとしては珍しいクリア塗装です。全体はネイビーに近いブルー

手元部分が透けていて、中のクロス素材が見えるようにデザインされています。これは高級感がありカッコいいです

 

ロゴ入るほうと反対側には薄っすらとスペックが記載。ちなみに素材の関係上、手元部がやや凸凹していますが、性能には影響はありません

 

構えたときはこんな外観です。こちらはデザインがなにもないので地味ではあります

 

LAGOLF ダスティン・ジョンソン シグネチャーの総合評価

LAGOLFらしく低スピンなシャフトですが、デシャンボーモデルほどのハードさはありません。それでも低スピンになりすぎるほどバックスピンが減らせるので、吹き上がりよる飛距離ロスや、弾道が高すぎて悩んでいる方には最高のシャフトになるはず

基本はやはりパワーヒッター向けのブランドですし今作もそれに該当します。しかし、今作はスペックが豊富なので40m/s台中盤以上のヘッドスピードが出せれば使うことが可能だと思います

価格がやや高めなのがデメリットとは言えますが、ぼくはハッキリ言ってとても気に入っていますし操作性も抜群で非常に高性能です。スピンを抑えて飛距離アップしたい方におすすめです

おすすめ度

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
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