ミズノ「ST-Z 220ドライバー」の試打計測を行いました(GCクアッドを使用)
高初速素材であるベータチタンをフェースに採用しているのが最近のミズノドライバーの強みですが、ST-Z 220でももちろん使用されています。さらに重心距離を短めに設定することで、大型ヘッド特有のヘッドの返りづらさを解消しているのも特徴です
2022年モデルのSTシリーズはZとXの2種類がラインナップされていますが、今回取り上げるのは直進性の高いとされるST-Z 220です
今作は「安定性が向上した」、というのがメーカーが推しているポイントとなっています
それでは詳しいデータを見ながらミズノ ST-Z220ドライバーについてレビューしていきます
- ヘッド:ST-Z220
- ロフト角:9.5°
- シャフト:ツアーAD GM D55(純正カーボン)
- フレックス:S
- ボール:タイトリスト プロV1x
- 弾道計測器:GCQuad
弾道計測器はPGAツアープロも多数使用する「GCQuad」です
ミズノ ST-Z 220ドライバー試打計測データ
ヘッドスピード(m/s) | 46.8 |
ボールスピード(m/s) | 66.9 |
打ち出し角度(°) | 18.4 |
打ち出し方向(°) | -1.3(左) |
バックスピン(rpm) | 2570 |
サイドスピン(rpm) | -36(左) |
ピーク時の高さ(yd) | 48.8 |
降下角度(°) | 47.5 |
センターからのブレ(yd) | -8(左) |
キャリー(yd) | 256.2 |
総距離(yd) | 271.4 |
以上が計測データです
キャリー256.2ヤード、トータル271.4ヤード
今回の計測では思っていたよりも飛距離は出ませんでした、GCクワッドでの計測を行ったデータとしては下から数えた方が早いです。弾道が高すぎたことに加え、バックスピン量もそれほど低スピン化しないことも要因です
18.4°の打ち出し角で、最高到達点は48.8ヤードにもなっています。ぼくの場合は純正シャフトでは上がりすぎるので、弾道を抑えるカスタマイズが必要になってきます
とまあ、飛距離が出る感じは見受けませんでしたが、ST-Z220は安定感が尋常ではありません。曲がらなさがストロングポイントです
弾道はストレートと言って良いでしょう。サイドスピン量は極めて少なく、直進性の高さを売りにしているだけはあります
弾道を重ねてみたものがこちらです
ほとんどブレていません。高さ、球筋、落下地点と集合性の良さが際立っているのがわかります
素直にめちゃくちゃ安定性が高いと感じますし、これほど弾道が揃うドライバーは珍しいです。方向性を良くしたいなら是非とも候補に入れていただきたいです
ミズノ ST-Z 220ドライバーは絶妙な捕まり具合
ST-Z220は捕まり具合が絶妙です。捕まりすぎるわけでもないですし、それでいて右に抜けたり、大きくこすってスライスしてしまうということがありませんでした。これがストレート弾道だ!と言わんばかりの真っ直ぐを連発してくれました
冒頭でも言いましたが、今作は大型ヘッドながら重心距離を短めに設定しているらしいです。これだけ聞くと、ターンしすぎて捕まりが強くなりすぎているのか?と感じますが、実際には緩やかに返ってくれるイメージです
手で余計な操作をすることもなく、自然とスクエアにインパクトできる感覚があり、方向性の良さは最高です
これに飛距離が加われば最強でしたが、そこはカスタマイズ次第ということになりそう
ミズノ ST-Z 220ドライバーは上がりやすいのもメリット
ST-Z220は9.5°でもめちゃくちゃ高弾道でした。純正シャフトとはいえ、他のドライバーも基本は純正シャフトでの試打計測を行っていますから、その中でも一際上がりやすいクラブであると考えています
弾道を上げたいならもってこいですが、このままでは上がりすぎて飛距離ロスの原因になる方もいるでしょう。ぼくはそのパターンでした
なのでカスタムの方向性としては弾道を抑えやすいシャフトがおすすめになります。ベンタスTRなどは低スピン化しやすいので候補のひとつです。TENSEIプロ オレンジ1Kなども良いでしょう。もう少ししなやかさが必要ならスピーダーNXあたりもありです
ミズノ ST-Z 220ドライバーのヘッドについて
最近の国産メーカーはオールブラックのヘッドが多いですが、ST-Z220も同様です。ソールまでカーボンが使用されているのも特徴です
ST-ZとST-Xの2種類がありますが、Zはヘッドの最後部に13gのウェイトを装着し、慣性モーメントを向上させる狙いの構造です
さらにフェースよりにはミズノおなじみの溝(ウェーブテクノロジー)が採用されています。たわみの力で初速をあげるというやつです
カーボンクラウンで、それをアピールするデザインとなっています
ヘッド形状は後方に伸びたカタチです。フェースはかぶって見えませんし、座りもいいです
フェースがわりと見えるので、リアルロフトは多そうです。ボールが上がりやすいのもここが要因だと考えられます
フェース面がこちら。ベータチタンを採用しています。今作はフェース中心部に厚みがあり、周辺を薄肉化する独自の肉厚設計とのこと
ちなみに打感はなかなか良いです。ヘッドのカタチはミズノらしさはありませんが、打感はけっこう改良されている印象です。不快な高音もしませんし、好感が持てる打球感でした
ミズノ ST-Z 220ドライバーの総合評価
飛距離は正直物足りない結果だったので3点。カスタムすれば可能性はありますが、そこまで極端に飛ぶという印象もありませんでした
それよりも安定性が抜群です。メーカー公式でも安定性が向上したと謳っていましたけど、納得できます。曲がりを抑えやすいので、方向性に苦しんでいる方にはおすすめしやすいです。バックスピン量が2000中盤なのも方向性の良さに結びついてはいると言えるでしょう
上がりやすさもあるので、全体でみればとても優しく仕上がっています。一撃の飛距離よりも、ラウンドを通して安定したドライバーショットをしたいと考えている方には持ってこいです。この曲がらなさはやはり魅力的です
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