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【試打評価】TW757UT(ユーティリティ) 全てがハイクオリティ!ベストユーティリティの筆頭【口コミ・評判】

【試打評価】本間 TW757UT(ユーティリティ)15

本間ゴルフのユーティリティ「TW757 UT」の試打計測を行いました(GCクアッドを使用)

2022年モデルとなるTW757シリーズのユーティリティ。ツアー系なのに難しくない、という点をメーカーは強調しています

調整機能のないシンプルなウッド型ユーティリティですが、18度のみはカップフェース構造を採用したりと、飛距離にはこだわりを感じさせてくれるクラブです

それでは詳しいデータを見ながら本間ゴルフナビ TW757 UT(ユーティリティ)についてレビューしていきます

計測に使用したクラブのスペック

  • ヘッド:TW757 UT
  • ロフト角:21°(4番)
  • シャフト:純正 VIZARD TW 50
  • フレックス:S
  • ボール:タイトリスト プロV1x
  • 弾道計測器:GCQuad

弾道計測器はPGAツアープロも多数使用する「GCQuad」です

本間 TW757UT(ユーティリティ)試打計測データ

平均データ

ヘッドスピード(m/s) 41.3
ボールスピード(m/s) 57.7
打ち出し角度(°) 18.1
打ち出し方向(°) 2.3(右)
バックスピン(rpm) 3534
サイドスピン(rpm) -281
ピーク時の高さ(yd) 37.1
降下角度(°) 46.5
センターからのブレ(yd) 0
キャリー(yd) 201.8
総距離(yd) 214.3

以上が計測データです

キャリー201.8ヤード、トータル214.3ヤード

21度のユーティリティとしては中々優秀な飛距離性能です。飛びに関しては文句のつけようがありません

打ち出しもしっかりと付いているのがデータからもわかります。18度の打ち上げ角なのは、21度前後のユーティリティとしては高めです

バックスピン量は同ロフト帯のなかではやや少なめでした

弾道イメージはこちら

弾道はストレートから少しドローぐらいのイメージです。極端に捕まってしまうことはありませんが、捕まらなくて滑ってしまうこともなかったのでちょうどいい良い塩梅です

弾道を重ねたイメージ

弾道を重ねてみたものがこちらです

大きなバラつきもなくてとても安定します。打ち上げ角がしっかりついているので最高到達点も、21°前後のユーティリティとしては37ヤードと特に高いです

TW757UT(ユーティリティ)は優しく上がって飛ばせる

本間のTWシリーズはツアー系のブランドなので、ユーティリティも少し身構えてしまうところがありますが、打ってるとメーカーが言うとおり、かなり優しく仕上がっていると感じます

なにより上がりやすい点と、適度な捕まり具合が秀逸です。非常に低重心で、弾道の高さはここ最近だと特に優秀な数値を記録しております

加えて、上がる割には打球の質も強いのも特徴です。理由はバックスピンが少なめだからですが、そうなると今度はグリーン上で止まるかどうかが不安になってきます

ここに関しても実戦でテストしてみましたが、降下角が46度と角度がついているので問題なく止まってくれました。200ヤード近辺を狙うクラブとしては十分すぎます

そして捕まり加減です。ユーティリティはクラブの特性上つかまりが良いので、同時にひっかけ問題もついてまわりますが、捕まらないようにするとこれまた難しい印象となってしまいます 

TW757UTは捕まるけど、ひっかけが怖くなるほどヘッドが積極的にターンする感じがありません。ラインを出して200ヤード近辺を狙うことができるがメリットです

 

TW757UT(ユーティリティ)のヘッドについて

TW757はシリーズとおしてオールブラックのカラーデザインです。747ではオレンジを使っていましたが、こちらの方がツアー系っぽくてカッコよくて好き

 

ソールにはスリットが入っています。18°だけはカップフェースだそう

 

ヘッド形状はこんな感じです。どことなくTW727UT(松山英樹選手も使用した名器)の雰囲気があります

 

アドレスしてみたときの見え方です。顔は最高でこれ以上言うことはないレベル。文句なしです

ぽんっと置けばまっすぐ向いてくれるので構えやすいです。さすが本間ゴルフといえばヘッドです

強いていえばフェースはシルバーにしてもらいたかったですね。フェースがシルバーのほうがフェース面がよく見える感覚があってボールも上がりやすそうに見えるためです

 

横からがこちら

 

バーチカルスリットフェースと言って、縦溝の偏肉フェースを採用しています。これによって上下の打点ブレに強くなるそうです

距離の誤差も小さいことから効果は出ているように思います

 

ヘッド形状同様、打感は完璧です。吸い付く感じもありながら、しっかりと弾いてくれているので初速も出ます。ここも文句なしでございます

 

TW757UT(ユーティリティ)の総合評価

きれいなヘッド形状と最高の打感、その上で飛距離性能が高くて方向性も良い。非常に完成度が高くて多くのゴルファーにおすすめできるユーティリティです

すでに名器の予感がビンビンするのですが、本間ゴルフのクラブを使用するプロが少ないので注目度はそれほど高くないと思います。でもこれは本当に良いので機会があれば是非とも試してもらいたいクラブです

捕まりは3点としてますが、捕まりすぎず丁度いいということでこの点数です。低重心すぎるからか、スピンは少し入りにくい印象を持ちますが、及第点はあげられるレベルでそこまで問題はないと考えています

TW757DTW757Sのドライバーはやや厳し目に評価しましたが、このユーティリティは素晴らしい出来です。繰り返しになりますが、強くおすすめします

おすすめ度

 

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
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