どうもまさです
グラファイトデザインの2018年最新モデルシャフト、「ツアーAD VR」をじっくり試打をしてみました
プロも実際に実践に投入するなど話題のシャフト。今秋に発売される各メーカーのNEWモデルにも装着されるので性能や特徴について気になっている方も多いと思います
このページでは元ゴルフショップ店員でクラブ修理も行っていたクラフトマンの私が、ツアーAD VRの実際の試打データをもとに、性能と特徴をわかりやすく解説していきます
※このページでは以下について解説しています
ツアーAD VRの試打データ
ツアーAD VRの特徴と評価
ツアーAD VRをおすすめするゴルファー
グラファイトデザイン ツアーAD VRの概要
発売日
シャフト単体での発売日は2018年9月13日の予定です
ツアーAD VRの外観とデザイン
外観のデザインはツアーADではおなじみの縞模様で今作はネイビーが採用されています
さらに光沢感のない艶消しのような感じになっていてシックな雰囲気に仕上がっています
あまり派手なカラーリングが好みでない方でも取り入れやすいのではないでしょうか
スペック
TourAD VR 4 | ||||
フレックス | 重量 | トルク | キックポイント | 長さ(インチ) |
R2 | 46g | 5.7 | 中 | 46 |
R1 | 47g | 5.6 | 中 | 46 |
S | 47g | 5.6 | 中 | 46 |
TourAD VR 5 | ||||
フレックス | 重量 | トルク | キックポイント | 長さ(インチ) |
R2 | 54g | 4.5 | 中 | 46 |
R1 | 56g | 4.5 | 中 | 46 |
S | 57g | 4.5 | 中 | 46 |
X | 60g | 4.5 | 中 | 46 |
TourAD VR 6 | ||||
フレックス | 重量 | トルク | キックポイント | 長さ(インチ) |
SR | 63g | 3.2 | 中 | 46 |
S | 65g | 3.2 | 中 | 46 |
X | 66g | 3.2 | 中 | 46 |
TourAD VR 7 | ||||
フレックス | 重量 | トルク | キックポイント | 長さ(インチ) |
S | 73g | 3.0 | 中 | 46 |
X | 75g | 3.0 | 中 | 46 |
TourAD VR 8 | ||||
フレックス | 重量 | トルク | キックポイント | 長さ(インチ) |
S | 85g | 2.6 | 中 | 46 |
X | 86g | 2.6 | 中 | 46 |
40グラム台のR2からラインナップにあるので幅広いゴルファーがカスタムシャフトを楽しむことができるのもありがたいですね
4のR2はかなり柔らかめのスペック、シニアゴルファーでも十分使える重さになっています
ツアーAD VRの試打レビュー
試打クラブスペック
試打に使用したスペックは以下
試打クラブスペック | |
ヘッド | ブリヂストンTour B XD-3 |
ロフト | 9.5° |
シャフト | TourAD VR 6 |
フレックス | S |
長さ | 45.0インチ |
総重量 | 312g |
バランス | D-2 |
ヘッドにはブリヂストンの2018年最新モデル「Tour B XD-3」を使用
試打測定データ
計測器には正確な計測データを測れる、エンジョイゴルフ&スポーツジャパンさんの次世代弾道解析機「GC2」を使用しています
試打測定データ(5球の平均値) | |
ヘッドスピード | 44.7 |
ボール初速 | 64.6 |
打出角度 | 15.7° |
サイドスピン | 206左 |
バックスピン | 2439 |
キャリー | 247ヤード |
総距離 | 269ヤード |
ヘッドスピードは多くのゴルファーに多いであろう45前後で試打を行いました。高弾道の綺麗なドローボールを打つことができています
ツアーAD VRを試打してみての感想と評価
上述の試打データをご覧いただくわかるとおり、基本的にスライス打ちのぼくが一発目から気持ちよくボールが捕まり高弾道のドローボールが打てました
それでいて方向性も良くて飛距離性能も高いバランスが非常に高いシャフト
しっかり捕まえて飛距離を出していきたいけど方向性は犠牲にできないよっていう欲張りな方に最適です
控えめにいってかなり高性能なシャフト
高弾道のドローボール
方向性もよくコントロール性能も高い
シャフトの挙動
ワッグルしてみてもわかりますが先端側にしなりを感じます
スイングをしてみるとインパクトに向かってヘッドが加速していく感覚がしっかり感じられてボールを強力に弾き飛ばしてくれます
シャフトの先端側に動きがあるので打ち出し角度もつきやすく安定して15°程度の角度で飛び出していきます
挙動的には飛距離重視の弾き系シャフトとはっきり言えますね
手元側がしっかりしているので切り返し時にもたつかずに振り遅れにくくシャフトが寝にくいのも好印象です(シャフトが寝てしまうと振り遅れてのスライスが出たり、それを嫌がって返していくとチーピンがでやすくなります)
先端に動きがあり加速感がしっかり感じれる
振り遅れにくく正しいスイングプレーンに乗りやすい
良かった点
加速感が素晴らしく捕まり性能が高いのでしっかり飛距離を出していける点が特に気に入りました
捕まるってことは引っ掛けやチーピンが怖いよ、という方もいるでしょう。
ところがツアーAD VRは前述したように手元剛性が高くてシャフトが寝にくいのでクラブがオンプレーンになりやすくなります
クラブが立ってオンプレーンになるので下からあおるようなスイングになりにくく結果、チーピンのミスなどは抑制することができます
とはいえ手元剛性を高くしすぎるとシャフト自体を硬く感じて振りにくくなるのですが、適度にトルクを感じて切り返しで間を作りやすくなっている点も振りやすさに繋がっています
捕まりがよく飛距離性能が高い
シャフトが立って降りてくるのでオンプレーンスイングになる
あおり打ちを抑制してくれるのでチーピンや極端な引っ掛けが出にくい
こんなゴルファーにおすすめ
TourAD VRがおすすめのゴルファーは
ボールが捕まらずに飛距離ロスしている
弾道を高くしたい
あおり打ちでチーピンが止まらない
基本的にはフェードヒッターよりもドローヒッターにおすすめしたいシャフト
フェード打ちの方は左出して打っていきたいと思うので捕まってしまって戻ってこないなんてことも起こりえます
ただしスライス打ちの方でも目標よりも右に飛び出す方はシャフトが寝て入ってプッシュアウト気味にスイングしている可能性があります。そういった方にはTourAD VRにするとシャフトが立って入ってくるので打ち出しが安定してくるでしょう