試打&評価

【試打評価】キャロウェイ ローグST MAX Dドライバー|安定ドロー製造機【口コミ・評判】

【試打評価】キャロウェイ ローグST MAX Dドライバー12

今回はキャロウェイローグST MAX Dドライバー」の試打計測を行いました(GCクアッドを使用)

カーボンフェースという話題のテクノロジーを採用したテーラーメイド ステルスシリーズとは対象的に、キャロウェイ ローグSTは既存のテクノロジーをブラッシュアップした形です

特に目新しい技術が使われているわけではありませんが、ローグSTではヘッド最後部にウェイトカートリッジを搭載し、オフセンターヒット時の初速低下や安定性向上を狙っているのが大きな特徴といえるでしょう

ローグSTシリーズでは4種類のラインナップがあるなかで、ローグST MAX Dはドローバイアスを強めに設定しているヘッド。ヒール側にスクリューウェイトを搭載し、ヘッドターンを促進するテクノロジーが搭載されています

【試打評価】キャロウェイ ローグST MAX Dドライバー5

それでは詳しいデータを見ながらキャロウェイ ローグST MAX Dドライバーについてレビューしていきます

計測に使用したクラブのスペック

  • ヘッド:キャロウェイ ローグST MAX
  • ロフト角:9.0°
  • シャフト:VENTUS for Callaway 5
  • フレックス:S
  • ボール:タイトリスト プロV1x
  • 弾道計測器:GCQuad
弾道計測器はPGAツアープロも多数使用する「GCQuad」です
まさ
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キャロウェイ ローグST MAX Dドライバー試打計測データ

【試打評価】キャロウェイ ローグST MAX Dドライバー

平均データ

ヘッドスピード(m/s) 46.5
ボールスピード(m/s) 67.2
打ち出し角度(°) 16.7
打ち出し方向(°) -2.2(左)
バックスピン(rpm) 1975
サイドスピン(rpm) -177(左)
ピーク時の高さ(yd) 40.5
降下角度(°) 42.8
センターからのブレ(yd) -21
キャリー(yd) 269.3
総距離(yd) 283.5
スマッシュファクター 1.44

以上が計測データです

キャリー269.3ヤード、トータル283.5ヤード

兄弟モデルであるローグST MAXドライバー同様、平均キャリー270オーバーは叶いませんでしたが、飛距離は申し分ない結果となりました。比較するとローグST MAX Dの方が1ヤードキャリーが出ていますが、ほぼ変わらないと言っていいでしょう

バックスピン量は思いのほか少なく、1900〜2100回転あたりを推移しており、低スピンな値です。イメージではもう少しスピンが入るかと思っていましたが、強弾道で風の影響も受けづらい弾道でした

ローグSTはシリーズ通して低スピンな傾向にあるのも特徴です

弾道イメージ

【試打評価】キャロウェイ ローグST MAX Dドライバー3

弾道ははっきりとしたドローが打てます。大型ながらヘッドターンをしにくいということもなくて優しく捕まえることが可能

弾道を重ねたイメージ

【試打評価】キャロウェイ ローグST MAX Dドライバー1

それぞれのショットを重ねたものがこちら。弾道のまとまり方はローグST MAXドライバー以上です。右に抜けたりする逆玉が出てしまう不安もありません。打てる弾道がはっきりとしているためコースマネジメントしやすいと感じますね

左右高低のばらつき

【試打評価】キャロウェイ ローグST MAX Dドライバー2

左右高低のバラつきを見ても驚くほど安定しています。ミスヒットにも非常に寛容です

打点ブレにも強いですが、そもそもヘッド挙動がすこぶる安定するのでミートもしやすい点も評価できます。GCクワッドでスマッシュ1.44は割と優秀

キャロウェイ ローグST MAX Dドライバーは右にいく不安がほぼない

先程述べたようにローグST MAX Dドライバーはハッキリとしたドロー系ドライバーです

ローグST MAXもドローバイアス設計ではあるものの、Dの方が右への逆玉が出づらい印象があります

ラウンド時に右方向へのミスを極力減らしたいと考えるならMAX Dを選択するのがおすすめ

もう少しストレートイメージが良いならローグST MAXドライバーを選択すればいいと思います。ただ、どちらもサイドスピン量は思いのほか少ないので曲がりすぎてしまう心配は少ないのも良い

でも2本のは差はそこまでなくて、ほとんど似たような弾道傾向ではあります

キャロウェイ ローグST MAX Dドライバーは打感が柔らかい

【試打評価】キャロウェイ ローグST MAX Dドライバー9

これはもうローグSTシリーズ共通ですけど、打感がめちゃくちゃ柔らかいです

ヘッドは非常に大きく見えるので、打ってみるとそのギャップに驚きます。反対に弾き感が強いタイプが好きな方には少々物足りなさを感じるかもしれません

とはいっても、打感の柔らかいタイプが好きな人が日本には多いので気にいる人が多いと思います

キャロウェイ ローグST MAX Dドライバーのヘッドについて

【試打評価】キャロウェイ ローグST MAX Dドライバー5ロフト9.0°

ローグSTはシリーズ通して既存のテクノロジーを磨き上げたというドライバー。テクノロジー部分で大きく取り上げる部分は特にないというのが正直なところです

 

【試打評価】キャロウェイ ローグST MAX Dドライバー6

ローグST MAX Dドライバーはドローバイアス設計。ドロー系ドライバーではお馴染みで、ヒールにスクリューウェイトが装着されています

 

【試打評価】キャロウェイ ローグST MAXドライバー11

これもお馴染みフラッシュフェース。AIによる機械学習から生み出されたものです。おそらくデータがどんどん貯まっていくから、現状の素材では最高に近い完成度なんじゃないでしょうか。たぶん

 

【試打評価】キャロウェイ ローグST MAX Dドライバー7

ローグSTの目玉はヘッド後方のウェイト。これによって慣性モーメントを上げてミスに強くするというものです。実際打点ブレには驚くほど強いので効果がでていると実感できます。単純だけど効果てきめんですごい

 

【試打評価】キャロウェイ ローグST MAXドライバー12

2021年エピックシリーズでも採用されたAIフレームも搭載

 

【試打評価】キャロウェイ ローグST MAX Dドライバー11

今作からマットブラックのクラウンになりました。まぶしくないし個人的にはカッコいいと思っています

 

【試打評価】キャロウェイ ローグST MAX Dドライバー8

後方に伸びた大型ヘッドです。ローグST MAXドライバーとの違いはほとんど感じません。よほど神経質になって見比べないとおそらく判別不可能なのではないでしょうか

フェースアングルは開いてもいないし、変にかぶってもいないので構えやすく安心感があります

 

【試打評価】キャロウェイ ローグST MAX Dドライバー10

フェースはこんな感じです。最近のキャロウェイドライバーと対して変わりありません

キャロウェイ ローグST MAXドライバーの総合評価

【試打評価】キャロウェイ ローグST MAX Dドライバー13

飛びは間違いなくトップクラスです。平均では難しかったですが、単発ではキャリー270オーバーも記録しているので文句のつけようがありません

しかも安定もするのでヘッドがデカすぎるぐらいしかデメリットを感じません。優秀

ただ、正直いうと兄弟モデルのローグST MAXドライバーとの差はほとんどないと感じています。どちらを選んでも良いんじゃない?と思えるぐらい飛びも弾道も似ていて、バリエーションをここまで増やしたわりにはハッキリとした違いが出ていないのは残念

まあ、ラウンドになるとどうしても右へのミスが出やすいと感じているなら迷わずローグST MAX Dドライバーがおすすめ。逆玉が出づらいのでドライバーでペナルティを食らうリスクを減らすことができると思います。とはいえローグST MAXでもどっちでも良いです。ソールのデザインで決めればいいです

注意点はローグSTシリーズは低スピン傾向にあるというところ。ロフトは多めにすることも検討してみてください

おすすめ度

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参考USモデル専門「フェアウェイゴルフ」は安全?ヘビーユーザーがメリット・デメリットを徹底解説

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まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
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