ゴルフ距離計

ムジーク ターフライダー プロスロープ(2022)評価レビュー|低価格だけど性能もそれなり【口コミ】

【レビュー】ムジーク ターフライダー プロスロープ15

ゴルフクラブからグッズまで幅広く展開するムジークから発売された最新レーザー距離計「ムジーク ターフライダー プロスロープ」。今回もいつもの如く自腹購入して使ってみました

前作はなんでも発売から即完売したらしく、界隈でも評判の良いレーザー距離計だったこともあってかなり気になっていました。今作はプロスロープというモデル名からもわかるとおり高低差機能を搭載し、オフすることで競技ゴルファーも使うことができる仕様へと変更されています

あとは価格が安くてケースなしだと19,800円、ケース付きで22,000円とコスパもまあまあ良いというのが一般的な評価。ちなみに楽天だとケース付きでも2万円以下とかもあったりする。ぼくはミスってケースなしを買ってしまって後悔しています(泣)

【レビュー】ムジーク ターフライダー プロスロープ5

実際に使用してみたところ、ピンフラッグスキャン機能(いわゆるピンファインダー)での計測スピードが物足りないと感じたのが率直な感想です

まあ低価格帯なので許せるところではあるけれど、同価格帯でももっと高速で計測ができるレーザー距離計があるので個人的にこれは選びません

あとサイズもまあまあ大きいです。外観もややチープさがあります。トータルでみるとお値段相応という内容です。コスパ最高!という印象はありませんでした

まさ
まさ
まさです。ツイッターYoutubeインスタグラムもやってます。フォローよろしくお願いします

ムジーク ターフライダー プロスロープのスペック

【レビュー】ムジーク ターフライダー プロスロープ10
サイズ 40×114×73mm
重量 193g(電池含まず)
ディスプレイ LCD/半透過型液晶
誤差 +/- 0.5m以内
測定範囲 600m
倍率 6倍/23mm
電源 CR2リチウム乾電池1個
アイレリーフ/ひとみ径 16mm/3.7mm
高低差 対応/切替可能
防水
バイブレーション 搭載

スペックは以上です。防水は効いているみたいですが、規格は公表されていないのでどの程度まで耐えられるかは不明です

 

【レビュー】ムジーク ターフライダー プロスロープ14

重量は実測で194.9g。しっかりと重さはあります

 

【レビュー】ムジーク ターフライダー プロスロープ11

電池はどこから入れるのかな?と思っていたら本体横をスライドさせると蓋が開きました。これは斬新で面白い構造

 

【レビュー】ムジーク ターフライダー プロスロープ12

反対のモデル名が記載されているほうは高低差モードのONとOFFを切り替えるスイッチがあります

 

【レビュー】ムジーク ターフライダー プロスロープ13

電池室と同様にスライド式になっています。ワンタッチで高低差モードの切り替えができるのは楽です。これは良い構造ですね

 

ムジークターフライダー プロスロープ

ディスプレイ内はこんな感じ。比較的明るめです。高解像度HDレンズとのことですが視認性は良好でございます

ムジーク ターフライダー プロスロープは画面上部が直線距離。下が高低差補正距離です

ムジーク ターフライダー プロスロープはそこそこ大きい

【レビュー】ムジーク ターフライダー プロスロープ8

どこかでコンパクトサイズと言われていたけれど、決してコンパクトとは言えないサイズ感。むしろそこそこ大きいです

 

【レビュー】ムジーク ターフライダー プロスロープ7

厚みもそこそこあります。ポケットに入れて使うにはキツいぐらいです。カートに投げておくとかでなければケースは必須でしょう

 

【レビュー】ムジーク ターフライダー プロスロープ9

レーザー距離計の中では最大級のサイズであるブッシュネルPRO XEと並べるとコンパクト。こうみるとPRO XEはマジでデカイ!このレベルと比較するとコンパクトと言えます

ムジーク ターフライダー プロスロープの計測スピードは速くない

【レビュー】ムジーク ターフライダー プロスロープ6

ムジーク ターフライダー プロスロープの通常計測は速いけど、通常計測が遅いレーザー距離計は今の時代もう存在しないからいってみれば普通

肝心なのはピンファインダーのスピードです。ムジークではピンフラッグスキャン機能という機能名で搭載されています

ピンファインダーとは:最も手前側の目標物を優先的に計測してくれるサポート機能。ピンなどの細いターゲットを計測する際、背景の目標物を誤計測することなく正確かつ簡単に狙ったターゲットまでの距離を測ることができます

ムジークも最近では主流となってきた、計測ボタンの長押しでピンファインダー機能が使えるようにしている点は評価できます

そこそこ期待はしていたのですが、実際にラウンドでテスト使用してみるとピンファインダー時のスピードは速くないです。まあ特別遅いわけでもないのですがややストレスを感じる使用感でした

ムジーク ターフライダー プロスロープの精度を検証

ラウンドでの精度検証も行いました。比較にはブッシュネル ツアーV5シフトジョルトを使用。今まで何度も計測精度に関して検証を行ってきましたが、ブッシュネルの精度は間違いないのでこれを基準としています

両者ともに画面上が直線距離、画面下が補正距離です
【レビュー】ムジーク ターフライダー プロスロープ
  直線距離 高低差補正後 勾配
ムジーク 103.1 108.7 3%
ブッシュネル 106 108 3%

 

【レビュー】ムジーク ターフライダー プロスロープ1
  直線距離 高低差補正後 勾配
ムジーク 128.0 128.0 0%
ブッシュネル 128 127 -1%

 

【レビュー】ムジーク ターフライダー プロスロープ2
  直線距離 高低差補正後 勾配
ムジーク 125.9 121.5 -2%
ブッシュネル 126 121 -5%

 

【レビュー】ムジーク ターフライダー プロスロープ3
  直線距離 高低差補正後 勾配
ムジーク 168.0 156.6 -4%
ブッシュネル 169 156 -8%

 

【レビュー】ムジーク ターフライダー プロスロープ4
  直線距離 高低差補正後 勾配
ムジーク 190.3 177.4 -4%
ブッシュネル 192 177 -7%

以上、計測比較を行った結果ですが、計測距離に関してはまあまあ良い感じです

ところどころで直線距離に2ヤードから3ヤードぐらいのズレが出てくるところが少し気になりました。高低差を補正したらほぼ一緒になるんですが、ここはメーカーによって補正のアルゴリズムが違うのでしょうがないところです

あと、150ヤード以上になると勾配の値が大きくずれるのでどうなってるんだろうというのが気になりますよね

結論、一般的には全く問題ない精度レベル。競技ゴルファーが使うならやはりブッシュネルの方が信頼性は高い印象です

ムジーク ターフライダー プロスロープはケース付きと無しがあるので注意

【レビュー】ムジーク ターフライダー プロスロープ10

ケースなしとケース付きの2パターンでの販売がされています。ぼくは全く気にせず購入して届いてからケースなし版を買ったことに気づいたので、一応注意してください

ただ、選択できるしてくれているのは嬉しい配慮です。別でケースを準備している人にとっては2000円ほど安くなるのはありがたい

ムジーク ターフライダー プロスロープの総合評価

【レビュー】ムジーク ターフライダー プロスロープ16

正直なところで言うと「値段なり」という評価です。2万円ほどで購入できるし、下手な中華メーカーの激安レーザー距離計を買うよりは当然ですが圧倒的におすすめです

ただし、現在の距離計市場では2万円前後でさらにハイレベルなモデルが多数発売されているから厳しいところ

ムジーク ターフライダー プロスロープの計測スピードの物足りなさや精度面での若干の違和感などがやや評価を下げる要因となりました

コスパ最高です!というレーザー距離計ではないと感じました。繰り返しになりますがお値段なり

個人的にはファインキャディ(J300J1000)やゴルフバディ(aim L11atom)の距離計がおすすめです

おすすめ度

合わせて読みたい

関連レーザー距離計おすすめ人気ランキング(ゴルフ用)|価格別に分けて紹介【コスパ+口コミ&評判+選び方】

関連ファインキャディJ300レーザー距離計 評価レビュー|使用感は神の領域に進化

関連「ゴルフバディaim L11」レーザー距離計評価レビュー【口コミ】前作から使用感が格段に向上

関連【レビュー】ゴルフバディGB LASER atom|ミニミを超えた超小型レーザー距離計【口コミ・評価】

関連【レビュー】ファインキャディJ1000|OLEDディスプレイ搭載レーザー距離計では驚きのコスパ

関連【名器試打評価】ムジーク オンザスクリュー DFフェアウェイウッド|最強の棒球で1番手上の飛び【口コミ・評判】

ABOUT ME
まさ
ゴルフメーカーとゴルフショップで合計15年間働いた経験を元にゴルフに関するギア(クラブや計測器など)をわかりやすく紹介しています。ベストスコアは69 ショップ勤務時代に、クラフトマンとして修理・カスタマイズ技術を習得。現在もクラブ修理全般こなすクラブマニア。 Twitter、インスタグラム、Youtubeと各種SNSも運営していますので、フォローよろしくお願いします。 プロフィールはこちら
一緒に読まれている記事