ブリヂストンゴルフの2021年モデル「B1ドライバー」「B2ドライバー」。この2本の試打計測を行いました
今回もいつもどおりGCQuadでのデータ計測を行いました。GCQuadのアプリやPCソフトが複数あるなか、どれを使おうかと迷いに迷っていますが、今回はFSXPROというソフトを使っていきます
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結論:B1ドライバーは最強の飛距離!B2は上がりすぎか
今作は完全に当たりと言えるほどの高性能ぶりでした。特にB1ドライバーは飛距離性能が抜群で、上記画像を見てもらえればわかるとおりGCQuad計測でキャリー275ヤードが出ました。平均値でも267ヤードのキャリー
ボールスピードの速さに加え、スピン量のバランスも良いです。飛びに関しては最高としか言えません
反対にB2はぼくが打った感じでは上がりすぎてしまって飛距離がそれほど伸びませんでした。平均でキャリーが255ヤードです。高弾道化したい方にはもってこいなほど上がるドライバーでした
ブリヂストンB1&B2ドライバーの試打計測データ
データ計測にはGCQuad、そしてコースボールを使用しています
- ヘッド:B1・B2ドライバー
- ロフト:9.5°
- シャフト:ツアーAD BS6
- フレックス:S
B1とB2のそれぞれの計測データが下記
B1 | B2 | |
ヘッドスピード(m/s) | 46.2 | 45.9 |
ボールスピード(m/s) | 68.5 | 65.4 |
打ち出し角(°) | 14.8 | 17.5 |
打ち出し方向(°) | 1.6 | -3 |
バックスピン(rpm) | 2598.2 | 2622.2 |
サイドスピン(rpm) | -189.7 | -62 |
ピーク時の高さ(yd) | 39.8 | 43.6 |
降下角度(°) | 41.7 | 44.6 |
センターからのブレ(yd) | -4 | -16 |
キャリー(yd) | 267.7 | 255 |
総距離(yd) | 284.8 | 265.9 |
ブリヂストンB1&B2ドライバー評価レビュー
B1ドライバーの飛距離はマジで凄い
B1ドライバーの飛距離は最高レベルです。満点の5点を超えて6点とか7点をつけてあげたいほどです
最長飛距離は上記画像にあるとおり、キャリーで275ヤード。ボールスピードは68.7m/s出ているうえに、バックスピン量は2347回転と適量です。素晴らしすぎます
これに加え、270ヤードオーバーはもう一発計測されていて、平均キャリーは267ヤード。これ以上ない結果でございます。飛距離を伸ばしたいと考えているならB1ドライバーは選択肢の一つに是非とも加えてもらいたいです
対してB2はB1ほどは飛びませんでした。平均キャリーが255ヤード。及第点は着けられますが、B1が飛びすぎているからどうしても見劣りしてしまう印象はあります
260ヤードを超えなかった要因は高さが出過ぎたからです。バックスピン量は平均で2600回転程度なので、特別多いわけではありません。逆に言えば、打ち出しが17°でこれだけ高く上がった状態でここまで飛んでいるからポテンシャルはあります
ドライバーショットの弾道が低いことに悩んでいるならB2を選択する方がいいでしょう
上がりやすさと安定性で選ぶならB2ドライバー
繰り返しにはなりますが、B2はとても高弾道なドライバーです。ですから打球の低さに悩んでいるなら選択肢に加えてもらいたい1本
さらに打球のまとまり方もB2は優秀です。左方向へ集まっていますが、バラつきがとても少ないです
安定度ではB2が上です。全メーカーで見ても安定性は優秀な方
対してこちらはB1です。B2に比べると左右のバラつきが大きくなっているのがわかります
どちらも捕まりやすい
捕まり具合は両者とも似たような傾向。前作よりも捕まり良くなった印象があります
まずはB1ですが、やや右目に打ち出されたフック系の打球が多くなりました
対してB2は打ち出しから左方向
B2の方が明らかなフックフェースだったこともあって左に出ます。ただしフェースアングル調整して貰えれば問題ないと思います
B1は捕まりが抑えめみたいなイメージでしたけど、実際打って見るとしっかりと捕まりました。とはいえ嫌な捕まり方はしません。捕まりを抑える方向に少しカスタムすれば実戦でも問題なく使えるでしょう。ウェイト調整ができるのもデカい
そう考えるとB2はフェースアングルで打ち出しを調整するぐらいしかできないから、ぼくの中ではB1の方がおすすめ度は高いです
打感は凄く良い
打感は普通に良いです。このあたりはさすがのBSなんですけど、コンポジットヘッドでも 全く違和感がありません
ここに不満が出る人の方が少ないはず
ブリヂストンB1&B2ドライバーのヘッドについて
B一新とは言っているけれど、基本的には前作と大きく違わないように思います。ただし結果がめちゃくちゃ良くなっているから、この部分はそこまで重要ではないと言える
まあ、結局どこが変わったんだろう?というぐらいに前作に似ていますが、ちょっとだけ変更点があります
サスペンションコアが新しくなった
まずはフェースを裏から支えるサスペンションコアが微妙に進化。衝撃吸収のためのポリマーを内部に入れて、さらにサスペンションコア自体の素材をアルミからチタンに変更しています
そしてフェース全体の薄肉化によって、重量を7%軽量化
ウェイト調整機能の有無
B1にはウェイト調整機能がありますが、B2には非搭載
B2は完全にドローバイアス設計で捕まり重視のヘッドです
B1はウェイトポジションを5段階に調整できるので自由度が高いです
ミーリングフェース
ブリヂストン独自のパワーミーリングフェースを今作でも搭載。オフセンターヒット時のスピン量を抑える効果があるらしいですね
カーボンコンポジットヘッドだけど、少し仕上げが雑
カーボンクラウンを採用。ここだけ見ればテー◯ーメイドに凄く似てい・・・・・
もう少しオリジナリティが欲しかったと感じるけれど、ある意味見慣れたデザインです
ひとまず言いたいのは、クラウンのカーボンのつなぎ目が雑じゃなかろうか。という点
写真でもわかるぐらいに、つなぎ目が白く光っています。接着剤だろうけど、表面に出てきていてアドレス時でも少し気になりました。性能的にはまったく問題ないですけどね
細かいところだけど、どうにかしてもらいたい部分でした
B1はスクエアフェース、B2は結構フック
B1のフェースアングルはストレート気味ですが、少し被っているようにも見えます
B2の方は完全にフックフェース。メーカー公式ではスクエアと書いていたけど、ぼくの目がおかしくなければこれはフックだと思う
B1とB2のヘッド形状はこんな感じです
B1の方が洋梨形状
B2は今どきの大型ヘッドというシルエットです
まとめ
B1ドライバーは最強クラスのドライバーです。打感も良いですし、ブリヂストンのドライバーが一気にトップレベルにやってきました。普通におすすめです
B2はぼくには上がりすぎが飛距離ロスする原因になりましたけれど、ポテンシャルは高いです。弾道を高くして飛距離を伸ばしたいと考えているなら良い選択肢です
おすすめ度:
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